楽園づくり ~わが家のチェンマイ移住日記~

日本とタイで別々に生活してきた私たち家族は、チェンマイに家を建てて一緒に暮らし始めました。日常の出来事を綴っていきます。

日本人との結婚

2017-05-19 18:18:19 | タイの家族

妻は18歳の時、いわゆる人身売買組織の男に騙されて日本に連れてこられました。はじめは茨城県で裏社会の仕事に就かされました。一時は裕福な日本人の中年男性に囲われたのですが、その男性は突然病死します。彼女は千葉県五井にあるタイレストランで働きました。そして横浜でディスコを経営する若いタイ人男性と出会い同棲、可愛らしい女の子を授かりました。

でもタイ人男性は例によって浮気癖がありました。結局、彼女と子供たちを捨てて、別のタイ人女性のもとに走りました。

相前後して、妻はある独身の日本人男性と出会いました。そしてあっという間に結婚です。彼女はそれまでの10年近く不法滞在の身でしたが、晴れて合法的に「日本人の配偶者」という地位を手に入れたのです。

そのあとをもう少し続けましょう。

実はその結婚相手の男性は、2008年のはじめに病気で亡くなりました。私の記憶に間違いがなければ、48歳だったと思います。私と妻が正式に結婚する直前のことでした。その数か月前に、彼の遺言のような言葉を私は直接聞きました。「私はそろそろなので、彼女と子供をよろしく頼みます・・・すべて、あなたにお任せしますのでお願いします。彼女は私と結婚しても、とても苦労したと思うので、幸せにしてやってください・・・」

既に亡くなっているから何を書いてもいいということにはなりませんが、その男性は客観的に見れば、妻に騙されたようなものです。でもその男性は、大体の真実を知っている様子で、決して騙されたとは思っていませんでした。とくに、彼の子として戸籍に入っている男の子のことは・・・

おそらく妻の人生で唯一と言ってもいいかもしれません、妻は自分の利益のために人を利用したも同然でした。不法滞在だった妻は、偶然日本の配偶者ビザを手に入れるチャンスを得たのです。「ほんとうに不思議な人でした。会ったばかりなのに、すぐに結婚の話をしてくれました。40代までずっと独身で、ものすごく優しい人でした。」

妻はこのことがずっと心に引っかかっていました。2009年に、私と一緒に初めてその男性の墓参りをしたときも、とめどない涙を流しました。ごめんなさいの涙だったと思います。

 

妻はその男性と結婚し、買ったばかりの大きな家で、男性とその母親、そして男性の兄と暮らし始めました。まだ幼かった2人の娘と生まれたばかりの男の子も、もちろん一緒でした。そして、タイから彼女の母親がやってきて、その家にしばらく滞在したこともありました。つまり、よくある偽装結婚でなかったことは確かです。

ところが、そんな一見幸せそうな日々はすぐに終わりました。神奈川県内の奥と言っても、7000万円ほどもする大きな家のローンは返済が大変です。しかも、男性は彼女と子供たちのために、またローンを組んでもうひとつマンションまで購入してくれたのです。とてもその男性の稼ぎだけでは、タイの実家へ仕送りする余裕などありませんでした。それに、実は彼女にもまだ借金が残っていたのです。

実家への仕送りをやめるわけにはいかない彼女は、またもや夜の世界に戻り始めます。

そのころ、2人の娘は彼女の母親に連れられてタイにはじめて行ったきり、日本に戻ることはありませんでした。日本国籍のない娘2人は、タイに居る間に数日の差で日本のビザを失効させてしまいました。そのあとどうすればよいか、もちろんカムペンペットの母親にはわかるはずもなく、日本に居た妻も、打つ手がわかりませんでした。そうして2人の娘と一番下の男の子は、タイと日本で別々に育てられることになったのです。

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