【12月7日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は6日、ホワイトハウス(White House)で声明を発表し、

エルサレムをイスラエルの首都に認定する方針を表明した。米国が数十年にわたり保持してきた方針を転換する歴史的決定で、

中東の情勢悪化を招く恐れがある。

 

 トランプ氏はホワイトハウスで行った演説で、「私は、エルサレムをイスラエルの首都として正式に認定する時が来たと確信した」

と発表。

 

 さらに、在イスラエル米大使館をテルアビブからエルサレムに移転する手続きの開始も表明した。

大使館移転は、福音派キリスト教徒や右派ユダヤ系の有権者や献金者らが切望していたもので、トランプ氏が大統領選の公約として

掲げていた。

 

 エルサレムはユダヤ、イスラム、キリスト教の信者にとって聖地とされる都市で、数十年にわたり対立の火種となってきた。

トランプ氏の決定は、中東の同盟諸国の反対を押し切って行われたもので、これにより米国は同市をめぐる長年の論争に身を

投じることになる。

 

 トランプ氏は、自身の決断はイスラエル・パレスチナ間で続く激しい対立の解決に向けた「新たなアプローチ」の開始を意味する

ものだと説明。「2国家共存」による中東和平を支持する米政府の姿勢に変化はないと強調した。


米首都ワシントンのホワイトハウスで声明を発表するドナルド・トランプ大統領(左)。奥はマイク・ペンス副大統領(2017年12月6日撮影)


米首都ワシントンのホワイトハウスで、エルサレム問題に関する声明を発表した後、署名した覚書を掲げるドナルド・トランプ大統領(2017年12月6日撮影)。


中東エルサレムのカフェで、ドナルド・トランプ米大統領の演説を伝えるテレビ放送を見るパレスチナ人ら(2017年12月6日撮影)。