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クダマキモドキの仔





Nikon D7000 AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G(IF) (2012/05/29 東京都)



 キリギリスのなかま、──たぶん、クダマキモドキ──の幼生がたくさん発生している。去年の今ごろも虫の名前で悩んだ。今年も悩んでいる。キリギリスのなかまとだけはわかる。ヤブキリとの違いもわかる。胸から腹部にかけて黒い筋があるからクダマキモドキの幼生と同定した。去年もそうしたと思う──

 とりあえず、キリギリスのなかまであることは間違っていない。とてつもなくヒゲ──触角──が長い。たいていの場合、フレームアウトしてしまう。

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ヒシバッタ





Nikon D7000 AF-S Micro-Nikkor 60mm F2.8G(IF) Lightroom (2012/03 東京都)







 フキの葉上のハチを狙っていたら、どこからか、ぴよんと飛んできた。葉上のハチを追い払ってしまった。5〜6ミリのバッタ、上から見ると菱形に見える。──だから、ヒシバッタと呼ばれる。

 薄茶と焦げ茶のギザギザ模様は、どこから見ても模様も隠蔽色(いんぺいしょく)、地面に降りるともう見付からない。旧帝国陸軍のお粗末なタンク──むかしは戦車のことをタンクと云った──に見える。あんなオモチャでよく戦争を始めたものだ。

 ヒシバッタの翅は短いので飛べないらしい。跳躍力は抜群で、後ろ肢でぴよんと跳ねる。どこにでも生息しているのだが、豆粒ほどの大きさだし、隠蔽色のお陰で見つけられない。ヒシバッタはいくつかの種がいて、ハネナガヒシバッタというのもいるが、分類はむずかしい。

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クビキリギスの春





Nikon D7000 AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G Lightroom (2012/03 東京都)







 越冬していたクビキリギス、暖かくなってきたので動き出したらしい。触角を除くと4センチぐらい。ひさびさにの大型昆虫である。口が赤いことが、この虫の特徴である。

 クビキリギスには緑色型と褐色型がある。住む場所は草むら、夏の草むらはグリーン、越冬中の草むらは褐色である。どちらの色になるのかは誰がきめる? 季節によって色替わりするのは? 気温がそうさせるのか? 日照時間がきめるのか?

 正解は、終齢幼虫のときの「湿度」によって、その体色が決定される──といわれている。夏場の草むらは湿度が高い。このときはグリーンの個体として羽化する。秋から冬に向かって湿度が低くなる。褐色型が羽化してきて越冬する。

 クビキリギスはじぶんの体の色を知っている。隠蔽擬態である。だから、枯れ色の冬には褐色で過ごす。冬の次は春、次の世代はグリーンの子が生まれる。

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越冬バッタは寒いと泣いた





・Nikon D7000 +60mmF/2.8D macro ・(2012/01 東京都)







 ほとんどのバッタは卵越冬であるのに、ツチイナゴは成虫で冬を越すバッタである。あまりの寒さに涙目になった──わけではなく、もともと目の下に黒い線があるバッタである。夏の終わり頃には、親ゆずりの涙目の、グリーンの仔虫が見つかことでもわかる。

 体色が枯れたススキの葉と似ていて──似せていて──わかりにくい。茶色いのは越冬する虫の定番だから仕方がない。近づくと葉の裏にくるりと隠れる。大きな体だから葉っぱ一枚では無理。──隠しきれない。

 成虫で冬を越すバッタはこのツチイナゴだけである。しかし、耐寒能力はそれほどでもない。陽の当たる暖かい環境でじっと春を待っている。暖冬ならいいが、寒さが厳しい冬には、冬を越せずに死んでしまうこともある。バッタのためにも、春よ早く来い・・・

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おかめこおろぎ





・Nikon D7000 +60mm F2.8G macro ・(2011/11 東京都)




・Nikon D7000 +60mm F2.8G macro ・(2011/11 東京都)

 コオロギを写したのだが、はて、名前をどう付けようかと悩んでいた。大きさは、よく憶えていないが13ミリぐらい。コオロギといえば、みんな同じにみえてしまう。その程度なのだから仕方がない。

 『ご近所の小さな生き物たち』で芹が谷に住んでいるコオロギをみつけた。これと似ている。たぶんこれだ。オスというところは、まったく同じ。ここでは「ハラオカメコオロギ」と命名されている。こちらのコオロギも、同じ名前にしてしまおう。

 オカメコオロギと言っても、原や森や田んぼと3種もいて棲み分けているらしい。すなわち「ハラオカメ」「モリオカメ」「タンボオカメ」である。これらのうちのどれかなんだが、原っぱにいたのだからハラオカメコオロギでいいだろう。

 オカメコオロギというのは「おかめ・ひょっとこ」の「おかめ」である。オスの顔が扁平で、前に倒れて―前に傾斜して―いるのが特徴だという。正面から見たときの下ぶくれの顔が「おかめ」の名の由来だそうだ。横顔が名付けの決め手になった。

 写した場所が少し不自然だが、気にすることもない。問題にはならないだろう。真上からと横からうつした。そして「おかめこおろぎ」と同定した。



・顔が前傾していることがわかる―名前を「おかめ」にきめた理由はこれ―




・冷蔵庫の「おかめ納豆」の包装紙から借用した「おかめ」―


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