Garden and Classroom   ~バラと生徒と~

GICLいたがき教室指導者のブログです。

ホトトギス鳴くを待つ

2017年05月26日 | Classroom
先日の中学生クラスで、ある男子生徒に「今日の分の教材が全部終わったら、ちょっと先生に声をかけて」と言いました。

そして、今日の分の教材を終えたその子が私のところへやって来たので、彼が宿題としてやってきた2枚の英語のプリント(採点済み)を渡して言いました。

「このプリント、学校でもすでに習ってるところなのに、点が悪すぎる!今から時間をあげるから、もう一度勉強し直しておいで。あとでテストするよ!勉強できたと思ったら、テスト用紙を取りにおいで」。

ここは中間テストの範囲になるので、ぜひともしっかり覚えてほしいところだ。

彼は自分の席に戻って勉強し始めました。

しばらくして、彼がテスト用紙を取りに来ました。

点が悪かったプリントは2枚だったので、テスト用紙を2枚渡そうとすると、彼はちょっと苦笑いして「1枚ずつでもいいですか?」と言いました。

!!

そう、それ!

「今、自分の実力では、いっぺんに2枚覚えるのはムリ。だから、とりあえず1枚勉強したので、1枚から先にテストさせてください」。

こういう考えが今までの彼にはなかった!

「テストをする」と言われても、そうたいした勉強もせず、いや、きっと何をどう勉強したらいいのかも分からなかったんだろう。

まごまごしている間に、しびれを切らした大人に「ちゃんとやってない!」と叱られる。

また、実際、こういう子は、点が悪くてもそれほどショックでもないのだ。

だから、勉強しないし、勉強しないから点数もさほど良くなかった(決して悪くはないんだけど)し、いい点数を取れないと余計勉強しない、したがって勉強のやり方も良くならない。

それぐらい幼くて、何にも考えてなかった。

ところが、先日の彼は、自分の実力も理解し、「とりあえず、できるところを先にテストさせてくれ」と考えることができ、さらにそれを私に伝えることができた!

これは、大いなる進歩だ!
(((o(*゚▽゚*)o)))

日頃、「〇ちゃん、口(くち)、あるんでしょうね?」と、私に冗談を言われるぐらい教室では無口な彼だけど、私が何も言わないのに、自分で考えてそれを伝えることができるようになってきたってことだ。

これを「成長」と言わず、何と言う?!

テストの結果は、1枚目は合格、2枚目は教室が終わる時間になってしまって時間がなくて、彼もあせったのか、ちょっと点数は足りなかったけど、これはまあ仕方ない。

もうすぐ中間テスト。

後輩も入って来たし、みっともない姿は見せられないはず。

今年の彼は違うぞ!

言うとプレッシャーになるので彼には言わないけど、ひそかに期待を寄せているGICL指導者である。

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