最終編成の遺品

2011年12月07日 | 201系
 今年の下半期以降に購入した201系の部品で,ご覧のとおり運転台のマスコンとブレーキ弁の間にあるスイッチ箱です.
 今まで入手した201系の部品に関しては可能な限り車両特定をしてきました.最近では販売されている部品自体に取り外した際車両番号を記入しているものも見かけますが,全てがそうではありませんし廃車数が多い時期は皆無でした.
 このスイッチ箱も車番こそ記入していませんでしたが特定することが出来ました.左はクハ200-114(京葉線K4+54)で右はクハ201-128(中央線H7)で両者とも中央線と京葉線のどちらも最終編成の車両です.

 特定方法としては自分の撮影した写真を基に割り出します.特徴ある部分(ステッカー貼付や目立つ傷)があれば特定は簡単なのですが,全部が全部そうではないのが実情.なので細かい傷や塗装状態を写真から見つけ出して特定をします.

 左のスイッチ箱ですが,スイッチの上に「分割編成・サボ変更!」とステッカーが貼付してあります.一目でわかる大きな特徴ですぐに京葉線の車両と判断できます.ただこのステッカーを貼った車両は何両かあってすぐに車番特定とは行きません.
 まず京葉線で撮影した運転台の写真を見返してステッカーがあるものを選別,その後細かい部分を見て判断しました.写真を探して最初に見つかったのがクハ201-111でしたがステッカー貼付位置や塗装状態などが異なるので不一致.その後京葉線の最終編成K4+54の6号車であるクハ200-114と断定できました.
 
左がクハ200-114で右がクハ201-111(K3+53).ステッカー貼付位置や塗装の状態など異なる点が多い.
 もう一方のスイッチ箱は前者のように大きな特徴が無いので地道に写真と照合をするのですが,スイッチ箱の裏(枠取付面)に「1号車」と薄っすら書いてあったので廃車時期などからH7と当たりをつけ確認し,クハ201-128であることを写真と比較し確証を得ました.
 この2つのスイッチ箱に関してはヒントが比較的多く特定は楽でしたが,細かい部品に関しては難しく分からないままのものも多くあるのが実情です.ただここ数年は廃車数が以前より少ないため割り出しはやりやすいのも事実でした.
昨年10月に廃車されたH7の東京方先頭車クハ201-128の運転台

 先月開催された尾久車両センター公開でNFBパネルのATSスイッチカバーを購入したのですが,これも傷などからクハ200-128と断定できました.
 こういった細かい部品一つとっても車両が特定出来たということは非常に嬉しく感じます.特に201系の運転台は大好きなため実車写真を撮影していましたが,この様に後々役に立つとは当初考えてもいませんでした.そのおかげか今まで入手した部品の約半数近く(車番が最初から記入してあるものや切抜文字等含め)は車両が特定できています.普通の人より201系が好きなら当然調べたくなるものです.
 

■謎の文字
 京葉線の一部車両に添付されていた「分割編成・サボ変更!」ステッカーをよく見ると右下に小さく「カイロプラクティック」と記してあります.
 カイロプラクティックって何か意味があるのか?分割とか方向幕に関係するのか?
…意味が分からない.

☆追記☆
 カイロプラクティックとはJR社内で実施される小集団活動のグループ名らしいとのことでした.
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久々の表紙掲載

2011年12月05日 | 撮影(取材)日誌

『形式201系(イカロス出版)』以来の表紙掲載となった『鉄道と電気技術』.この本は協会誌のため一般には売っていません.
 JR東日本から201系が引退して以来すっかり雑誌への投稿もする気が無くなってしまったこの頃.
 30000系甲種やら一般公開イベントなど記事に出来そうなこともあるのですが,自宅のPCが壊れたままなのも相まって一向にやる気が出ません.そんな中限られた範囲の雑誌ではありますが表紙写真に採用されました.
 それが『鉄道と電気技術』という協会誌で12月号に掲載されました.
 名前の通り鉄道の電気関係専門の雑誌で,一応私も協会員で毎月購読しています.以前から写真投稿の依頼が当社内から何度もあったのですが,「季節感のある写真」が条件との事でした.このブログやHPをご覧の方ならお分かりかと思いますが,自分の撮影する写真は車両メインで季節感とか二の次です.仮に撮っていても既に誌面掲載したものが殆どなので再掲載を他誌でするわけにもいきません.

 ということで苦肉の策ですが,201系の廃車回送撮影で撮っておいた115系を投稿してみたところ掲載されることに決定しました.
 掲載対象月が11月か12月ということなので,冠雪した富士山なら季節感がそれなりにあるのではないかという安直な考えです.
 写真は2006年12月27日に長坂~小淵沢間で撮影したものです.まぁお分かりの方も多いと思いますがj-train(No.30)で見開きで掲載した同アングルで201系廃車回送の先行電車を撮ったものです.

 アングル確認と練習を兼ねて気楽に撮影した一枚ですが,5年の歳月を経て表紙写真を飾ることが出来ました.当時はこうなるとは思ってもいませんでしたが.
 これに限らず201系メインの撮影で撮った他形式の写真が何度か役に立ったのは言うまでもなく,これまで普通列車年鑑や特急車両年鑑(イカロス出版)ではだいぶ掲載していただいています.

 撮影に出向くのは数えるほどになり,撮るのは西武30000系がメイン.その傍ら西武の他形式を撮るのも忘れずにしています.民鉄系の写真はそれほど使い道がないのが現状ですが関東から201系が消えた今は唯一の撮影対象ですので細々とやっていきます.



上が今回『鉄道と電気技術 12月号』に掲載された写真,下はj-trainに掲載した写真で2枚とも同じ日に撮影.
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