201系の部品を復活させよう

2010年09月16日 | 201系
 『鉄道趣味歴≒年齢』の自分が初めて本格的に鉄道部品を収集し始めたのは201系が廃車になってから.それまで部品即売会など余り興味が無く,どちらかというと模型収集がメインだった自分.
 昔から201系が大好きで特に運転台の6個並ぶメーターの精悍さと横軸マスコンの斬新さ,そして昔ながらの空気式のブレーキ弁の組み合わせが自分にとってはたまらなく格好良く思え,幼少の頃から「いつかはあのメーターやマスコンを手に入れたい!」と思ったものでした.

 時は流れ中央線から引退秒読みの今.多くの201系が廃車され,一部車両の部品が販売され買うことが出来た幾つかが自分の手元で余生を過ごしています.メーターパネルはやはり格好良く何度見ても飽きません.ただ速度計や圧力計が“0”を差したままで虚しく思う瞬間も少なくありません.
 大好きな201系だからこそ少しでも往年の状態を再現したいと思うのは当然の事です.今までは速度計の可動など行いましたが,今回はメーターパネルの中央に位置する「戸閉知らせ灯」の点灯化を実施してみました.
 以前はEL盤点灯化と共に「戸閉知らせ灯」を並列接続し点灯させていましたが,今回は「車掌スイッチ」と「再開閉スイッチ」の扱いにより連動し点灯するギミックを試験的に作ってみました.

 戸閉知らせ灯点灯回路は以前車掌スイッチ扱いのみの条件で点灯する回路を作りましたが,再開閉スイッチが無かったので今回は両者の扱いを実車と同等になるように製作しました.

 試験的な意味合いが強いのでメーターパネルとスイッチ類はバラバラです.

 メーターパネルの「戸閉知らせ灯」と「車掌スイッチ」「再開閉スイッチ」から各々電線を配線し,連動回路へ接続します.連動回路は線条リレー3個と時素(タイマー)リレー1個で構成された回路です.
 
 連動回路の要求条件として
①「車掌スイッチ」“閉”扱いで「戸閉知らせ灯」が点灯する.扱いから点灯まではドア閉めの時間を考慮し4秒後に点灯する.
②「車掌スイッチ」“開”扱いで「戸閉知らせ灯」が消灯する.
③「車掌スイッチ」“閉”扱い後「戸閉知らせ灯」が点灯するまでの間に「再開閉スイッチ」扱いで「戸閉知らせ灯」点灯をキャンセル.「再開閉スイッチ」復帰後約4秒後に「戸閉知らせ灯」が点灯.
④「戸閉知らせ灯」点灯後に「再開閉スイッチ」を扱っても「戸閉知らせ灯」は滅灯しないこと.
⑤「車掌スイッチ」の“閉”と“開”を同時に扱っても「戸閉知らせ灯」は消灯しない.

…と,こんな条件を盛り込んで回路を構成しました.大して難しい回路ではないので少し考えれば簡単に思いつく回路です.
 文字だけで書いてもつまらないので動画を以下に用意したのでご覧ください.
http://www.youtube.com/watch?v=MFsvvLIpwPA

 見ての通りの動作です.「戸閉知らせ灯」点灯時等に発する「カチャッ」という音は連動回路のリレーの動作音です.ランプからは音はしません.
 
続いて「放送装置」
 
 数年前に車掌マイク.いわゆる「制御増幅器」を手に入れていました.いずれはスピーカーから音声を出したいと思っていましたが,先月の豊田車両センター公開時に「出力増幅器」を入手出来たためやっと動作させることが出来ました.
 
 「制御増幅器」「出力増幅器」共に電源は直流100Vのため,方向幕・指令器のように直接コンセントから商用電源を取るわけにいかないので,簡単に直流100V出力回路を製作しました.
 機器構成的には「出力増幅器」に電源(直流100V)とスピーカー出力を接続,「制御増幅器」は「出力増幅器」のコネクタへ直接接続ただけです.これでマイクのボタンを押して喋ればスピーカーから音が出ます.
 
 電源回路は簡単なもので商用電源を70Vに降圧し全波整流しただけのもの.出力からはメーターパネルの低圧電圧計に接続して電圧を確認できるようにしてあります.写真左は降圧トランスと整流回路,端子類をベニヤ板に仮固定したもの.ここで「出力増幅器」と電源,スピーカーの中継をしています.スピーカーは出力インピーダンス16Ωを仮に接続していますが,実際車両のスピーカーは30Ωを3個直列に接続した物を2組並列に接続したもののようで,そのままではインピーダンス整合がとれないので,今回は直列に抵抗を接続しスピーカーへの出力を押さえています. 
 写真右はメーターパネル右端の低圧電圧計.この電圧計を電源回路に使用していますが,直接直流100Vを加圧すると破損しますので抵抗を介して接続します.今回は試験回路なので単純に10kΩを直列に接続してあるだけですが,最終的には可変抵抗も組み込んで微調整出来るように考えています.

余談:動かない放送装置
 上記ではあたかも接続してすぐ動作したと思われる放送装置ですが,実際は回路構成してもスピーカーから音響は発せず.
 図面と照合し「出力増幅器」内部の基盤やプラグで電圧をチェックしたりしましたが原因が見つからず.最後に「制御増幅器」を開けて内部を確認したら基盤に実装されているリレーが取れていたのが原因で動作しなかったことが判明.リレーを正規に取付てやっと正常動作.
 これのためだけに数時間を費やしてしまった.不鮮明な図面と専門外の車両図面の解読でハラハラドキドキしながらの作業でしたが,何とかスピーカーから無事音響が出てホッとしました.
 写真は原因追及の時の作業台の状態.この時は電源回路は仮でトランスや整流回路がバラバラになっていた.

★このブログやHPに関するコメント等はメールフォームか簡易意見箱へ.

この記事をはてなブックマークに追加