卍の城物語

弘前・津軽地方の美味しいお店と素晴らしい温泉を紹介するブログです

三忠食堂

2009-12-28 23:43:47 | 食堂・食事処
シリーズ「津軽百年食堂巡り」の最終回は弘前市の「三忠食堂(本店)」です。

三忠食堂は和徳町の本店を中心に、弘前市内に四店舗(多分)の支店を持つ老舗の大衆食堂。
弘前さくらまつりの会場には毎年出店を出しているので、食べた事無くても、あのちょっとキモイ看板は誰もが気になっていたはず(笑)

創業ははっきりとわからないが、100年は優に越えているとの事。
現在は四代目を中心に、家族も一緒に働いているそうです。

ちなみに「美味しんぼ」の記念すべき第100巻に、こちらの三忠食堂の津軽そばについて描かれています。

店内はカウンターとテーブル席があり、25人ほど収容出来る。

この本店には二度ほど訪れことがあり、その時は「中華そば」と「カツ丼」を頼んだ。

メニューはそば、うどん、ラーメンの麺類がメインで、他にカレーや丼類などもある。

今回は「津軽そば(480円)」が目当てだったので注文。
それに量が足りなさそうだったから「おにぎり(150円)」も注文。
店内の「美味しんぼ」の100巻を見ながら待ってたらすぐ来ました。

出汁は焼き干しと昆布を使用。
平舘産の鰯の焼き干しで、焼き干しは製造過程が大変手間が掛かる為に高価である(その製造工程は「美味しんぼ」に描いてる)。そのダシが主張も控えめにふんわり香る。
シンプルなあっさり醤油味だが、これが懐かしくも愛おしい味である。

具はねぎ、のり、なるとなシンプルなもの。

麺は柔らかなボソボソした短い麺。
その麺の製造工程だが、まずそば粉に熱湯を入れ、そばがきを造り、それを冷水で冷やして一晩寝かせる。
次に、そば粉に大豆粉をつなぎとして混ぜ、寝かせたそばがきを一緒に練りこみ、製麺したものを一晩寝かせる。
次の日にそれを茹であげ、冷水で締め、さらに一晩寝かせる。
その寝かせた麺を注文が来たら軽く茹でて完成。
麺の下準備だけで三日三晩を要し、客前に出るまでは四日もかかるというその面倒な工程から「津軽そば」を出している店は少ないが、ここではその伝統を正統に引き継いでいる。

こんな面倒な工程なので、大量には作れず、日によって「津軽そば」は売り切れの時もあるそうなので注意が必要。

あー、これが津軽の味だよなぁと実感する。
スーパーなどで売ってる袋パックの茹で麺に小さい時から慣れてるし、市販のそばつゆも大体こんな味。

そばと言うと大抵はざるそばを指すようだが、酷寒の津軽地方ではかけそばが定番なのは当然の事だ。
個人的にもかけそばの方が満足感もあるし、そもそもそばがちょっと高級な扱いを受けている事すら腑に落ちない。そりゃ素材に拘ってりゃ高くなるだろうけど、こういった大衆食堂がここまで拘ったそばを安価で提供しているのを見直してもらいたいくらいだ。

そんなわけで「津軽百年食堂巡り」は無事完結。
伝統を引き継ぐ店、独特の味を作り出す店、時代に合わせて新しいものを出す店、どこの食堂もこの情報過多の時代によくぞ生き抜いてこられたと感心いたします。
今後もその店でしか味わえないものを提供していって欲しいものです。

オススメ度(飲食店評価)・☆☆☆

住所・弘前市大字和徳町164
電話・0172-32-0831
営業時間・11:00~19:00
定休日・日曜日
ジャンル:
ウェブログ
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