アメリカに暮らす

アメリカのTV番組や日常生活等について綴ります。ニュースのネタバレ度は弱~中、エピガイのネタバレ度は強です。

Smallville 6-4 "Arrow"

2006年10月27日 | TV: Smallville
【アメリカ合衆国での初回放送日 = 2006年10月19日】※グリーン・アロー(ロイス・レインの命名による)が初登場。

ロイス・レインはオリヴァー・クィーンの連れとして基金調達パーティーに出席する。ロイスはオリヴァーの忠告にも関わらず、出席者の1人である政治家に恥をかかせるような事をつい言ってしまう。やがて、オリヴァーが飲み物を取りに行くのと前後して、ライオネル・ルーサーに紹介されたマーサ・ケントの挨拶が始まる。

突如、緑色のコスチュームを着た謎の男(グリーンアロー)が現れ、マーサのネックレスを奪う。ロイスが追いかけ、男のネックレスを掴むが、男はアーチェリーでロープ付の矢を放ち、エレベーター・シャフトをスルスルっと上って逃げてしまう。

ライオネルの警備を担当するセイフテックス社のマイロがロイスを尋問するが、ロイス自身にも犯人の事は全くわからないので説明のしようがない。

クロックタワー。ロイスは謎の男のネックレスに着いていた指輪をオリヴァーに見せる。とりあえず、男の正体に関する唯一の手掛かりだ。そこにクラーク・ケントが現れる。クラークとオリヴァーはロイスを巡って牽制し合い、なんとなく険悪な雰囲気になる。ロイス自身としてはどちらの恋人になったつもりもないのだが…。

ルーサー邸。ラナとレックスがジョギングから戻って来たところにグロル博士が現れる。『Dark Thursday』事件の折にゾッド/ファインが残していった、未知の物質でできた破片の分析結果が出たのだ。グロル博士によれば、その物質は世界中のエネルギー問題を解決する究極の燃料減にも成り得るし、逆に超強力な兵器にも成り得るという。レックスは博士に、分析を続けるよう依頼する。

デイリープラネット社(久しぶり)。ロイスはグリーンアローの指輪をクロエ・サリヴァン(髪型が変わった?)に見せる。指輪の内側に何かが刻印されているので、デイリープラネットのデータベースを使って調べてほしいというのだ。実はロイスはこの件でメトロポリス・インクィジター紙のために記事を書こうとしてるのだった。クロエは指輪の内側をデジタルカメラで撮る。

その直後、ロイスとクロエはグリーンアローが放った矢から出た睡眠ガスで眠らされてしまう。グリーンアローは指輪を取り戻す。(なぜか、デジタルカメラの方は持って行かない。クロエが写真を撮った事に気付かなかったのかな?)

クロックタワー。グリーンアローはクィーン家(オリヴァー&両親)の写真の前に指輪を置く。

ラナはレックスがグロル博士に分析させている破片の事をライオネルに相談する。ライオネルは「レックスが新兵器を開発するのではないか?」という懸念から、その物質を処分すべきだと主張する。

オリヴァーはロイスが書いた記事(『グリーンアロー』という呼び名はこの記事が初めてという設定)を見て、「グリーンアローをおびき出そうとしてるのだな」と察する。オリヴァーはロイスの気を逸らすために「今から旅行にでかけよう」と誘うが、ロイスにとってはグリーンアローを捕まえる事が今、一番の関心事だった。(グリーンアローは原語では『The Green Arrow』で、『The』が入っている。バットマンも初期は『The Batman』だったという事になってるので、グリーンアローの『The』もそのうち取れるのかな?)

グリーンアローはセイフテックス警備会社の顧客の物を連続的に盗んでいるのだが、まだ被害に遭ってない物が1つだけあった。クラークはそのアイテム…宝石付のネックレスが保管されている場所を見張ることにする。

夜になるとグリーンアローが現れ、保安システムをうまく回避して侵入する。そこにクラークが姿を見せ、わざと警報が鳴らす。グリーンアローは「君は間違った側の味方をしてるのだ」と言い、警備員に電流を浴びせて気絶させる。そして、クラークが警備員に気を取られている隙に逃げてしまう。

ラナはグロル博士を待ち伏せし、「ライオネル・ルーサーがあなたに、破格な条件の取引を持ちかけて来るでしょう。その時は返事をする前にあたしとレックスに連絡しなさい。もし裏切ったりしたら、今の生活を失う事になりますよ」と脅す。(この話し方はレックスそっくりで、ラナらしくない。)

デイリープラネット社。クロエはグリーンアローを取り逃がしたクラークをからかう。クロエはまだ、指輪の刻印について調べている最中で、他にはこれといった手掛かりがない。そこにロイスから電話がかかって来るのだが、「助けて!」という声が微かに聞こえるだけだった。ロイスは2人の男に拉致されてしまったのである。

クラークがロイスのアパート(タロンの2階)に超高速で急行すると、ロイスの携帯電話が床に落ちていた。数秒後、オリヴァーが現れる。クラークはロイスを誘拐したのはグリーンアローじゃないかと疑う。オリヴァーは「グリーンアローが盗んでいるのは闇市場で取引されたものばかりなんだよ」と指摘する。

クロエはグリーンアローの指輪の刻印が家紋だという事を突き止める。ただ、似たような家紋があまりにも多いため、特定できない。しかし、クラークには見覚えがあった。クロックタワーにあるオリヴァー・クィーンの事務所で見かけたのだ。

オリヴァーことグリーンアローは追跡装置を使ってロイスの行方を追う。(ロイスは携帯電話を残して行ったんだけど、他に発信装置を持ってるのかな?)

家紋を確認するためにクロックタワーに戻ったクラークは隠し部屋を見つける。そこにはさまざまな武器等のアイテム、新聞記事の切り抜きコレクション、そしてロイスの行方を示しているらしい追跡スクリーンもあった。

ロイスを拉致した2人の男はグリーンアローの居場所等についてしつこく尋ねる。彼らはロイスの顔を水槽に突っ込む等、手段を選ばないつもりらしい。やがて、彼らのボス…セイフテックス警備会社の社長、マイロが現れ、「君はわが社の失態を記事にして恥をかかせてくれた」と言う(え?他紙は記事にしてないの?)。ロイスは水責め等による疲労から気絶してしまう。マイロは手下たちにロイスを始末するよう命じる。

しかし、グリーンアローが到着し、ロイスを救い出す。(ロイスは気絶したままなのだが、なぜか、両手をグリーンアローの首に巻きつけて、しっかりと摑まっている。)

ルーサー邸。レックスはラナがグロル博士を脅迫した事を褒める。ラナはライオネルの事を警告しつつも、例の破片…究極兵器の研究は続けるべきだと主張する。それはミルトン・ファインやゾッドのような侵略者が再び現れた時に対抗できる唯一の兵器となるかもしれないからだ。

(倉庫街?の)屋根の上。すでに日が暮れていた。ロイスが目を覚ますと、グリーンアローが傍に立っていた。ロイスはアーチェリー(クロスボウ?どう違うのか知らないけど)を奪い、グリーンアローのサングラスを外そうとする。(グリーンアローはフードを被ってサングラスをかけており、声も変えている。もっとも、クラーク・ケントとスーパーマンが同一人物だという事に気付かないロイスだから、もっと簡単な変装でも騙せそう?)

その時、近くのビルボードに熱光線が当たり、燃え出す。クラークが物陰からやっているのだ。グリーンアローはロイスが気を取られている間に逃げる。

数分後、グリーンアローが乗ったオートバイの前にクラークが立ちはだかる。クラークは「君の正体を知っている」と言う。グリーンアローは熱光線がクラークの仕業だと悟り、驚く。つまり、お互いの秘密を知ってしまった事になるが、クラークは「盗んだ物を返したら、おあいこだ」と言うのを忘れなかった。

翌日。デイリープラネット社。クロエはクラークに「盗品が返された」事を報告する。また、一連の盗難事件は「チャリティに多額の無名寄付があった」事と関係があるらしい。ただ、グリーンアローの素性調査には進展がない。クロエがコンピュータに保存しておいた関連ファイル(指輪の刻印の画像等)を開こうとすると、全て消去されていた。クラークは「もう探らないでほしい」と頼む。そう、グリーンアローのファイルを消去したのはクラーク自身だった。

クロエは「グリーンアローの正体を知ってるのね?」と目を輝かすが、クラークとしては、相手がたとえクロエであれ、その秘密を明かすわけにはいかない。クロエは「スーパーヒーロー同士の協定というわけね」と納得する。

タロン。ロイスとオリヴァーがグリーンアローについて話している。ロイスはグリーンアローに命を救ってもらったわけだが、それでも、彼が社会の敵だと思えて仕方がないのだった。

ルーサー邸。ライオネルとレックスが話している。この2人は珍しく共謀(?)して、ラナを試したのだった。レックスにはこれまで100%信用できる相手がいなかったし、信じれば信じるほど裏切られた時の傷が大きくなる。そこで慎重にならざるを得ないのだが、ライオネルは「あまり試し過ぎると、かえって相手の信頼を失う事にもなりかねない」と忠告する。

もっとも、レックスは父親であるライオネルが一番信用できないと思っている。例の破片の件だって、「どうせ、もう知ってるだろう」と思ったからこそ話したのだ。レックスは「父さんは最近、ケント一家に対しての善人ぶりがすっかり板に付いて、自分でもそう思い込むようになったみたいだね」と皮肉る。ライオネルの回心が本物かどうかは誰にもわからないが、少なくともレックスにとってはそれは永遠に起こり得ない事なのだ。

ケント農場の納屋の2階。クラークが戻ると、オリヴァー・クィーンが新聞記事(「クィーン工業の社長夫妻、海で死す」)を読みながら待っていた。(以前、ライオネルが読んでいた新聞に「クィーン工業の社長、行方不明」という記事が載っていた事がある。)

クラークは(自分がラナを傷付けてしまったように)オリヴァーがロイスを傷付ける事になるのではないかと心配だったが、オリヴァーは自分がグリーンアローだという事実をロイスに打ち明けるつもりはないらしい。

オリヴァーはマーサから奪ったネックレスをクラークに返しながら、「ライオネル・ルーサーはこれを闇市場で買ったんだぜ」と言う。今のクラークにとって、善悪の境界線は以前ほどハッキリしなくなってしまったが、だからといって、「結果良ければ全て善し」というオリヴァーの考え方には与し得ない。

オリヴァーはクラークに「この世には我々の助けを必要とする人たちが家族や友人以外にも大勢いる。君のような素晴らしい可能性を持つ者が向こうから助けを求めて来るのを待っていちゃいけないんだ。その事に関して何かする気になったら教えてくれ」と言う。


★名言・迷言集

【その1】
Oliver Queen: Okay, now remember, this is a party.
Lois Lane: I know, I know. Stay away from religion, politics and bad dye jobs.

【その2】
Chloe Sullivan: (ロイスに) Watching you bumble through our database is like watching Clark dance.

【その3】
Clark Kent: It's nice to see Lois has found someone who's willing to overlook her personality.

【その4】
Dr. Groll: All due respect, I work for Lex and not his girlfriend.
Lana Lang: I'm not interested in your respect, Dr. Groll. I'm much more interested in your fourteen years of employment here, your two girls that are now in prestigious prep schools, that new home that you built on Sparling Lane. You have a pretty wonderful life.
Dr. Groll: Are you threatening me?
Lana Lang: It just came to my attention that if the government or your colleagues found out that you were testing alien weapons, this life that you have worked so hard for may take an unfortunate turn.

【その5】
Oliver Queen: You have every newspaper in the country calling this guy "Green Arrow." He's got a real following.
Lois Lane: Yeah... well, so did Charles Manson.

【その6】
Chloe Sullivan: So how'd you let this guy slip through your fingers?
Clark Kent: This "Green Arrow" bandit has a lot of gadget.
Chloe Sullivan: Gadgets... against the man of steel?
Clark Kent: He's good, all right?
Chloe Sullivan: Fine. Backing off.

【その7】
Green Arrow: I saved you.
Lois Lane: Yeah... from goons who were trying to find you. They're not the only one with a V for Vendetta on your little leather ass.

【その8】
Green Arrow: (ロイスに) Did the Tomb Raider routine come from wanting Daddy's attention?

【その9】
Lois Lane: Now, let's take off those glasses and unveil our Prince of Thieves, shall we?
(そういえば、先日の仮装パーティーでオリヴァーがロビンフッドに扮してたのに、ロイスはグリーンアロー=オリヴァーだという可能性を思い付かないの?)

【その10】
Chloe Sullivan: (グリーンアローの正体を明かそうとしないクラークに) Well, I guess there's some sort of secret code of honor among superheroes.

【その11】
Lex Luthor: (ライオネルに) Another important lesson you taught me: the greater the trust, the greater the betrayal.

【その12】
Oliver Queen: Clark, you have abilities I couldn't even dream of... and I admire that you use them to save the people you're close to.
Clark Kent: But...?

Oliver Queen: There's a whole world of people out there, Clark. They need us. With your potential, you can't wait for them to come to you. When you're ready to do something about that, you let me know.


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2 コメント

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最後の (karsy)
2006-10-29 11:33:47
最後のグリーンアローの台詞がいいですね…。



わー続きがまた楽しみになってきました^^

いつもありがとうございます。
ジャスティス・リーグ (ジョウ)
2006-10-31 09:26:06
karsyさん、あれはジャスティス・リーグを示唆する楽しいセリフですよね。