第三の青春-自然薯おとうさん

田舎暮らし奮戦記!じろさん本舗プレゼンツ

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夏山蒼翠にして滴るが如し

2014年06月27日 | ■自然薯づくり
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山滴る季節、御縁の皆様方におかれましては・・・、と時候の挨拶にも使われる「山滴る」は俳句の季語でもあります。この言葉は中国、北宋(960年~1127年)の山水画家・郭煕の言葉で、「四時山」という漢詩が原典のようです。
日本では、正岡子規が初めて俳句に用いて夏の季語として使われるようになったとも言われています。因みに「山笑う」「山装う」「山眠る」もそれぞれ春、秋、冬の季語になっています。

 春山淡冶にして笑うが如し
 夏山蒼翠にして滴るが如し
 秋山明浄にして粧ふが如し
 冬山惨淡として眠るが如し


山を巡りその四季の風情を追い求める輩にとって、これほど簡潔でぴったりな言い表しには全く脱帽するところで、山の幸「じねんじょう山芋(自然生)」にとっても、これはまさしく自らのフィールドを言い得て妙と納得するに違いありません。
早春、地中で眠っていた山芋も、山面の萌えた感じ、淡冶(たんに)さに微笑えんで、地上へ芽を押し上げて来きます。そして、この頃(夏)となれば、草木の瑞々しさが辺り一面に滴り、たっぷりの陽光を求めてツルを精一杯に伸ばし、葉を茂らし始めます。
そして、多くの植物がそうであるように、秋に向けて花を咲かせて実を付けます。その装いの秋になってからようやく地下では、芋部が太ってきます。冬への準備が始まるのです。たっぷり夏秋のエネルギーを栄養として蓄えます。

太古より、人為的な栄養がない山中の腐葉土で育つじねんじょう山芋は、栽培の畑でも同じく人為的な栄養や、有機でもあってもその過剰を嫌います。水と光と空気というシンプルな三要素で、肥料なしでも逞しく育つのです。その野生の元気さが、外来のひ弱な野菜たちと違う所でしょうか。
そして、準備を終えた山芋たちは、ツルを自ら切って地中で長い冬を眠って過ごすのですが、この当りで人間様やイノシシが都合良く登場して、その豊かな恵みをいただいてしまう訳です。ところが山掘り人もイノシシも心得たものです。ちゃんと春には芽が出るよう首部を残しておく知恵があります。
イノシシの食い残し、ガリガリ齧られ傷ついた芋からでも、腐らず春には芽を出します。その元気さこそ、今日よく言われる健康機能性の素がぎっしり凝縮されている由縁なのでしょう。実に有難い植物です。
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仇敵イノシシ乱入!

2011年01月15日 | ■自然薯づくり
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自然生(じねんじょう)とイノシシは犬猿の仲、いや違いました。イノシシにとっては芋は大好物で、自然生にとっては大の天敵です。一晩で数十メートルの畝、全部が喰われてしまうことも珍しくありません。こればっかりは泣くにも泣けない。専業芋農家では死活問題です。
獣害による年間の被害額は100億円を軽く超えるといわれ、獣害の両雄の一方シカが少ない西日本の場合ではイノシシ害が半分以上を占めているかも知れません。

長い間、兵庫県の六甲山を中心に遊歩には励んできたこともあって、イノシシとはいろいろ縁があります。国立公園内の六甲山のイノシシは保護されており、北側の北摂山系のように冬期の狩猟解禁もなく通年、捕獲・狩猟が禁じられ、加えて餌付けするような人もおられ、たださえ多産のイノシシ(年間4~5頭産む)は増加する一方、飽和状態となって人間のテリトリーに侵入しトラブルを起こしているようです。
最近は、辻強盗のような個体が、あちこちで出現して、神戸市も有害駆除で捕獲をはじめたそうです。(神戸市では全国初めて、野生のイノシシに給餌を禁止したイノシシ条例もある)

イノシシは夜行性と信じていましたが、考えれば沢を詰めて、滝を登り切った折りなどに良く鉢合わせしたり、ドライブウェイ等でも食べ物をねだりに寄ってくるのは、昼間だし、本来は昼行性なのかもしれません。畑を荒らす時は、夜がチャンスだから夜行しているのでしょう。
我が家の近くにも、イノシシを飼っている農家がありますが、夜はいつも寝ています。まあ元々動物学的にもイノシシの目は、夜行性動物の瞳ではないそうです。
一昨年、半反ほどの田んぼが沼田場(ヌタバ)とされ、稲が倒されました農家さんが、急遽、他の田んぼの周囲を電柵で囲いましたが、結構な出費になったそうです。(最近はソーラー式の低コスト電柵も出ています)
このイノシシ害、トラブルの増加は、多産生イノブタの野生化が原因だ、という説もあります。(昔、イノシシが絶滅した千葉県でイノブタを放したという話しもあります)でも多くは里山や人間と獣の境界線ゾーンでの、過疎化による休耕田、耕作放棄地の増加で、人間様の活動が低下している事が最大の要因でしょう。
イノシシ肉を食品法の対象として、食肉公認となればちょっと事情は変わるかもしれません。

どちらにしてもイノシシにとっては芋類は好物中の大好物で、一度味をしめてしまうと少々の対策では侵入を防げません。そこに美味しいじねんじょう山芋がある事を教えない事が一番です。しかし出荷場ではそうはいきません。お宝の倉庫として彼らに知れ割っています。頻繁に子連れで現れては、花壇の球根までも荒らしていきます。
先日等は、未明にウリ坊を発見、大捕り物の末全員捕獲され、島流し処分とされました。
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没入の境地!自然薯掘り

2010年12月18日 | ■自然薯づくり
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田んぼの収穫が終わって一段落つけば、次は芋掘りと相場が決まっていました。芋掘りはサツマイモが多いでしょうか。山芋が好きな人は年末年始用のグルメ食材をと山に入って、秋口から狙い定めていた自然生(自然薯)を掘ります。そして、手があいた時に秋冬野菜の種も蒔いておきます。
一般的な農家のライフスタイルなら、「刈ったぞ 掘ったぞ 蒔いたぞ」という具合なのですが、山頭火におきましては、次のような句になっています。

 「刈るより掘るより播いてゐる

「貧農生活」という表題もついてあるところから、まあ、のんびり楽しくしたためた句という訳にはいないのでしょうか。句評にもこうあります。
「稲も刈りました。薩摩芋も掘りました。それをすぐさま口にする余裕はありません。汗をぬぐい水を飲み、直ちに次の作物の種まきにかからなくてはなりません。貧乏暇無しの言葉が切実に響く時代だったのでしょう。貧しい農夫、農家を案じています」と・・・。

ネットワークの仲間のM君が、初めて天然の山掘りに挑戦いたしました。
何処を掘るかは、それぞれに技や方法があるようですが、ともかく葉が黄化し始めた頃は、遠目でも黄金の滝のように見えますので自然生の群生地は簡単に発見できます。その頃に葉形やツルの太さ、そして零余子(むかご)採りながら良く形状等をチェックしておきます。
葉形は細長いハート型が真芋に近く、横太りのアゴの張ったハート型(トランプのハートに近いもの)は、毒性のあるオニドコロの場合もある。その違いは「野老(ところ)と自然薯」の項目を参照下さい。能面写真の左の葉が自然生(自然薯)で右の葉っぱがオニドコロです。一番、確かな区別は、自然生の葉は対生でトコロは互生です。
ツルの太さは、太いほど大きな芋が出来ている可能性が高いのは当然です。褐色でこじんまりキュッと艶のあるムカゴを付けているのは美味しそうです。長芋のような大きい艶のない灰色のむかごのツルには、それに相応した山芋が育っていると想像できます。

山芋掘りは、実に面白いプロセスを体現させてくれます。男性の狩猟(収穫)本能をかき立てるのかも知れません。単に山芋を掘るのでなく、「折らずに穫りたい」というような作業美学も加わってしまうと、数倍の労力を費やして馬鹿でかい穴を何時間もかけて掘り続けます。
子供らと一緒の時は、子らはとっくに飽きて違う遊びをしている中、父さんは黙々と掘るというような事になる。この没入の境地に到るプロセスを見事に体現させてくれるのが山芋掘りです。

自然薯やむかごをよく詠む高浜虚子に 「鵙高音 自然薯を掘る 音低く

という句があります。実にそのプロセスをよく描いています。モズがチチィーと鳴いている場面を切り取った一瞬と、ズシッという土の音との対比からは、静かな山中の穴掘りの長い時間をも感じさせます。

 ★上の写真は、没入したMくんの突入の瞬間です。下は、その収穫物(左)と葉形の違いによる品質の目安です。


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戸田小のむかご採り22

2010年10月28日 | ■自然薯づくり
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本年5月7日、植付けに立ち会いましたグリーンカーテンに実った零余子(むかご)採りが実習で行われるということで、清々しい秋晴れの下、戸田小学校へ訪れてきました。(毎日新聞「教育の森」の取材に同行)
今年は、猛暑・乾燥のせいでしょうか零余子の付きが不良な所も多く、小生の自然生は大きな実は皆無に近い状態です。

ご存じの方には説明の必要はありませんが、「むかご」とは自然薯や山芋が子孫を効率的に増やし残す目的で、つるの途中(葉の付け根)にたくさんつくる5mm~10mm程度の小さなイモ(子実)のことです。 葉の1つ1つにできるので、1つのつる全体では、大小合わせて100個以上できます。薄皮で、風味などは親の山芋と一緒です。1~2分チンして、お塩で簡単にお酒のアテとなります。

自然薯とよく間違えて食べて、中毒をおこす「オニドコロ」がありますが、この鬼野老(オニドコロ)の見分け方の一つに、葉っぱが対か互いなのかを見るというのがあります。こいつは互生です。
自然薯の葉は対生なので、むかごも仲良く二個並んで出来ます。この姿が男性の徴となにやら似ているので・・・その風情などをよんだ句があります。

 二つづつ ふぐりさがりに むかごかな  宮部寸七翁 

小さな実習菜園で、猛暑の試練があったといえ、大小取り混ぜて500g弱が収穫できました。収量は別にして、始めてのむかご採りの体験に、「こっち!」「あっちよ!」「あっ落ちた!」とワイワイ、ガヤガヤ子供たちは大いに盛り上がって、夢中になっていました。
「どうやって食べるの!」とそんな質問も飛んでいましたが、年明けに地中の山芋を掘り上げて、それから調理実習をかねて試食会が予定されています。それまでの楽しみですね。またその時に取材に訪れますのでよろしく! 

       
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強者(つわもの)発見!

2010年04月21日 | ■自然薯づくり
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ミニチュアの一本種(種芋に使う一年生)

自然生(じねんじょう)は、様々な形で育ってきます。異物や石や水気、そして、土の中のいろんな細菌と出会って、それぞれの対応をしながら力強く芋部を伸ばしていこうと成長していきます。品種改良で創られた作物と違って、野性的な、生き物が本来的に持つ原初的なパワーにあふれた植物ならではの多様的な姿です。
商品的には奇形で、規格外品と言われるところですが、品質的にはなんら問題はありません。
上の写真は、出荷中の種芋から発見した強者(つわもの)です。愛嬌のある人形(ヒトガタ)で、特産品キャラクターのやんもー君にそっくりです。

★次回、昨年度のじねんじょう山芋の栽培記録を一挙公開!
 種芋処理から収穫までを写真にてご紹介いたします。ご期待下さい。
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2009年テスト自然薯栽培記録〈後編〉

2010年04月14日 | ■自然薯づくり
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●ツルの伸長
7月ツルがぐんぐん伸びてきました。


●繁 茂
10月、ネット一杯に葉が茂り、零余子(むかご)も結実し始めました。


●むかごネット
むかごを採るためのネットを敷いてやりました。


●繁 茂
さすがに虫食いや病気も無く、きれいな葉がぎっしりです。


●黄 化
11月、黄化が始まりました。そろそろ むかごの収穫です。
 

●収 穫
冬じっくり寝かせました。2月になって収穫です。


● 80cmの波板シートを軽く越え、先が曲がっています。


●中には、一部腐った芋もありました。
 (原因は不明ですが、比較的深い部分なので過湿かも知れません)


成 果
●1メートル越えが続々と掘り出されました。60g前後の種芋から成長したとは思えません。


●洗 浄
腐った山芋を処分して、残りをきれいに洗いました。10kg以上の収穫となりました。
これを150本程の種芋にして、定植まで冷蔵して寝かせます。


 ●2009年テスト自然薯栽培記録〈前編〉へ戻る

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2009年テスト自然薯栽培記録〈前編〉

2010年04月07日 | ■自然薯づくり
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本年の自然生栽培は、新種の自然薯を網室(虫除けハウス)でテスト栽培しました。
基本的には、一般的な生産栽培と変わりませんので、ご参考にしていただければ仕合せます。
種芋用の山芋(上の写真がそうです)
使用したのは1kg強、20個に切り分けました。

●消 毒
ベンレートTで全体を消毒。


●切種処理
50g~80g程度に切り分けました。(普通100g前後です)


●消 毒
切口、キズの箇所を丁寧に消毒液をぬり保護してやります。


●催芽処理
山砂とくん炭をまぜた土をいれます。(21年5月4日)


●萌芽の様子
切り種は各所からたくさん萌芽してきます。(催芽 約2週間)
その内の元気なやつが発芽点になり伸びてきます。


●定 植
6月、波板シート(市販のものを切り分けたもの)10枚に各2本づつ計20本を定植しました。


●整 畝
水が停滞しないように高めの畝を設定しました。


●網室の設置
目あい0.5mmの防虫網をハウスに設置。(新種テスト用のため)


●発芽の様子
20日頃には芽が顔を出しました。




●支柱の設置

X字型の支柱を立て、ネットにツルを誘引してやります。
株元は、刈った草でマルチングして、熱さや雨から保護してやります。



 ●2009年テスト自然薯栽培記録〈後編〉へ続く

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自然生焼酎、芋狂いの終着点?

2009年12月09日 | ■自然薯づくり
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いよいよ忘年会シーズンとなりお酒の席が増えて来ました。
現代では、「一杯やろう!」とか、少し硬めには「一献やりましょう」とお酒を誘いますが、さかのぼれば、一盃(一杯)とは度量衡の基準を示すもので、一献も量的な表現です。
豊臣秀吉が太閤検地を行なった際に度量衡の基準を示し、容積についても「京枡(きょうます)」を定めましたが、これによりますと概して「100盃=(約)4斗」と言いますから「1盃は、約720ミリリットル」ということになります。いわゆる4合瓶やワイン1本と同じくらいの分量とです。当時では「一盃飲もう!」と言いますと、4合瓶を飲み干すことを意味したと言えます。
また、一盃(4合)なみなみと酒を満たし、酒席をぐるりとひと回りするのが「一献」と表しましたので、「酒宴が三献ほど…」といいますと一升を越える程をいただく事になるのでしょうか。

ここ数年は、やや沈静化しましたが、日本酒の売上げを上回った「本格焼酎ブーム」はまだまだ健在だと言えそうです。現在でもプレミアム商品は焼酎と思えない一盃(4合)数十万円の高値をつけています。
小生も田舎暮らしを始めた頃から、焼酎をたしなめ始め、麦から米、そして今は芋焼酎が晩酌には欠かせません。とは言ってもグレードは黒なんとかという一盃(4合)が千円を切るメーカー品ですが。

4年前の仕事関連先での話です。食のこだわり職人・伝統の技などというテーマによく登場する醸造所ですが、この某醸造会社に自然生焼酎の仕込みをお願いすることがありました。
この時、出来上がりました自然生焼酎の試作品は、慈しみと優しさにあふれ、なおかつ野性的な山の風味が漂う仕上がりだと試飲のモニターからは「芋狂いの終着点」とまで評せられ、本格的な商品化へ手応えを感じさせた逸品となりました。

モニター品ならびに、その道の通やお店に頒布した後、一年寝かし、風味も一層まろやかに熟成したものを「自然(じねん)」という名でテスト販売いたしました。720ml・5000円という小売値にもかかわらず、あっという間に関係者の間で完売!したとのことです。反響の確かなことに驚きましたが、残念ながら昨年、一昨年と自然生(じねんじょう山芋)の収穫が減少したこともあって、仕込みができないまま悔しい思いで過ごすことになりました。
しかし、自然生山芋の収穫がやや増加した本年は、ふたたび焼酎づくりが出来そうです。今回は、是非とも名実共に山口県産自然生焼酎に仕上げるために、県内の酒造会社にあたりましたが、なかなか。酒造会社は大勢あっても、焼酎醸造の免許のある醸造所は数社。周南市で地元産の紅芋を原料にした「要助」でお馴染みの(株)山懸本店さんが、共に自然生焼酎づくり取り組んでくれることになりました。

はてさて、どんな焼酎が出来上がるものや・・・。出来映えは天にゆだねるしかありません。初春あたりの吉報をお楽しみに。
山芋四方山話より転載)
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自然薯で特産品を!

2008年10月22日 | ■自然薯づくり

 天高く馬肥ゆる秋 (中国故事より)
小学校、保育園、地域連合と3週連続で、抜けるような蒼天の下、運動会を勤めさせていただきました。
その間をぬって稲刈りをちょっとお手伝い。早速、新米にありついています。先週末はさつま芋掘り(自然薯掘りは年末の予定)、栗や柿も山ほど収穫して、秋野菜もぼちぼち、夏採り野菜がまだがんばっているので、食卓はまさに秋の味覚で賑わっております。本当にありがたい事です。都会暮らしでは、味わえなかった本当の「食欲の秋」をこの地で堪能させていただいております。

地区の運動会は、南徳地の上村地区、島地地区、山畑地区、藤木地区での対抗戦でしたが、このエリアの真ん中に島地温泉なる湯元があります。外から見て何やらうち寂れた建物で、私も立ち寄ったことがない温泉ですが、ここを拠点として、魅力ある特産物と温泉をマッチングさせたプロジェクトが、地域の方々を中心に進んでいるらしい。行政サイドの動き出しが始まるその前に「元気な朝市をひらこう!」という計画もあって、運動会でも特産物の出品を呼びかけていました。

早速、我が自然薯畑の山芋たちに活躍してもらおうと思いますが、徳地に於いては「山芋」といえば、つくね芋が主流。競合するとイメージの分散もあるので、生芋よりは加工品をと、先月紹介いたしました自然薯のお漬物をリストアップさせていただくことに。商品企画や販促はお手の物ですので、即席のラベルを作成。「自然薯は不老不死の仙人の杖」という昔話から拝借して、名前は「仙人漬け」神仙的なイメージを全面的に押しだしてみました。
この商品が日の目をみるのかどうかは別として、地域振興プロジェクトは出来える範囲で前向きに協力していこうと考えています。この場づくりに参加できるかどうか「田舎暮らしの」真価が問われるところです。

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キューリがいつの間にか自然生に

2008年09月03日 | ■自然薯づくり

そろそろ夏野菜が終わってきました。梅雨明け頃にすっかり虫に喰われて葉なしだった”なすび”でしたが、最近は元気に再生して、次から次へと実をぶら下げてくれます。おかげでこのところ漬物、天ぷら、サラダ、ソーメン、冷麺など”なすび”づくしの料理が続いております。
この夏、不作だったのがキューリ。せめて夏休み中は収穫できる目論見でいましたが、テントウ虫に葉を喰われてついに8月初めにダウンしてしまいました。

キューリの葉がすべて落ちて、キューリネットにのこっているのは自然薯のツルです。すでに小さな零余子(自然薯の実)もつけています。まさしく自然に勝手に生えているのですから、これこそ「自然生」と言えます。
自然薯(ジネンジョ)という呼び方が普通ですが、本来は自然に生えるところから自然生(ジネンジョウ)と言います。(広辞苑もそう書いていましたっけ)自然薯は当て字です。
ついでにウンチクを垂れさせていただきますと、自然生は、少ない日本の原産種の作物の一つです。現在の多くの野菜はほとんどが近世・近代に輸入された種です。
一般的に「ジネンジョ」と言えば、貴重な珍味で山奥い森でないと掘り出せないように思われがちですが、私たちの身近なところにも自生しています。都会でも、公園や学校の立ち木や塀の周囲で見かけます。
我が家の庭にもあちこちから自然生のツルが伸びてきます。中には、ニセ自然生の野老/トコロのツルもありますが、違いは4/22の「野老(ところ)と自然薯」を参照下さいませ。

来週からは、秋冬野菜の準備をはじめようと思いますが、どの作物も肥料や草取りなどとお世話が大変で、手間暇がかかります。その点、草にも負けず、何もかまわずとも、肥料もなくとも、黙々と自然生は勝手に育って、大地のパワーを吸い取っていきます。
「山神ノ馳走ダ」と言われますが、縄文の時代より付き合ってきたこの「自然の恵み」の生命力には感心するばかりです。

 山の芋 雲母交りの 砂こぼす   沢木欣一

さすがに我が庭の山の芋(自然生)を掘り出す元気はありません。
酒の肴に、零余子(むかご)を楽しみにはしていますが。

★写真は我が菜園のキューリネットを独占してしまった自然生のツルです。

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