試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クハ103-113[ツヌ302F-1] AU75冷房改造車化 ※屋根板交換:元クハ103-113 廃車発生品転用

2017-05-16 21:03:42 | 国鉄/JR103系
現状維持。

KATO製103系一般形クハ103-114(ツヌ302F-1)のAU75冷房改造車化を終えた。
続いてクハ103-113(ツヌ302F-1)の冷房改造に着手する。
前面に長い亀裂個所があるため分解から慎重な作業を求められる。


国鉄103系クハ103-113(ツヌ302F-1)。

クハ103-113もクハ103-114と同一LOTのクハ103-54(黄色5号)が種車で古い製品だった。
しかし細工時の失策を除けば状態は良い。
亀裂は前照灯直下から始まり前面窓まで貫いている。
そのため出来るだけ車体への負荷を減らす必要があった。
運転台側屋根板の嵌合爪は1エンド側側扉上にあり先頭部とは少し離れていた。


入工中のクハ103-113。

先ず妻面窓からプラスチックドライバーを差し込み連結面側の屋根板を浮かせた。
中央嵌合爪部までは無瑕車両と同じ様に進められる。
問題はここからだった。
前面を左右から挟み付け屋根板と車体との隙間にプラスチックドライバーを挿入する。
少しずつ側面窓セルと屋根板の間隔を広げ運転台側嵌合爪位置まで近付けた。
この間前面は挟み続けなければならずプラスチックドライバーの移動に苦戦している。
ようやく運転台側嵌合爪まで達した時点で屋根板を斜めに動かし撤去に至った。


溶着した信号炎管。

屋根板には何度か捻りが加わってしまった。
そのせいかタミヤセメントで接着した信号炎管が外れそうになった。
再固定に用いる接着剤に悩んだが結局は何時も通りの流し込み接着剤に落ち着いている。
信号炎管,屋根板共に塗装を施しており接着剤投入方向には十分気を付けた。
塗装の厚塗りが幸いし屋根上への流出を防げたため外観を乱す事態は回避できている。


現行LOTベンチレーター化したAU75冷房改造済屋根板:発生品。

作業に信号炎管の溶着が加わったためその後ベンチレーター交換に着手した。
AU75冷房改造済の屋根板は元クハ103-113(元ツヌ302F-2)の廃車発生品である。
元クハ103-114と同時期に竣工しており塗装済現行LOTベンチレーター化も同様だった。
塗装済現行LOTベンチレーターはクハ103-113から捻出した現行LOTベンチレーターで置き換えている。
ダークグレーで塗装した屋根板により屋根上のコントラストはKATO製103系量産冷房車を僅かに上回った。
AU75冷房機はねずみ色1号のままでグリーンマックス製103系とは違う雰囲気になったと思う。


分解前に補強した前面亀裂部。

クハ103-113の座席部品はグレーが褪色した様な色合いだった。
これは製品仕様か経年劣化かは判らない。
せっかくの廃車発生品が手元にあるため交換を行う。
分解に伴い前面室内側亀裂部へ流し込み接着剤を投入し溶着の強化を図っている。
外板の補修記録は残っていたが室内側の措置は見当たらなかった。
側面窓セル撤去時に掛かる負荷で前面亀裂部が耐えられるか不安を抱いた。
気休めにしかならない可能性があるものの補強対策としている。


交換対象に加わったウエイト。

座席部品を撤去すると錆の著しいウエイトが現れた。
ウエイトは表面だけではなく裏面まで錆が進行し台枠には錆の粉末が付着する始末だった。
急遽ウエイトも交換する事になり防錆措置済の保管品を持ち出した。
下回りの整備に入った序でにいんちき黒染車輪化も行っている。
クハ103-113のTR62は両台車とも現行LOT品に交換されていた。
既に旧LOT品は手持ちが無く流用せざるを得ない。


LOT変更が出来なかったTR62。

しかしこのままでは枕木方向の遊びが大きく蛇行動の要因になりかねない。
試験的にグリーンマックス製締結ピンに交換し様子を見る事にした。
取り付けた感触は悪くない。
台枠との隙間は狭くなり台車旋回も旧LOT品並に変わった。
建て付けも向上し走行に支障が出なければ無理にLOT統一を図る必要が廃される。
グリーンマックス製締結ピンは数に限りがあるものの所有するKATO製103系一般形は賄えると思う。


グリーンマックス製締結ピンへ交換したTR62(運転台側)。

組立時も前面亀裂部の扱いに気を付けた。
座席部品組込までは最低限の注意で澄むが側面窓セル取付から様相が代わる。
台枠の嵌合爪へ嵌め込む際に側面窓セルが少々歪む。
これに釣られ車体も押し込まれるため前面は必ず左右から挟み切り抜けた。
最後の難関は屋根板嵌合である。
先ず嵌合爪の無い運転台側屋根板を合わせ前面と共にマスキングテープで固定した。
屋根板は一気に押し込めないため片側の嵌合爪を一箇所ずつ撓ませながら取り付けている。




布幕風からフィルム幕風化した行先方向幕。

作業の流れにより行先方向幕の貼付,交換は最後に廻った。
ステッカーは全て元クハ103-113からの転用である。
前面行先方向幕は布幕フォントの101系用からフィルム幕フォントの103系用に交換され雰囲気が変わった。
心配された前面亀裂の進行は抑えられたらしい。
AU75冷房改造済屋根板交換に当たり一番気になっていた個所は入場前の状態を保てている。
ちなみにライトリム左下も加工時に失敗し破損させた。
塗料(黄色5号)と木工用ボンドを混ぜた怪しい物質で整形したが今入場は乗り越えている。




クハ103-113(AU75冷房改造車化:屋根板交換)。

前面亀裂を深刻化させる事無くクハ103-113が竣工した。
屋根板はクハ103-114と同様の加工方法で厳ついランボードも変わらない。
ただサハ103-180,サハ103-198(ラシ333F-2)と比べれば半埋込化の効果はあったと思える。
なおクハ103-114で見られた屋根板の歪みはクハ103-113でも現れた。
歪む原因の半分はランボード半埋込化に拠るものだと思われる。
しかし元クハ103-113時代よりは確実に収まりが良くなった。
これは車体状態に左右されたためだろう。


クハ103-113+クハ103-114 (AU75冷房改造車化)。

細かいところでは1-3位側と2-4位側で若干異なる側面行先表示器位置も再現した。
本来はKATO製103系量産冷房車の行先表示器に貼付するもので小さ目になるのは仕方がない。
しかも再用ステッカーが影響し歪みまで招いている。
設置位置まで拘りながら新たにステッカーを切り出さなかったのは少々勿体なかったかもしれない。

クハ103-114に続きクハ103-113も冷房改造を終えた。
ツヌ302F-2廃止時にAU75冷房改造車化の構想は全く無かった。
一連の入場は実質クハ103-113,クハ103-114(元ツヌ302F-2)の車体更新と同義になったと言えよう。
ツヌ302F-1はTOMIX製103系High-Grade製品ツヌ306F-2(Tc123)に続き珍しい再出場を迎える。
ジャンル:
模型
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