ラティハン日記2

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バパの魂(jiwa)あるいはロホの概念・4 動物の魂(動物力)-1

2016-12-12 | 日記
P108
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さて今度は私たちはバパの魂についての第三の概念を扱います。

それは動物魂 。

人に対する動物魂の影響は、動物の肉を食べる事により起こります。

この世界での動物魂の力の現れ方は我々が実際に見ることができるいくつかの動物の挙動として理解されます。

これを詳述する中でバパは次のように述べています。


「人間の体内でのこれらの魂の影響はすべてが(訳注:今までの魂の影響に比べて)より大きくより強くなる。

なぜならば、それはより深く浸透するからである。

その結果は人より下位にある魂達は主に動物魂によって活性化し活動的にさせられる。(訳注1)


「それは驚くべきことではありません。

人が自分自身の感情・意思・衝動と、これらの動物の魂によって引き起こされたものに由来する感情・意思・衝動とを区別することが難しいと認めるのであれば。

P109
したがって現在あなたの状態は、謎であるように見えます。

つまり、実際にあなたの中の主人公は誰ですか?

あなたの状況は、次の様なものです。

あなたはそれについて深く考えることができますが、しかしながらこれが人間として自分自身から来る感情・意思・衝動であり、これが動物魂から来る感情・意思・衝動であるというように、その二つの間の品質の差について、そのことを見て区別できるようなレベルに到達することはできません。」


「人にとって動物魂の危険性が大きいように見えるのではありますが、バパは菜食主義の実践に対して常に反対の立場をとります。

そうではありますが、既に肉を食べたいという気持ちがなくなってしまった多くの人々がいます。

その結果は、彼らは野菜のみ食べたいということに慣れてしまいました。」


「定期的にlatihanを実習することで、あなたが食べる肉の量を減らすかどうかということは、もはや問題ではなくなります。

あなたが今までに慣れているやり方を続けていきなさい。

つまり、あなたはこの世の生活の中で、人が通常食べるものは何でも食べ続ける必要があります。

そうして、その結果としてあなたが感じる事になるでしょうし、そして実際に、これらの異なる魂があなたの中でどのように働いているのかを意識するようになります。

あなたはその後、あなたが証人として離れて立ってているかのように、それらに対して(今までとは)非常に異なる態度を持つようになります。

P110
これが達成される方法(訳注:定期的にlatihanを実習すること)は、あなたの中の魂の様々なメンバーの間で損傷または病気を引き起こす可能性のある強制力、あるいは威圧する様な要素を持っていません。」
・・・・・
ここまで、英文はこちらを参照願います。<--リンク

訳注1
ここでは物質魂、植物魂、動物魂の中で人にとって一番影響力があるのが動物魂である、、、と主張している様にみえます。

通常の感覚ですと、確かに植物性食品よりも動物性食品の方が人に多くの力を与えてくれるように思われますし、実際にそうでありましょう。

それゆえに肉を食べない格闘家はいないのです。

そういうわけで、「特に精神的な、霊的な道を求める人は肉食を避ける」という伝統が、風習が出来上がったのであります。
(日本ではそれは精進料理として知られています。)<--リンク

そうしてそれは多分それなりには効果的なものであったと思われます。

しかしながらバパは「そのような方法は不十分なものであるし、さらにはラティハンの実習によって不要になるものである。」と言われます。


さてそれでそのような強い影響力をもつ動物力ではありますが、バパは「人の中で一番強く働いているのは物質力(物質魂)である」とスシラ ブディ ダルマの後段で、そうしてまたトークの中でも語っているのでありました。

PS
さて、豆腐ハンバーグなるものがスーパーで売られており、時々は食するのではありますが、やはり「物足りない」と感じるのであります。

たぶん栄養学的にはいわゆるベジタリアンの方々がおられますので、「動物性食品をとらない」としても生きて行けるのでしょう。<--リンク

しかしながら、「どうにも植物性食品のみでは力が入らない」と感じるのが大方の我々の状況であろうかと思われます。

さて、この「力がはいらない」と我々に感じさせるもの、バパは「それが動物力だ」といいますが、この正体が「いまだ生理学的、栄養学的には解明されてはいない」というのが当方の個人的な認識になります。

PS
上記本文中「これが達成される方法(訳注:定期的にlatihanを実習すること)は・・・損傷または病気を引き起こす可能性のある強制力、あるいは威圧する様な要素を持っていません。」という表現があります。

これはいわゆる「意思によって精神的、あるいは身体的に過大な負荷を与えるような方法ではない」、いわゆる「苦行として知られている様な方法ではない」という意味に取るのが妥当であろうと思われます。

逆にそのために人のハート、マインドにとっては「ある種の達成感、自分がやり遂げたという感覚が得られにくい方法である」とも言えます。

この為に「このラティハンは大したものでは無い、という誤解が生じる可能性がある」、とはバパの警告であります。

PS
ラティハンの道というのは、「邪魔に見えるものから逃避する道、邪魔物を遮断する道」ではありません。

物質世界のあれやこれや、世間の騒音がいやだから世間を捨て、世間から離れる(物質力を遮断する)。

肉食による影響が大きいので肉食をやめてしまう(動物力を遮断する)。

そうやって低次の諸力の影響がない(あるいは少ない)静かな環境を求めてそこで暮らしていく。

そのようにして精神的な霊的な平穏さ、静謐さを求める伝統的なやり方に対して、その対極に存在するのがラティハンの道です。

この道は「逃げる、さける、遮断する」のではなく、「コントロールしていく、統御していく」のであります。


このようにラティハンの道を歩くためには、苦行を遂行するのに必要とされるような強大な意志力は、強大な自我は必要ではありません。

そうではなくて、ラティハン中であろうとなかろうと、内面を見つめ、周囲を見つめる注意深さが必要なのであります。

そうやって継続的にラティハンを実習しながら生活することによって、「それまでは自分を邪魔するもの」と見えていたものが「自然にそうではなくなってくる」というのがこの道の歩き方であると思われます。

そうして、そうなる為には苦行を達成する事とはまた違う種類の難しさを乗り越える必要がある様であります。

追伸
ラティハンというのは基本的には「大いなる存在に身を任せる」という「他力の道」であります。

ラティハン中はラティハンに全面降伏、全托、そうしてノーマインドである事が求められます。

さて、そうだからと言って日常生活までこちら側が何の努力もしない、いわゆる「捨て任せで良いのか」というと、それもまた違います。

そのあたり、このような記事もありますので、ご参考までに。<--リンク

ちなみにバパによれば必要に応じて我々が行うべき努力、あるいは行為についてはプリハティンあるいはプアサがお勧めとの事であります。<--リンク

PS
上記で「精進料理の事」にふれましたが、それは仏教文化の中で発展してきたものでした。

さて、世界にはさまざまな宗教があり、そうしてその宗教ごとに「食べてよいもの」が決められている場合があります。(「不浄なるもの、あるいは聖なるものは食べてはいけない」とされる。)

以下、参考になると思われるサイトです。

「キリスト教では、“食べてはいけないもの”がありますか?」<--リンク

ちなみに個人的には以下のイエスの話は好みであります。

「イエスが群衆と別れて家に入られると、弟子たちはこのたとえについて尋ねた。

イエスは言われた。

『あなたがたも、そんなに物分かりが悪いのか。すべて外から人の体に入るものは、人を汚すことができないことが分からないのか。

それは人の心の中に入るのではなく、腹の中に入り、そして外に出される。こうして、すべての食べ物は清められる。』」

(日本聖書協会「新共同訳聖書」 マルコによる福音書7章17~19節)

さて、イエスはこうも言われたとか。

「あなた方の口の中に入るものについて思い煩うのをやめなさい。

そうではなく、あなたがたの口から外に出るものについて、心配しなさい。」と。

要するに「口は災いの元」、、、とか。

まあ、そういうことですね。


さてイスラムでは厳密に「食べてよいもの」が決められています。

以下、かなり詳細な、ガチなサイトとしては

・ハラールとは<--リンク

もう少しやさしいサイトは

・イスラム教徒の「ハラール」な食事<--リンク

こうして日本でまじめに「ハラールを守る」ということは、「至難のワザ」の様に思えるのでありました。

追伸

・食事の制限が厳しいヒンズー教徒がマクドナルドに行ける理由<--リンク

ヒンズー教徒も日本ではけっこう大変そうですね。


PS
「バパの魂(jiwa)あるいはロホ(Roh)の概念」一覧にはこちらから入れます。<--リンク


PS
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