いつのまにか年末…

すっかりごぶさたしてしまいました。カゼをひいてしまったり（やはり年をとると治りが遅くなるものですね）、雑用にまぎれて一か月ぶりの更新になってしまいました。朝の空気は冬のきりりとした冷たさが張りついて、鴨川を泳ぐ水鳥が船の軌跡のようにさざ波を立てている姿も寒々として見えます。12月に入って韓国でも冬の寒さ以上に、景気の冷え込みが伝えられています。現在のウォン安が必ずしも輸出の好調にはつながらないようで、すでに11月には「純債務国」になってしまったという声が聞かれました。そんな中で日本人の旅行だけはずいぶん盛んで、買い物客が明洞にあふれているそうです。6日にその明洞で、氷点下の中開かれた「キャンドルデモ」（まだ続いています！）では「サンタクロースさん！職をプレゼントしてください」という悲痛なプラカードが目についたとか。クリスマスといえば、12月からはあちこちでクリスマスツリーや飾りが設置されていますが、ロッテホテル前や鐘閣、永豊文庫前などには幻想的な電飾の森が出現して皆の目を楽しませてくれています。中区にある中小企業銀行の大型ツリーには「がんばれ！中小企業」という文字が浮かび上がって、ここでも厳しい不景気寒波をひしひしと感じさせます。冬の寒さをしのぐ庶民の楽しみは、駅前にある屋台で味わうアツアツおでん。肩を寄せ合ってもくもくと湯気の立つ屋台に集まるサラリーマンたちの姿は、いずこも同じ冬の夕暮れというところでしょうか。今夜は立ち飲み酒屋で、一杯やりましょうか！