5月18日、かねてから訪れたいと思っていた宝塚ガーデンフィールズ・シーズンズに行ってきました。
2年前、イギリス人ガーデナーのポール・スミザー氏が「完全無農薬を実践しているガーデン」と、雑誌で紹介されていて、とても興味を持ったのです。
シーズンズ入り口前のクリフトン・ナーサリー。苗ばかリでなく、ガーデングッズもとても充実していて、今まで訪れたショップの中でセンスはピカイチかも
中に入ると細長く広い睡蓮の池がお出迎えしてくれます。この池の周りをぐるりと趣向を凝らした通路や橋が巡らせてある回遊式庭園です。
まずはウッドランドガーデンから。
以前遊園地だった時から育っているであろう紅葉などの木々を残して日陰の庭を作っています。当日は暑かったので、木漏れ陽の中を散策するのは、とても気持ちが良かったです。
下草はギボウシ、クリスマスローズ、シラン、ペンステモン、ジギタリス、カレックスなどのグラス類、ヤツデ等々。銅葉の木はスモークツリー。
スミザー氏はグラス使いの達人です。また私の庭では雑草扱いになる草花を多く用いて、ナチュラルに演出していました。
フォーマルハーブガーデンには様々なハーブとともにハマナスがいくつか植えてありました。
ハマナスとフレンチラベンダーのコンビが我が家の庭と同じでチョッと嬉しい
ハーブガーデンのお隣のサマーハウスは草屋根。丁度花が咲いていて周囲を明るく照らしているようです。手前のパーゴラはテイカカヅラ。良い香りが漂っていました。中ではシャドーボックス展を開催中。こちらも面白かったです。
通路を歩いていて見つけた植え込み。石のフェンスが私好みです。小さなドライガーデン。
園内を流れる浅い小川の中に面白い花が咲いていました。食虫植物のサラセニア。所謂ナチュラルな草花ばかりかと思いきや、珍しい植物も違和感無く植栽されていました。
「チャペルの遺跡」では石の壁にアルバータイン(クライミングローズ)が絡めてありました。十字架のオブジェもあって甘く可愛らしい雰囲気のコーナー。
さらに池に沿って順路を歩くと正面は蔦の絡まるレストラン。その手前は「泉と牧草の自然なエリア」。メドウガーデンです。この時期はリナリア、シャスターデージー、スプリンググラジオラス!?など草の中からヒョロっと伸びて、気持ち良さそうに風になびいていました。
シークレットローズガーデンの塀に絡まり咲いている白いバラは名前を失念。大型のガゼボなどもいくつかありましたが、期待の白バラ「ムリガニー」はまだ咲いておらずチョッと残念
でもオールドローズなどもいくつか見られ香りを楽しみました。
広いウッドデッキには可愛らしい花のカップルのディスプレイ。ガーデンウエディングもできそうです。
約1時間半ほど、休憩無しに歩き回って疲れたので、庭を眺められる蔦の絡まるレストラン「龍坊(ロンファン)」へ。旧宝塚音楽学校の建物だけあって、外も中もレトロな雰囲気で素敵です。
点心ランチ1800円也は、お値段以上の美味しさと量。痩せるのを期待して歩いても、これではいけませんね 食後に軽くもう一回りしましたが。
ご紹介できなかった、黄緑色の葉が美しいロビニアのアーチのロングウォークや牧草エリアの小川に植えられたホースラデッシュや濃い緑の木々や葉の中でひときわ輝くフイリセイヨウダンチクなど、見所沢山
雑誌の紹介ではまるでローズガーデンのようでしたが、とんでもない。
バラは植栽の中の一つで、四季折々の宿根草が奏でる美しいハーモニーの聴こえるようなガーデンでした。
最後に私のお気に入りの風景を一枚。どこぞの絵画のようではありませんか
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ご協力ありがとうございます
私は12月に行っただけなので、Joさんのレポートを拝見して「やはり花の季節に行かねば」と思いました。
私の方がはるかに近くに住んでいるのに、何だか変ですね。
ご体調はOKでしょうか? (来られたタイミングがタイミングだけに、感染地帯のまっただ中にいる私としてはつい気になってしまって、よけいなことを書いてしまいます^^;)
是非行ってみて下さい。
日陰の植栽に、つい目が行く私も、なんですが・・・日本に数少ないナチュラルガーデンだと思いました。
色彩にも無理がなく、リラックスした気分で歩けます。
17日、急遽マスクを数枚持参した甲斐があって、今のところ体調も変化なく、大丈夫そうです。
京都から阪急電車に乗ったら、大阪に近づくにつれてマスク人が多くなるんですよ~。
でも、暑い中マスクをしているのは息苦しかったです
娘の学校は休校になりましたし、関西はまだ余波がありますね。
YoYoさんこそ、気をつけてくださいね。
こちら、一時期よりもマスクをした人が減ったみたいです。
薬局等で品切れだったときは、仕事用の防毒マスクをつけている人を夫が見かけたらしいです(笑)。
スミザーさん、日本に昔からあるススキなどを上手に使われるんですよね。「合わないものを植えて皆さん苦労している」なんて仰るそうです。
ありふれた植物によるすてきな植栽を目指したいと思いつつ、珍しいものも欲しくなる私には耳が痛いお言葉です。
珍しいものが欲しくなるのは人間の性かも
コレクションとして鉢などで育てるのと、他の植物と一緒に庭植えするのでは用途が違うような気がします。
植物園とガーデンが別物のように。
結局、適材適所なのではないかしらね。
とはいえフクシアを地植えしたいです。「チャレンジ」はスミザーさんも許してくれるのでは・・・アハハ
ガーデンフィールズに写真入りの名詞を持つ猫がいました。
飼い主さんが首輪をして散歩させていて、良く遊びに来るのだそうです。
垂れ耳の綺麗な猫ちゃん。運がよければ会えるかもしれません。
小耳に挟んでおいてください。