書籍之海 漂流記

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傅剛 『魏晋南北朝詩歌史論』―百度百科

2017年06月16日 | 人文科学
 原題:傅刚『魏晋南北朝诗歌史论』

 該書を大学図書館相互貸借サービスで他大学から借りて読んだ(吉林教育出版社 1995年2月)。「总序」(张松如)の「中国封建社会の文学は云々」でもう駄目だと思ったが、本文を読んでもっとだめだと思ったのは、文体論あるいは作品評価の土台になる審美観が、当時(すなわち史料に書かれているところ)の、また筆者個人の、主観的なそれで、読者を論理的に説得できる客観的な標準や、万人を納得させかつまた容れられやすいであろう定量分析的な発想と方法論とがそこにはまったく示されていないことだった。まさに情意文の集まりである。
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