試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

サハ100-99[ツヌ113F] 車体更新 (サハ101-108Assy車体[ツヌ118F] サハ100形0番代編入,屋根板交換,床板装着施工) ※'再生産品

2016-10-09 21:00:47 | 国鉄/JR101系
再挑戦。

KATO製101系ツヌ113F(Tc74:再生産品+旧製品)出場を目前にしてサハ100-99(ツヌ113F)を再入場させた。
どうしてもエンド標記消去失敗痕が気になる上に最後のサハ100形竣工となる可能性が高かった。
サハ100-99(再生産品←サハ101-108:ツヌ118F)は編成出場前に車体更新が行われる異例の事態となっている。


国鉄101系サハ100-99(ツヌ113F)。
※再生産品

黄色5号塗料を盛ったエンド標記消去失敗痕は手の打ちようが無く車体更新とした。
更新に起用したのはサハ101-108Assy車体(ツヌ118F:再生産品)である。
幻で終わったツヌ103F-2(Tc66:1985/4)用に手配したがツヌ106F(Mc160)へ変更され措置保留となっていた。
波動用サハ101形0番代へ起用する計画を立てていたがサハ100-99の車体更新用に白羽の矢が立った。
捻出される旧サハ100-99(元ツヌ113F)はサハ101-108Assy車体の代わりにサハ101形0番代へ編入する予定である。


入工中のサハ101-108Assy車体,サハ100-99 (ツヌ118F,ツヌ113F)。
※再生産品。

サハ100-99,サハ101-108Assy車体とも再生産品LOT品で更新に成功すれば見附は変わらない。
さっそく車体更新へ取り掛かり相互に部品を入れ替える。
屋根板,床板一式をサハ101-108Assy車体へ譲った旧サハ100-99(元ツヌ113F)は車体だけになった。
この時エンド標記消去痕へ盛った黄色5号塗料塗料をラプロス#6000で剥がしている。
再び成形色が現れたが隠蔽はエンド標記インレタに頼る。


部品交換を終えた元サハ100-99,元サハ101-108

旧サハ100-99での失敗に懲り印刷消去は車両番号標記:ラプロス式,エンド標記:ペイントリムーバー式とした。
先ず失敗確率の低い[サハ101-108]標記印刷から消去作業を開始した。
十一代目ツヌ118F(再生産品)の整備では途中から採用したラプロス#4000:印刷消去→ラプロス#6000:平滑化を踏襲している。
どうやらこのやり方は最も施工し易い模様で以前よりも擦過痕が目立たなくなった。


[サハ101-108]:2-4位側。

相変わらずラプロスによる平滑化だけでは四角い枠状のようなものが残る。
印刷消去痕を周囲に馴染ませるため消しゴムと磨きクロスを用いて塗装被膜を均した。
車両番号標記は[サハ100-]+[9]+[9]とするバラ標記インレタ併用とした。
ただ標記の間隔はモハ101-163(ツヌ113F:再生産品←モハ101-215:ツヌ118F)以降大分掴めてきたように感じられる。
課題は如何に[サハ100-99]の間を詰められるかだった。


[[サハ100-][9][9]]:2-4位側。


[[サハ100-][9][9]]:旧サハ100-99(元ツヌ113F)。

少しずつ狭まって来ていたがまた[サハ100-99]は詰めが甘くなった。
旧サハ100-99よりも改善傾向こそ伺えるもののもう一歩である。
一方で[サハ100-99]は合格点を与えて良いと思う。
これを[4]標記でも再現できるようになればインレタ転写の壁はより低くなるだろう。


モハ100-235+サハ100-99 (ツヌ113F:元モハ100-208+元サハ101-108Assy車体組立車)。
※再生産品。

ペイントリムーバー式エンド標記消去は超極細綿棒の先を少しだけ解した。
そのまま使用すると固すぎ成形色が出易くなってしまう。
これを防ぐため極細綿棒程度の固さに調整している。
エンド標記は小さく車両番号消去と同じ動きが採れない。
印刷直上で綿棒を回転させながら少しずつ印刷を薄くしていった。
その結果両側とも綺麗に標記が消え去っている。
新たにエンド標記インレタを転写し車体更新が完了した。




サハ100-99(サハ101-108Assy車体 サハ100形0番代編入,屋根板交換,床板装着施工)。
※再生産品:車体更新。

印刷消去失敗跡が残っていた旧サハ100-99(ツヌ113F)は真新しい車体に置き換えられた。
旧サハ100-99はクモハ100-133(ツヌ103F-2→クモハ100-191:ラシ107F)以来一度も走行することなく消滅した珍車となった。
車体更新の切っ掛けはエンド標記消去失敗痕で自身のやり方が拙かった。
代替竣工したサハ100-99(ツヌ113F)も車両番号標記にまだ引っ掛かりが残るものの当初の目的は達成できたと思う。
ツヌ106Fで活用出来なかったサハ101-108Assy車体は良い戦力になってくれた。
なお元サハ100-99(元ツヌ113F)にはサハ101形0番代用床板を取り付け保留車へ廻した。
時期を見てサハ101形へ編入し戦列に復帰させようと思う。