ソウルの空の下

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ソウル歴史博物館

2017-06-01 09:56:09 | 日記

ソウル・光化門広場から近いところに「ソウル歴史博物館」があります。名前のようにソウルの歴史に関連した展示を行っていますが、今は1950-60年代のソウル市内の様子を撮影した韓栄洙(1933-1999)さんの写真展と、南大門市場の歴史や現在を実物の展示や写真、動画、文書などで紹介する展示を行っています。どちらも無料で見られます。若者がケースに入ったものを売っているのは洋モク、外国タバコですね。珍しかった時代のことです。明洞の化粧品店、ブティックの前でどこかに電話している女性。電話もどこの家にもあるものではなかったし、服装も当時の最先端ファッションという感じです。同じく明洞をパラソルをさして歩く女性。やはり明洞は銀座通りという雰囲気だったんでしょう。ソウル中心部の通りで、荷車、乗用車、市電、バスが一直線に並ぶという面白い構図の写真。これらの華やかな姿と対照的なのが、山の中腹に密集する貧しい人の家。朝鮮戦争の結果家を失ったり、北から逃れて来た人たちが急造のバラックで雨露をしのいだりした住居が集まっていたと言われます。南大門市場のコーナーには、日本語のポスターも展示してありました。「香水オリジナル」という写真は1928年に東亜日報に載せられた新聞広告のようですが、下のタイトルには「タバコ香水」と書いてあります。これはタバコの香りのする香水ということなんでしょうか?森永ミルクとか、どれも植民地時代のものですね…。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿