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一人歩きするクロオオアリ





Nikon D7000 AF-S Micro-Nikkor 60mm F2.8G(IF) Lightroom (2012/03 東京都)







  10ミリ近くのクロオオアリがひとり歩きしていた。

  クロオオアリ──Camponotus japonicus──はヤマアリ亜科オオアリ属に分類されるアリの一種である。日本にいるアリの中では最大級のアリで、しかも、どこにでも住んでいる超普通種のアリでもある。

  開けた場所の乾燥した地面に営巣する。お寺や神社の境内、公園などが住み安いらしいが、踏みつぶされる確率も高い。大きくて黒くて人目につきやすいから、虫も殺さぬ顔をして虫を殺す悪ガキのターゲットになりやすい。

  このでっかいクロオオアリにも天敵がいる。同じヤマアリ亜科のトゲアリの女王はクロオオアリの巣に侵入して女王アリを殺し、一時的社会寄生を行う。巣を乗っ取ってじぶんのコロニーを立ち上げる。当座はクロオオアリの働きアリが奴隷となる。

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アシナガアリ





Nikon D7000 AF-S Micro-Nikkor 60mm F2.8G(IF) Lightroom (2012/03 東京都)







  体長7ミリほどの赤っぽいアリがいた。体つきが細長い。林縁を数匹で歩き回っていた。面白いことに、アリとアリが出会うと、どちらかが犬のような「臥せ」の格好をする。働きアリの間に主従関係があるように見える。階級がある社会なのだろうか?

  木漏れ日に見ると全体が赤い。別名でアカアリといわれる。触角も脚も長くて赤く見える。本名はアシナガアリである。陽のささない場所に生活する山地性のアリで、ふつうの開けた場所でみるアリとは違っている。クロナガアリに似ているが、体色が黒くない。

  林内や林縁が生活の場所で、湿り気がある日陰の地面に巣を作る。働きアリは地上を徘徊してエサを探し、死んだ虫などを見つけると集団で巣穴に運ぶ。雑食性のアリである。

  今まであまり見かけなかったのは、アリはオープンスペースにいるものだという先入観のせいだろう。アシナガアリ属は日本から15種が知られている。

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キマダラハナバチ





Nikon D7000 AF-S Micro-Nikkor 60mm F2.8G(IF) Lightroom (2012/03 東京都)



 遅ればせながら東京に春一番──のような風──が吹き荒れた。クマザサにへばりついたキマダラハナバチだったが、最後には吹き飛ばされた。風の息継ぎの一瞬に写せた一枚である。

 ただのキマダラハナバチなのか、ダイミョウキマダラハナバチなのかはわからない。体長12ミリぐらい、オスはいないはず──単為生殖──だからメスである。これも春一番のハチである。

 黒褐色で触角と脚は赤褐色である。腹背に黄色の帯がある。きょうは風が強くて花にはいけない。よくヒメオドリコソウやモミジイチゴの花で見かける。土中に営巣するヒゲナガハナバチの巣に寄生する。

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モズをシャープにする方法





・Nikon D7000 150mmF/2.8 macro Lightroom4 photoshop6 beta



  鳥撮りの衆がモズを狙っていた。近くに抱卵するモズのカップルがいるらしい。巨砲レンズ群に太刀打ちできる訳はないが、大胆にもモズを写して見たくなった。

  まずは、モズとはどんな鳥、皆さんにはモズの鳴き声が聞こえるらしい。10メートルぐらいのところに止まったモズがやっと見えた。道具は150ミリのマクロレンズ、とりあえず連写、豆粒みたいに写っている。オスなのかメスなのか?

  オスでもメスでもかまわない。ここからが、きょうのトピック、シャープニングである。手ぶれした豆粒みたいなボケモズをよみがえらせてみる。なにしろ、ひとつのシーンしか撮れなかったし、しかも、後ろ向きである。やせ我慢ではないが、モズの後ろ向きポーズは好きである。

  まめつぶモズを料理する。クックツールは2種、Lightroom4とPhotoshop6 betaである。黒つぶれも白飛びもなければ、これらのツールでなんとかできる。デジタルの時代はすごい勢いで進化を続けている。

  まず、現像モジュールで、画像を100%にズームイン、ナビゲーターパネルでドラッグして、モズの羽毛を表示することから料理ははじまる。その前に、クロップしなければ始まらない。

(1)Amount(適用量)で、ピクセルエッジの鮮明度を調整する。適用量の値を大きくすると、モズががよりシャープになる。

(2)Radius(半径)で、シャープネスをかけるディテールのサイズを調整する。ディテールが非常に細かいモズの場合、半径を小さくする。半径を大きくしすぎると、不自然なモズが出来上がる。カットアンドトライ、一番重要な作業である。

(3)Detail(ディテール) 、いまいち理屈がよくわからないのだが、値を小さくするとエッジがシャープになり、大きくすると画像内のテクスチャが鮮明になる。

(4)Masking(マスク)で、エッジのマスクをコントロールする。ここでは設定をゼロにして、モズも背景も、すべての画素に同じ量のシャープネスが適用されるようにした。

  ここまできたら、ライトルームからフォトショップにバトンタッチ、隠し味をつける。

(5)フォトショップでは、シャープツール(ツールバーのなかの△マーク)で、羽毛の一本一本をなぞってシャープにする。画像全体をシャープにするのとは違う。

  あとは、背景を暗くしたり、ホワイトバランスをいじったりして終わり──、下の画像がオリジナルのモズである。




・Nikon D7000 150mm F2.8 macro +1.4X(SIGMA) (2012/03 東京都)


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星のひとみ





Nikon D7000 AF-S Micro-Nikkor 60mm F2.8G(IF) Lightroom (2012/03 東京都)



 群落というほどではないが、オオイヌノフグリがあった。日影に咲いたから花びらが蒼っぽく見えて、別名の"星のひとみ(瞳)"がうなずける。

 いざ、写そうとすると、どう切り取っていいかわからなくなる。一輪だけでは面白くないし、群落を撮るには狭すぎる。ということから、中途半端な絵になった。

 オオイヌノフグリはゴマノハグサ科の越年草である。草丈20〜30ミリほどである。ヨーロッパから来た外来種である。といっても、百年以上も経つから土着の花と言っても差し支えない。

 花言葉のなかの"神聖"というのがあった。欧州原産の帰化植物らしくていい。

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