貞観法 和らぎ通信

和らぎ体操研究会のニュースなどを中心にして記して行きます。

お祓い(廻ると言う事 8)

2011-03-04 09:15:40 | 廻るという事
ハタキと同じ形状をした「御幣」。

身に溜まってしまった罪や穢れを取り除く働きをするのだということからすれば、ハタキと同じ形をしていることには大いに得心が出来ることだが、ハタキとの違いが在るとすれば、その使い方にあるのではと思う。

掃除に使われる際のハタキの使われ方は、主に叩かれ(たたかれ・はたかれ)るといった上下運動をして使われるのに対して、「御幣」は、ここで問題にしているように左右に幾分と弧を描くようにして双円を作るような軌跡運動をして使われている。
(この動きの順序が茅の輪の輪越しの行い方と同じであることに気がついた)

幣の振り方については、どこの神社に出かけても気にかけてその所作に注意を向けるようして来たつもりだが、正直なところ、見た目で言ったら、これを振る神職の方によっての微妙な違いがあって、直線的に左右に振る方もあって、正確に「茅の輪」の輪越しの仕方と同じようにして無限大のマークのようにして振るっているとは言えないかも知れないが、どうも横伸びした∞形にサッサッサッと調子を付けてら振るうのが本来ではないかと、門外漢の私は勝手にそう解釈している。

you tubeでの画像
http://www.youtube.com/watch?v=KBl45YI88BQ(詳しい方があったら是非にも、その所作について正式な振り方についてご教示頂きたい)

仏式での高貴な人や像に対してこれを巡る様式が「右周り(右遶)」であるのだとすると、これに対して、茅の輪の輪越しの仕方・あるいは御幣による祓いなど神式の様式は、左・右・左と振る(周る)様子を円運動として捉えれば左回り(左遶)が2回。右回り(右遶)が1回行われているということになる。
(御幣の振り方、輪越しの仕方の他にも幾つか目に留まっているものも在るが、これは機会があったら、また、別の折にでも触れようかと思う)

輪越しの仕方。大宮氷川神社でのもの
http://www.youtube.com/watch?v=CeR0udg5Avw(私の若い日の茅の輪くぐりに2・3回氷川様を参った時の記憶では、確か単にこれを跨いで通り抜けただけであったように思う)

つづく

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