試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

モハ100-252[トタ冷房5F] 第二次冷房改造車 モハ100形用床板復旧施工 (クモハ100形用床板代用解消)

2017-06-01 21:36:55 | 国鉄/JR101系
第二次冷房改造車。

KATO製国鉄101系武蔵小金井区,豊田区仕様モハ100形でのクモハ100形床板代用車復旧は第二弾を迎えた。
ツヌ101F-2(Mc148)へ捻出を要したモハ100形用床板はモハ100-117,モハ100-170の2両分だった。
理論上もう1両のモハ100形の復旧を終えればクモハ100形床板代用車は消滅するはずである。


国鉄101系トタ冷房5F 第二次冷房改造車編成(1978/3)。
[トタ冷房5F]:Mc198-M'252-T'c79+Mc197-M'251-T123-T298-T124-M250-M'c184

モハ100形用床板捻出対象車絞込時にトタ冷房5F(Mc198)を起用した記憶が残っていた。
トタ冷房5Fは旧ムコ3F(Mc78)を基本に第二次冷房改造車用屋根板(101系メイクアップパーツ1:11-510)へ交換し出場させた。
この時点で早くも実車との床下機器配置に相違が生じている。
大形電動発電機追設は全く考えておらずクモハ100形用床板代用車組込も気にならなかった。
そのため優先的に床板振替対象車としたが床板振替後も齟齬は残る。
しかも[トタ冷房5F]は便宜上付番しただけで編成番号は与えられなかった。
よってイメージ編成の範疇にありモハ100-252(トタ冷房5F)の復旧だけで十分と言えた。


モハ100-252第二次冷房改造車(トタ冷房5F:クモハ100形用床板代用車)。

第二次冷房改造車のトタ冷房5FはAU75A冷房機がほぼ車体中央に搭載されている。
先にTOMYTEC製101系トタ冷房1F(Mc199:第一次冷房改造車)が出場しており対比となる存在でもある。
101系メイクアップパーツ1では10両編成分の第二次冷房改造車用屋根板が賄えず2組を用いた。
ATS-B形車上子付胴受入手が101系メイクアップパーツ1を2組入手した名目で屋根板は余剰部品に近かった。
トタ冷房1Fのリリース告知が刺激となりまさかの出番がやって来た部品でもあった。


入工中のモハ100-252。

モハ100-252へのクモハ100形用Assy床板組込はモハ100-76(ムコ3F:Mc78)と同一方式を採った。
よってライトスイッチカバー部の床下機器もクモハ100形相当で残っていた。
今入場で2両分の現行LOTライト基板装着済クモハ100形用床板が確保される。
しかし相方のクモハ101形用Assy床板が無く1stLOTライト基板更新対象車の入場は先送りとなる。


原形のまま残るライトスイッチカバー。

DT21非動力台車を流用しモハ100形用Assy床板への交換を行う。
先に竣工したモハ100-76ではビス締結が非常に固かった。
ところがモハ100-252では製品と同じ感覚で締結を終えた。
締結ビス,Assy床板には各々多少の個体差があるらしい。
床板湾曲を気にせずに済んだのはモハ100-76との大きな違いになっている。


DT21非動力台車の取付を終えたモハ100形用Assy床板。

使用停止されたクモハ100形用床板にはプリズムケースを装着し保管品へ廻した。
床板しかなく急遽出番があるとは考え難い部品ではある。
但し万が一の際にはDT21非動力台車を装着するだけで即応できる。
またクモハ100形Assy車体組立車にも起用可能でそれなりに用途はあると思う。


モハ100-251,モハ100-252 (トタ冷房5F,トタ冷房5F)。

完成した床板を嵌合させモハ100-252(トタ冷房5F)が竣工した。
これでモハ100-251(トタ冷房5F:動力ユニット搭載車)との床下機器配置差異も解消されている。
前途の通り実車と相違する箇所は多い。
もちろん床下機器配置の変更が出来れば理想だがこれには大加工が伴うため難しい。
特にモハ100-251はモーターカバーを細工しなけれはならず現在の技量では打ち止めとなる。




モハ100-252(モハ100形用Assy床板交換施工)。

モハ100-252も製品原形に復帰しトタ冷房5F関連の作業は完了したと思われた。
ところがユニットを組むクモハ101-198とは側面窓セルのLOTが揃っていなかった。
旧ムコ3Fが出自のモハ100-252は101系0番代LOT側面窓セル装着車で朱色1号に明灰色Hゴム支持再現が映える。
一方クモハ101-198はクモハ101-193(ムコ10F:Mc194)を受け継ぐ101系800番代LOT側面窓セル装着車だった。
濃灰色に振られたHゴム支持再現は側面見附差異を呼んでおりは再出場目前に予想外な箇所で躓いている。


クモハ101-198+モハ100-252 (トタ冷房5F:101系800番代LOT側面窓セル装着車+101系0番代2ndLOT側面窓セル装着車)。

ムコ予備00F(Mc60)は意地で101系0番代LOT側面窓セル装着編成へと漕ぎ着けた。
これが影響し103系サハ103形750番代を含めた他車両からの側面窓セル転用は厳しい状態にある。
だがせめてユニット間だけでも見附を揃えたい。
所有車両の確認は行うが最終的にはトタ冷房5F内で遣り繰りするしかなくなると思う。
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