試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成新3000形3051-2[3051F] 7次車 TOMIX製PT-7113-D形パンタグラフ避雷器交換 (3026F発生品) ※3051F 再出場

2017-02-12 21:16:47 | 京成線:新3000形
別格。

マイクロエース製京成新3000形3051F(3051F)のTOMIX製PT-7113-D形パンタグラフ避雷器交換は終了目前に迫った。
現在は3051-2と3051-5で避雷器設置方法が異なっている。
3051-5で採用した屋根上設置の方が作業面でも有利と言える。


京成新3000形3051F 7次車。
3051F:3051_8-3051_7-3051_6-3051_5-3051_4-3051_3-3051_2-3051_1。
※TOMIX製PT-7113-D形パンタグラフ避雷器交換。

3051Fは3026Fへのパンタグラフ供出目的でTOMIX製PT-7113-D形パンタグラフに換装された。
これを端を発し外観の変化が続いている。
その後波打車輪を有していた3001Fと全軸交換を行った。
新3000形系列では出色の存在と言えよう。


3051-2 7次車(3051F)。

先ず中1日を置いた3051-5の避雷器固着状況を確認した。
やはり垂直方向の接着が物を言い高い安定度を実現していた。
この状態なら屋根上設置を正式採用しても構わないだろう。
従って最終入場車の3051-2もこちらを採用する。
しかし3051-5はパンタグラフ1台搭載で上野寄避雷器の屋根上取付を試せていない。
3051-2では先ず上野寄避雷器交換から着手する。


入工中の3051-2。

3051-2の避雷器交換を終えればTOMIX製PT-7113-D形パンタグラフの巨大な避雷器は姿を消す。
代用品の泣き所は解消されマイクロエース製PT-71系パンタグラフ搭載編成との差異は気にせずに済む。
早速上野寄のパンタグラフを取り外し作業を開始した。
マイクロエース製PT-71系パンタグラフ用避雷器は3051-5に引き続き3026F発生品から供出する。
折り畳めないパンタグラフは破棄されてもおかしくなかった。
保管品としたのは構造確認に加え折り畳みを可能に出来るか加工する予定が有ったためである。
結局加工に着手することなく避雷器は撤去される。
パンタグラフは避雷器台座が撤去されたため用途不要は明白だが破棄はせず再び保管品ヘ廻した。


避雷器を撤去したマイクロエース製PT-71系パンタグラフ(上野寄)。

マイクロエース製PT-71系パンタグラフは部品共用前提で両側に避雷器取付台座を持つ。
よって上野寄パンタグラフでも切断位置は変わらない。
避雷器台座をU字形にすべく深めにニッパーを入れたがL字形になってしまった。
仮にパンタグラフ台枠側面取付を継続していたなら痛手になるところだった。
屋根上取付に変更したことで動揺はしていない。
続いてTOMIX製PT-7113-D形パンタグラフに再搭載用の細工を施す。
ここも基本的に3051-5から変更は無い。
但しプラ板が線路方向に長くなってしまい側面の他に連結面側も黒色化している。
ちなみにプラ板も車体高嵩上に使用していたもので徹底的に再用を図った。
パンタグラフを再搭載し連結面側碍子とのマッチングを確認した。
すると山側碍子が線路方向を向いていた。
固定が甘かった様で再度枕木方向へ修正し流し込み接着剤で溶着している。


屋根上に取付けたマイクロエース製PT-71系パンタグラフ用避雷器(上野寄)。

いよいよ避雷器取付に入った。
3051-5では順調に進んだが上野寄に変わったせいかなかなか位置が定まらない。
屋根上取付とは言え台座はパンタグラフ台枠側面に接触させている。
山側は元々避雷器が存在せず無加工でありL字形の避雷器取付台座が災いし2点支持に出来なかったらしい。
やはりU字形に切り出した方が良かったと言える。
この結果ゴム系接着剤は底面だけの粘着力に頼らなければならなくなった。
こうなると垂直,平行を保つのが難しい。
一方を合わせるともう一方がずれるという悪循環に陥った。
いくらやり直しても上手く行かずきりがない。
一度作業を中断し対策を考えた。
ここで3051-7入場時にゴム系接着剤の塊をパンタグラフ台枠下部へ押し込んだ事を思い出した。
これを採り入れれば準2点支持に出来るはずである。
パンタグラフ再搭載用のプラ板は広幅に戻しており3051-7と同等の接地面積を稼げる。
早速ゴム系接着剤の塊を造り避雷器取付位置付近のパンタグラフ台枠下部に詰めた。
更に一捻りを加え一部を屋根上に引き伸ばし避雷器台座のゴム系接着剤を粘着し易くしている。
どちらが奏功したか明確ではないが右往左往することなく屋根上に避雷器を設置できた。
外観も3051-5と変わらず避雷器台座下部には空間がありパンタグラフ台枠側面取付のように見える。


避雷器台座を撤去したTOMIX製PT-7113-D形パンタグラフ(成田寄)。

上野寄避雷器交換に目処が立ち成田寄避雷器交換に移った。
成田寄は3051-5と同一工程で構える必要は無い。
成田寄パンタグラフを撤去し不要となる避雷器台座を撤去した。
マイクロエース製PT-71系パンタグラフ用避雷器も今回はU字形に抽出出来ている。
なお3026F発生品のパンタグラフは失敗を防ぐため全て搭載方向が同じになるよう注意した。
これは3500形更新車と逆方向になる避雷器位置を混同させないための措置だった。
結果的にはここまで神経を使わなくても良かったと思う。
TOMIX製PT-7113-D形パンタグラフはプラ板長に気を付け再搭載準備を行っている。


再搭載された成田寄パンタグラフ(成田寄)。

さすがに5台目の加工で再搭載は順調に進んだ。
連結面側碍子位置の問題は無く固定されておりパンタグラフが動く心配は要らなかった。
マイクロエース製PT-71系パンタグラフ用避雷器取付は3051-5の方式へ戻している。
上野寄とは異なり位置も労せずして決まった。
後はゴム系接着剤の完全固着を待つだけになる。


避雷器交換を終えた3051-2。

固着時間短縮を図るため粘度の高いゴム系接着剤を使用した。
そのお陰で成田寄避雷器は比較的早く安定している。
3051-2の接着剤固着待ち時間を使い3051-7も屋根上設置に改めた。
流し込み接着剤の影響は殆ど無くパンタグラフ台枠側面,避雷器台座共に外観は乱れていない。
寧ろ側面取付に拘ったのが無駄と思えるほど簡単に取り外せている。


屋根上設置で統一した避雷器 (3051-7,3051-2)。

避雷器設置方法は二転三転したものの現時点ではベストな方式に辿り着いたと思う。
連結面寄碍子のように永久固定出来れば理想的だった。
しかし溶着に失敗すると屋根塗装を痛める。
交換時には再度調整を要するがTOMIX製PT-7113-D形パンタグラフの個体差を考えると無難な手法かもしれない。




3051-3+3051-2 (マイクロエース製PT-71系パンタグラフ用避雷器取付)




3051-2+3051-1 (マイクロエース製PT-71系パンタグラフ用避雷器取付)

3051-2の避雷器交換を終え3051Fが再出場した。
新3000形系列との見附も近似化され引っ掛かりは払拭された。
実車も通称新3050形で新3000形0番台とは性格を異にしている。
車体フィルムもデザインが全く異なり本当に別形式でも良かったと思える。
結果的に3051Fは異端要素を集結させる打って付けの編成だったと言えよう。

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