展望型電車『四季彩』廃車

2009年07月23日 | 201系

 豊田車両センターの201系展望型電車『四季彩』が廃車のため長野総合車両センターへ7月23日回送された.
 
左:上野原,右:明科-西条

 廃車回送は通常の201系同様自力で実施,豊田を11時台に出発する回9941Mで運転された.しかし乗務員手配ミスの影響で出発時間が変更となり,停車する予定であった鳥沢駅を通過へ変更している.
 なお廃車回送に際し豊田車両センターでヘッドマークや編成札が取外されたほか,車内の一部設備も取外している.


上左:信濃境-富士見
上右:富士見
左:坂北-聖高原
 
 
左:長野-長野総合車両センター,右:長野総合車両センター

 長野総合車両センターへ到着した『四季彩』は解体線へ直接入線せず一旦車庫線内に留置,後日共通部品捻出後他車同様重機により解体が実施された.



  『四季彩』は他に類を見ない通勤形電車から改造された特殊な車両として注目を浴び多くの臨時列車等に充当され活躍した.また普段運転されていた沿線の青梅線でも知名度は高く,定着していただけに引退は非常に惜しまれる結果となった.
 なおJR八王子支社では当初四季彩の代替を検討していたようだが実質的な代替車投入計画も無いまま『四季彩』は廃車,当面青梅線の青梅以遠はE233系の独壇場となる.
 『四季彩』廃車に関して公式では“老朽化”を第一に挙げているが,鋼製車体・直流主電動機を持つ201系は東日本の推進する首都圏車両新系列化で除外(廃車対象)されており,事実上この波にのまれる形で廃車せざる得なかったようである.

この記事の写真は全て2009-7-23撮影
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『四季彩』営業運転終了

2009年07月20日 | 201系


 6月28日に青梅線で定期運用を終了した201系展望型電車『四季彩』は,翌月の7月からツアー形式のさよなら列車として運転を開始した.さよなら運転の最初は4・5日に実施された「笹子トンネル近代産業遺産認定記念ツアー」であったが,翌週の11日から20日までの土休日は走り慣れた青梅線を舞台に最後の営業運転を実施した.
 青梅線でのさよなら運転は立川を始発駅とし,11・12日は青梅往復,18~20日は奥多摩往復が設定された.最終日となった20日には奥多摩駅で「四季彩」さよならセレモニーが開催されている.
 

写真左:立川-西立川 2009-7-12(青梅散策ツアー)
写真右:沢井-御嶽 2009-7-19(ラストラン奥多摩ツアー)

 以下では11日から20日にかけて運転された『さよなら四季彩号』の様子を青梅,奥多摩の順に写真と共に纏めてみた.

■『さよなら四季彩号』で行く青梅散策ツアー
 7月11日と12日の二日間設定された青梅散策ツアーは,立川を出発し青梅を往復する単純な行路.但し立川-西立川間を青梅短絡線を経由している.
   

写真上左:豊田車両センターから立川へ回送されてきた四季彩. 立川 2009-7-11

写真上右:往路の運転を終えた四季彩は一旦宮ノ平まで回送,折り返して青梅へ入庫した. 青梅 2009-7-11

写真左:復路も立川-西立川は短絡線を経由した. 立川-西立川 2009-7-12


    

 立川到着後は豊田車両センターへ帰区する.
     写真上:立川-日野 2009-7-12
     写真右:日野 2009-7-11

運転行路・列車番号(運転日:2009-7-11・12)
回9542M 豊田→立川  
9543M 立川→青梅 青梅短絡線経由
回9545M 青梅→宮ノ平  
回9546M 宮ノ平→青梅 上本到着後電留線へ入換
9548M 青梅→立川 青梅短絡線経由
9548M 立川→豊田 日野中線停車


■『さよなら四季彩号』ラストラン奥多摩ツアー
 7月,3連休となった18~20日に実施された.『四季彩』最後の営業運転となる路線はホームグラウンドであった青梅線立川-奥多摩間となり最後のに相応しい運転区間となった.
 
写真左:青梅短絡線を走行し西立川へ到着する四季彩.西立川では26分停車した. 西立川 2009-7-19
写真右:最終日の青梅線は非常に多く人が四季彩へカメラを向けていた. 軍畑-沢井 2009-7-20

 
写真左:奥多摩ツアー初日の運転では青梅出発後に「快速 奥多摩」表示で運転した. 川井-古里 2009-7-18
写真右:古里駅では中線に14分停車した. 古里 2009-7-19

 
写真左:白丸駅付近を走行する四季彩.西立川と古里での長時間停車により電車での追っかけ撮影も可能であった. 鳩ノ巣-白丸 2009-7-18
写真右:最終日往路の運転では西立川から編成札下部に「さよなら運転」用の札を追加し運転.乗務員室に運転士2名の他桃色頭巾を被ったあの方も便乗している. 白丸-奥多摩 2009-7-20

 奥多摩駅は2番線に停車,最終日20日はホーム立川方でさよならセレモニーが開催された.
 
写真左:奥多摩では1時間以上の停車時分が設定された.ホーム端ではセレモニーの準備が進められている.
写真右:セレモニーでは来賓の挨拶や乗務員への花束贈呈,くす玉割りが行われた.奥多摩駅ホームは多くのギャラリーと狭いホームのためセレモニーは殆ど見ることが出来ない状況であった.
2枚とも奥多摩 2009-7-20

 ラストラン奥多摩ツアーの復路は途中駅の停車は古里,御嶽,沢井,二俣尾,青梅,拝島,西立川が設定されたが,客扱いを実施したのは沢井と青梅のみであった.
 
写真左:トイレ設備が無い四季彩は途中駅でトイレのための停車を余儀なくされる.復路は沢井と青梅で客扱いを実施したが5分程度しかなかった.
写真右:18日は往路・復路共に「臨時」で運転されず復路は「快速 立川」表示となったが色々と問題となり以降幕変更が禁止された模様.

運転行路・列車番号(運転日:2009-7-18・19・20)
回9544M 豊田→立川  
9543M 立川→奥多摩 青梅短絡線経由(途中駅客扱:宮ノ平・御嶽)
9546M 奥多摩→立川 青梅短絡線経由(途中駅客扱:沢井・青梅)
回9545M 立川→豊田 日野中線停車

◆記念乗車証
ツアー参加者には硬券の乗車証が配布された.デザインは全てのツアー共通であった.


 最終日となった20日の青梅線沿線は近年類を見ない状況であった.復路運転時には沿線のカメラマンによると思われるトラブルで運転に遅れと混乱を招いたが大きな事故も無くさよなら運転は終了した.
 3日後の23日には長野総合車両センターへ回送され現地で解体され『四季彩』としての8年に亘る活躍に幕を下ろす事となる.

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H4輪軸交換試運転

2009年07月15日 | 201系


 豊田車両センターの201系H4が7月13~14日にかけて輪軸交換を同センターで実施,15日に立川-八王子間で試運転を実施した.交換をした輪軸は高尾方のクハ200のみの模様.
試運転実施前のH4 豊田車両センター
 
 運転経路は
  豊田-(試4080)→立川
  立川-(試4081)→八王子
  八王子-(試4082)→豊田
で午前中に実施された.


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電気連結器撤去

2009年07月07日 | 西武30000系『スマイルトレイン』
 新宿線で使用されている8両編成の30000系2本が先頭車前位に装備されている電気連結器が撤去された.
 
 新宿線は2両編成の配置が無く増結の必要性が無いため撤去に至ったものと思われる.撤去は6月の最終週頃に実施された模様.
左:38101,右:38102 2枚とも萩山


運転台には右端のモニタ下部に[電気連結器取り外し中]とテプラにより表示されている.

写真は全て2009-7-7撮影


★追記★
電気連結器撤去は配線改修工事実施のため.既存品の改修を循環して実施したため通常使用しない新宿線用を取外し改修,先に池袋線用へ改修品に交換している.
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さよなら四季彩号【笹子ツアー】

2009年07月05日 | 201系

 6月28日で青梅線の定期運用から離脱した201系展望形電車「四季彩」が,今月下旬の廃車を前にし中央線・青梅線で『びゅう』商品のツアー「さよなら四季彩号」として運転されている.
 最初のツアーとなったのは7月4日に実施されたもので,三鷹発着で中央線笹子(復路は大月)まで乗車する「笹子トンネル近代産業遺産認定記念ツアー」であった.ツアーでは近代産業遺産に認定された笹子トンネルの見学や勝沼ぶどう郷駅付近の大日影トンネル散策等が実施された.このツアーは4日と5日の2日間のみ設定された.

 三鷹を始発駅とし,途中武蔵境,国分寺,立川,八王子で客扱いを実施し笹子まで運転した.笹子では乗客を降ろし回送として塩山まで運転,その後相模湖へ戻し再び大月へ下る.大月からはツアー見学を終えた乗客を乗せ復路を三鷹まで運転した.
 さよなら運転に際しヘッドマークが交換され,クハ201とクハ200で色調の異なる2種類が掲出された.上記写真は相模湖停車中の9531Mで下り方のクハ200が緑を,上り方のクハ201が水色を基調としたデザインとなった.

 ツアーではオリジナル弁当が用意された.また乗車証も参加者へ配布された. 
  
 四季彩パッケージの弁当.製造は「元気甲斐」や「高原野菜とカツの弁当」でお馴染み小淵沢の丸政が担当.記念の乗車証は硬券であった.

 車内では四季彩オリジナルグッズとして記念サボとレトルトのカレー・ハヤシセットが販売された.
  
 記念サボは大宮総合車両センターで販売された物(後のサボ)を若干変更した物.裏面には中央線開業120周年の印刷が施される.カレー・ハヤシセットはパッケージの掛け紙を四季彩仕様に変更しただけのもので,中身は各種イベント等で販売されている物と同様.

 ツアーではツアー名にもある笹子トンネルの見学と勝沼ぶどう郷にある大日陰トンネル散策等が実施された.
  
 写真左は笹子トンネルに進入中の下りの特急列車スーパーあずさ15号.右は大日陰トンネルの勝沼ぶどう郷駅側の入り口付近.

 大日陰トンネル散策を終え復路の四季彩乗車駅である大月へ移動する.大月では富士急行線開業80周年でリバイバル塗色に変更した1000系も見学することが出来た.
 
 大月駅の富士急行線ホームへはツアーの会員券を提示すれば入場が可能であった.ホームでは80周年にちなんだ各種グッズや記念切符等が販売されていた.
 写真右は2本目のリバイバル塗装となった普通電車の1000系.写真左は7月4日から発売になった記念切符で国鉄・JRの乗り入れ75周年を記念に販売開始したもの.
>
中央線直通運転75周年記念(硬券)入場券セット

 このツアーでの四季彩乗車区間は往路が三鷹から笹子,復路が大月から三鷹となる.途中の移動は定期普通電車を利用している.
  
 写真左は往路の9531M.笹子にてツアー客を降ろし塩山まで回送される.右は復路の9532Mで相模湖から回9521Mで回送された.
 列車のダイヤは臨時特急列車ダイヤを流用していたため運転速度が非常に速く設定されていた.そのため普段味わえないような201系の高速走行を堪能することが出来た.
 
 四季彩は11・12日に「青梅散策ツアー」として立川~青梅間を,18~20日に「ラストラン奥多摩ツアー」として立川~奥多摩間を運転する予定となっている.この運転が終了すると営業運転から離脱し廃車回送を残すのみとなる.

 ここまでの写真は全て2009年7月4日撮影.

■回9520M【豊田→三鷹】
 
 さよなら運転は豊田車両センターを起点として運用される.
左:武蔵小金井 2009-7-4
右:国立~西国分寺 2009-7-5

■9531M【三鷹→笹子→塩山】
 
 三鷹,武蔵境,国分寺,立川,八王子で客扱いを実施.四季彩にはトイレの設備がないため相模湖で30分の停車時間を設けた.笹子でツアー客を降ろした四季彩は折り返し設備のある塩山まで回送される.
左:相模湖 2009-7-4
右:初狩~笹子 2009-7-5

■回9530M【塩山→大月】 回9522M【大月→相模湖】
  

 塩山から大月は回9530M,大月から相模湖までは回9522Mとして回送される.
上左:2009-7-4,上右:2009-7-5 共に初狩~笹子
下:四方津~梁川 2009-7-5

■回9521M【相模湖→大月】
  
 復路運転のためツアー客の待つ大月へ回送される.
左:梁川~鳥沢 2009-7-5
右:大月 2009-7-4

■9532M【大月→三鷹】

 相模湖では定期普通電車を抜くなどかなりの俊足ぶりを発揮.ダイヤのスジも立っており,モーター音を高らかに奏で疾走する四季彩は乗車していて非常に感動した.
梁川~鳥沢 2009-7-5

■回9523M

 豊田車両センターへ帰区する四季彩.途中立川駅で停車.
立川 2009-7-4

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