Garden and Classroom   ~バラと生徒と~

GICLいたがき教室指導者のブログです。

「嫌われる勇気」と教育

2017年02月22日 | Classroom
先日のブログでも書いたが、今、「嫌われる勇気」というドラマを見ている。

ミステリーファンの私からすると、「ミステリー」としての質はそれほどでもないが、アドラー心理学と絡ませてあるので、ちょっと目新しい感じで、娘と共によく見ている。

アドラーは、フロイト、ユングと並ぶ心理学三大巨匠のひとりで、これまで日本では無名に近かったが、欧米での人気は抜群で、多くの自己啓発書の源流ともなっている。

本では、アドラー心理学の第一人者である岸見一郎氏がライターの古賀史健氏とタッグを組み、哲学者と青年の対話を篇形式で彼の思想を解き明かしていくスタイルで書かれているので、文章も簡単で、ひじょーに読みやすい。

それで、ある日曜の午後、娘に借りて、半日で読み終えた。

ははははは・・・。
(^_^;)

書かれていることはどれもすでに理解していることがほとんどだったので、「目からウロコ」的なものはそうなかったが、これが欧米で人気があるのがよくわかった。

「あー、そう言えば、欧米の人たちはこんな感じだなー」と。
(^_^;)

この本の中で、保護者の方にぜひ知ってもらいたいのが「課題の分離」。

本書では「親と子」の関係に限らずに書かれているが、「親と子」や「教育」を例に挙げて言うと、「勉強をする」というのは、子どもの課題であって、親の課題ではないということ。

親は、子どもに勉強する機会を与え、そのための環境を整える。

そして「勉強したくなったら、いつでもサポートするよ」ということを伝えたら、あとは「待つだけ」だという。

よく知られているのが「馬を水飲み場に連れては行けるが、水を飲むのは馬次第」という話。

これは、親がどんなに一生懸命子どもに勉強せよと言っても、勉強するのは子ども自身であって、塾へ行かせたりなんなりしても結局、学力がつく度合いにしろ、やはり子どもの意識次第だということ。

私がよく言う「意識付けが大事」というのも、こういうことからきている。

お月謝の高い塾に通わせたり、高額な教材を買い与えたりしても、それだけで決して安心できるものではないのだ。

そうする意義が伴っていないと、ただの大損ということになる可能性が非常に高い。

そういう親子は今まで何人と見てきた。

以前、ある人が、8号線沿いにある某進学塾に自分の子ども2人を通わせて、1人は仁愛大学、もう1人は県立大学に行ったが、その進学塾をして「〇〇〇〇は、ダメやわ」と言ったという。

その母親は、もう少し上のランクの大学に行かせたかったらしいが、仁大と県大止まりだったことが不服だったらしい。

けど、私はその子どもたちの学力やその親の性質も知っていたので、その2人はそれらの大学で妥当な線だと思った。

塾に行けばよい成績がとれるようになると思っていたら、それは違う。

そのことを、その親は知っていなかったから。

それに・・・、
最初は夏期講習や春期講習を無料でやるのに、そのあとたっかいお月謝や講習会費などをとる塾も、どれほどいい塾なのか・・・。

うちなんか、このお月謝で5教科見るのに・・・。
(^_^;)

もとい!

「塾に入れればそれでいい」のでもなく、「教材を買ったら勉強する」のでもなく、それと同時に子どもの意識を呼び起こす、それが教育の原点じゃないかな・・・という話。









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