不運。
京成3500形3520F(二代目),3528F更新車中期仕様の第二次整備は3526(3528F)から開始した。
非動力M1車は側面行先表示器基準幕化だけで整備を終えられるため工程の多いM2車を入場させるつもりだった。
残念ながら3526はPT-43形パンタグラフ歪みのあるエラー品でこれの修正を優先している。
京成3500形3528F 更新車 中期仕様 PT-43形パンタグラフ搭載車。
3528F:[3528]-[3527]-[3526]-[3525]。
3520F現行仕様(3520F-3)を先行出場させておりM1車の構造は把握できていた。
加えてTOMIX製PT-7113-B形パンタグラフ化を行ったためPT-43形パンタグラフの撤去も経験している。
パンタグラフの歪み修正は車体から取り外して真因を追求する必要があった。
そのため発生品を活用する交換とし作業の簡略化を図っている。
3526 更新車 中期仕様(3528F)。
3526は車体の傾きこそ招いていなかったが床板中央部が下垂している様に見えた。
3518(3520F-3→電装済)の軽症状版だと思われる。
これの確認も行わなければならない。
1工程の予定が3工程に増えてしまった。
入工中の3526。
床板を取り外すと予想通り撓んでいた。
更に分解すると3518同様座席部品は逆への字形に歪んだ。
ここでもエラー品を引き込んだらしい。
3518での経験を活かし床板中央部下垂防止策を施す。
中央部下垂が無くなった床板。
座席部品を直線状に整形しウエイトをへの字形に湾曲させた。
床板を組み立てると中央部下垂は消え去っていた。
続けて非動力M1車でエラー品を引き当てるとは思わなかった。
それでも3518の前例があったため焦らずに修正を行えている。
PT-43形パンタグラフを交換した3526。
次に歪んだパンタグラフを交換する。
幸い3520F-3現行仕様から捻出されたマイクロエース製PT-43形パンタグラフの予備品があった。
避雷器位置都合で3518発生品を起用している。
3526のパンタグラフは全脚溶着されていた。
車体,パンタグラフを傷めないよう車内側取付孔から慎重に押し出し撤去した。
ここまで3種類の固定方法が確認できている。
この辺りはまさしく個体差だろう。
交換したパンタグラフは取付脚に対しやや緩く微量の流し込み接着剤で固定している。
プラスチックドライバーを差し込んだ側面窓セル。
パンタグラフ固着の確認後に窓セルの撤去を行った。
3520(3520F-3)で採用した行先表示器部付近へプラスチックドライバーを挿す方式とした。
セルへの接着剤量は多くなく車体からの剥離は容易に行えている。
窓セルを撤去した3526。
青マッキーで側面行先表示器の基準幕化を行い組立に戻る。
窓セルは車体の行先表示器部を撓ませセルが入り込む余地を確保してから嵌合させた。
嵌合爪との位置が悪く着脱時に一番神経を使う部分である。
↓
3526(側面行先表示器基準幕化,パンタグラフ交換)。
床板は撓みを修正したせいかきつめの嵌合になった。
垂直では嵌込み難く斜めにしながら組み込んだ。
それでも台枠が車体に収まりきらず最終的に押し込んで正規位置に戻している。
強引に嵌込んだが車体への影響は感じられない。
↓
3526+3525 (PT-43形パンタグラフ交換)。
パンタグラフ交換によりエラーの影は微塵も見られなくなった。
この点は3520F-3先行出場が奏功したと言える。
なお撤去したパンタグラフは[/]形上枠のホーン側が段違いになっていただけで修正の後に保管品とした。
次はユニット相手の3525が入場予定だったが床板中央部下垂が気になりM1車の3527に変更する。
もしかすると床板の歪みはエラーではなく仕様かもしれない。
一番手間を要さない非動力M1車のはずが厄介な問題を抱える可能性がある。
その答えは直ぐに出るだろう。
京成3500形3520F(二代目),3528F更新車中期仕様の第二次整備は3526(3528F)から開始した。
非動力M1車は側面行先表示器基準幕化だけで整備を終えられるため工程の多いM2車を入場させるつもりだった。
残念ながら3526はPT-43形パンタグラフ歪みのあるエラー品でこれの修正を優先している。
京成3500形3528F 更新車 中期仕様 PT-43形パンタグラフ搭載車。
3528F:[3528]-[3527]-[3526]-[3525]。
3520F現行仕様(3520F-3)を先行出場させておりM1車の構造は把握できていた。
加えてTOMIX製PT-7113-B形パンタグラフ化を行ったためPT-43形パンタグラフの撤去も経験している。
パンタグラフの歪み修正は車体から取り外して真因を追求する必要があった。
そのため発生品を活用する交換とし作業の簡略化を図っている。
3526 更新車 中期仕様(3528F)。
3526は車体の傾きこそ招いていなかったが床板中央部が下垂している様に見えた。
3518(3520F-3→電装済)の軽症状版だと思われる。
これの確認も行わなければならない。
1工程の予定が3工程に増えてしまった。
入工中の3526。
床板を取り外すと予想通り撓んでいた。
更に分解すると3518同様座席部品は逆への字形に歪んだ。
ここでもエラー品を引き込んだらしい。
3518での経験を活かし床板中央部下垂防止策を施す。
中央部下垂が無くなった床板。
座席部品を直線状に整形しウエイトをへの字形に湾曲させた。
床板を組み立てると中央部下垂は消え去っていた。
続けて非動力M1車でエラー品を引き当てるとは思わなかった。
それでも3518の前例があったため焦らずに修正を行えている。
PT-43形パンタグラフを交換した3526。
次に歪んだパンタグラフを交換する。
幸い3520F-3現行仕様から捻出されたマイクロエース製PT-43形パンタグラフの予備品があった。
避雷器位置都合で3518発生品を起用している。
3526のパンタグラフは全脚溶着されていた。
車体,パンタグラフを傷めないよう車内側取付孔から慎重に押し出し撤去した。
ここまで3種類の固定方法が確認できている。
この辺りはまさしく個体差だろう。
交換したパンタグラフは取付脚に対しやや緩く微量の流し込み接着剤で固定している。
プラスチックドライバーを差し込んだ側面窓セル。
パンタグラフ固着の確認後に窓セルの撤去を行った。
3520(3520F-3)で採用した行先表示器部付近へプラスチックドライバーを挿す方式とした。
セルへの接着剤量は多くなく車体からの剥離は容易に行えている。
窓セルを撤去した3526。
青マッキーで側面行先表示器の基準幕化を行い組立に戻る。
窓セルは車体の行先表示器部を撓ませセルが入り込む余地を確保してから嵌合させた。
嵌合爪との位置が悪く着脱時に一番神経を使う部分である。
↓
3526(側面行先表示器基準幕化,パンタグラフ交換)。
床板は撓みを修正したせいかきつめの嵌合になった。
垂直では嵌込み難く斜めにしながら組み込んだ。
それでも台枠が車体に収まりきらず最終的に押し込んで正規位置に戻している。
強引に嵌込んだが車体への影響は感じられない。
↓
3526+3525 (PT-43形パンタグラフ交換)。
パンタグラフ交換によりエラーの影は微塵も見られなくなった。
この点は3520F-3先行出場が奏功したと言える。
なお撤去したパンタグラフは[/]形上枠のホーン側が段違いになっていただけで修正の後に保管品とした。
次はユニット相手の3525が入場予定だったが床板中央部下垂が気になりM1車の3527に変更する。
もしかすると床板の歪みはエラーではなく仕様かもしれない。
一番手間を要さない非動力M1車のはずが厄介な問題を抱える可能性がある。
その答えは直ぐに出るだろう。