Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

アレクサンダー・ガヴリリュク(ピアノ)@Muziekgebouw Eindhoven

2014-01-19 08:58:49 | Concert
私の好きなピアニストAlexander Gavrylyuk(アレクサンダー・ガヴリリュク)を聞きにアイントホーフェン(Eindhoven)まで行ってきました。
アイントホーフェンと言えば、サッカーチームのPSVのおひざ元で、大企業フィリップス(Philips)の町です。コンサートが行われたMuziekgebouwは、町の中心街にある新しい建物内にあり、ショッピングセンターとつながっています。正式なホールの名には、Muziekgebouw Frits Philips Eindhovenで、Philipsが資金提供しているのがわかります。写真のように、新しいホール(といっても1995年オープン)で、アレーナ型と言うのでしょうか、センター近くに舞台があって、後方含め周囲がすべて客席になっている形です。とても立派なホールだと思いました。
さて、コンサートですが、オーケストラはオランダの南のほうの地方オーケストラPhilharmonie Zuidnederland。地方オーケストラですが、レベルはかなり高いと思います。
プログラムは、
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番
ラフマニノフ 交響曲第二番
でした。
まずは、ガヴリリュクのラフマニノフピアノ協奏曲第二番。チケットを取るのに出遅れてしまい、席が舞台後方でした。だから、オーケストラの音がバンバン聞こえてきて、第一楽章のピアノの音はオーケストラに消されて、いまひとつ。第二楽章は、Adagio sostenutoで、ピアノの音がよく聞こえ、オーケストラとのバランスもよく、良かったです。ピアノを弾く指がきちんと見える席だったので、ガヴリリュクのパフォーマンスがよく楽しめました。音のきらびやかな響きに揺られるように、集中して聞いていると、あっというまに最後までという感じでした。
拍手喝采で、アンコールにトロイメライを弾いてくれました。
休憩の後は、ラフマニノフ交響曲第二番。長い曲で、丸1時間くらいです。あまりなじみのない曲でしたが、豪華な音とクラリネットのソロの美しい音色が素敵でした。
このコンサート、1時15分から解説のレクチャーがついており、コンサート自体は2時15分からで、終了したのは4時半頃。午後いっぱい楽しめて、満足でした。席のランクがあまり良くなかったけれど、チケットも安くて26ユーロくらいだったと思います。
客層は、アムステルダムやユトレヒトよりも、ちゃんとした服装の人が多かったです。
今年の10月3日にガヴリリュクはアムステルダムのコンセルトヘバウでロイヤル・コンセルトヘバウ・オーケストラと同じラフマニノフの協奏曲第二番を演奏する予定で、これは必見です。が、残念ながら、私は他の予定で行けなさそう。ひじょうに残念です。
でも彼はまだ29歳くらいで、まだまだ先に見る機会があると思うので、今後に期待です。
体調は良好です。



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