書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

中島楽章 『徽州商人と明清中国』

2017年02月12日 | 東洋史
 私は彼らについては彼らが残した古建築と出身地の村落プランやその在る地理的人文的環境、人々のそこでの生活といった、個別具体的な方面(世界歴史遺産関連の翻訳の仕事で)から接点を持ったので、与件の抽象的な理論の枠組から彼らの存在をさらに記号化機能化して捉える(私には思えた)研究方法になじめなかったのだが、この本は具体的な事象から抽象化するという、私の学問のやりかたと同じ行き方をとっているので、非常にわかりやすい。

(山川出版社 2009年11月)
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