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<中国報道>日本の中学校で銃剣道、軍国主義の魂を呼び戻す←朝日新聞フェイクニュースが原因

2017-04-10 04:27:09 | 文化・皇室王室関連・宗教など

いちいちうるさい特亜の内政干渉。「銃剣道」は新たに加わったのではなく、従来から選択可能な武道。

今までは「銃剣道」の明記はなく「その他武道」に含まれていました。それを今回の改定で「銃剣道」を明記しただけです。

朝日新聞が新たに追加された競技のように報道したため、「軍国主義」と国内外で騒ぎになってしまいました。

アーチェリー、射撃、フェンシングはオリンピック競技にもあります。純粋なスポーツで日本では実生活に何の役にも立ちません。実践したら銃刀法違反に

なります。

「銃剣道」も武道、スポーツです。礼節を重んじる日本の文化を伝承することはとても大事な事です。

朝日新聞のフェイクニュース指摘したツイート

https://twitter.com/CatNewsAgency/status/848363154740400130


日本の中学で「銃剣道」を教える? 軍国主義の復活だ!=中国メディア

2017年4月5日(水) 08時44分  Searchina

 文部科学省が3月31日に公布した学習指導要領で、中学校の体育授業における武道の例に新たに銃剣道が加わった。この決定について日本でも議論が起きているが、抗日ドラマなどで旧日本兵の銃剣がおなじみとなっている中国のネット上も敏感に反応している。


 中国メディア・今日頭条は3日、「日本の中学校で銃剣道の授業をしようとしている これは非常に危険な復活だ」とする文章を掲載した。記事は、銃剣道について「中国人の記憶にある深い恨みを呼び覚ますものではないか。抗日戦争期に日本鬼子が使っていた三八式歩兵銃と同じではないか」とした。


 そして、銃剣道が軍国主義時代の日本において重要な訓練科目とされ、軍国主義教育においては生徒や学生も銃剣道の訓練を必ず受けていたと紹介。競技に用いられる銃剣は殺傷力がない木製のものだが、自衛官が本物の銃剣を持っていると説明した。


 記事は学習指導要領に銃剣道が盛り込まれたことについて「安倍政権が教育分野において時代に逆行する新たな毒の手段である。政府や軍事関係者の積極的な推進の下で、今後多くの学校が子どもたちに銃剣の使い方を伝授するようになることを、人びとは心配している」と伝えた。さらに、先日就役したヘリコプター搭載護衛艦「かが」と併せて「日本軍国主義復活の野心」、「陰鬱で危険な復活」と評している。


 学習指導要領での銃剣道はあくまでも武道の授業の一例として加えられたものであり、「必ずやらなければいけないもの」ではない。中国国内で軍国主義の象徴として銃剣が見られることは理解できるが、簡単に軍国主義の復活と結び付けて批判するのは短絡的と言わざるを得ない。同時に、果たして本当に指導要領に書き加える必要があったのかどうかについて日本国内で議論することも必要だろう。


 中国のネットでは今後しばらく、「日本で軍国主義復活が復活している」という主張のなかで銃剣道の話題が使いまわされることになるかもしれない。


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 銃剣道 NHKも誤解を招く報道

 3月31日 18時44分      NHKニュース

小中学校の新しい学習指導要領が31日に公示され、中学校で教える武道の例に「銃剣道」という競技が加わりました。あまり耳慣れないだけでなく、中学校の授業に適切かどうかという議論も起きています。銃剣道とはどのような競技なのか、取材しました。

 

どんな競技?

銃剣道の試合風景は、剣道と似ていますが、竹刀の代わりに長さ1.66メートル以上、重さ1.1キロ以上の「木銃(もくじゅう)」を使います。剣道と違って認められるのは「突き技」だけで、相手の胸やのどなどを突いて1本を争います。
昭和55年から国体の競技種目にもなっており(現在は隔年実施)、全日本銃剣道連盟(本部・東京)によりますと、国内の競技人口は約3万人、全国に約100か所の道場があるということです。

新たな指導要領に異論

31日に公示された新しい学習指導要領では、武道を教える狙いとして、「我が国固有の伝統と文化により一層触れることができるようにする」ためとしています。柔道や剣道、相撲はそのうちひとつが「必修」で、「空手道、なぎなた、弓道、合気道、少林寺拳法、銃剣道など」が、学校や地域に応じて選択できる武道だとしています。
これまで「選択」の武道は「なぎなたなど」でしたが、新たに銃剣道などが加わったわけです。

これに対し異論を唱えたのが、新潟県の米山知事です。
自身のツイッターで、「柔道、剣道、相撲はルールも整備され、競技人口も多くスポーツとして確立しているが銃剣道はその状況になく時代錯誤としか言えない。恐怖を覚えます」と述べました。

そして反対する具体的な理由として、
▽日本で『銃剣』を所持することはできないので、銃剣道を習っても護身に用いることは不可能。
▽棒を使った護身術なら剣道が上。
▽習ったあと競技を続けられる人も極めて限定される。
といった点を挙げたうえで、「戦前精神論への郷愁以外のいったい何でしょうか?」と疑問を述べています。

 

なぜ反対?銃剣道の成り立ちは

「戦前精神論」という指摘の背景には、銃剣道の成り立ちもあると考えられます。
全日本銃剣道連盟の鈴木健副会長によりますと、銃剣道は明治時代にフランスから伝わった「銃剣術」に日本の槍術を取り入れたもので、旧日本軍の訓練にも導入されたということです。
戦後、昭和31年に連盟が設立され、スポーツとして一般への普及活動が続けられてきました。
それでも現在の競技人口の約9割は、自衛隊員だということです。
 


こうした経緯や名前の「銃」のイメージが悪いためか、ツイッターなどには「軍国教育に少しずつスライドしている印象を受けてしまう」、「中学教育に『銃』の字が入るなど考えられない」といった否定的な意見のほか、「指導者が少なくて授業が成り立たないのでは」という、実施を懸念する意見も見られました。

一方で、「銃剣道が軍国主義につながるという発想は安易」とか、「銃剣道は立派な武道ですよ」、「試合とかめっちゃ楽しいよ!!」といった意見もあり、議論となっています。

 

文科省は「あくまで表記に加えただけ」

文部科学省によると、当初は銃剣道を実施している中学校が1校しかなかったため、学習指導要領の改訂案には明記していなかったということです。
しかし改定案についての意見を募ったところ、「国体の種目にもなっていて入れるべきだ」という要望が数多く寄せられたことから、最終的に銃剣道を加えたと説明しています。そのうえで、「あくまで表記に加えただけで、授業で必ず銃剣道をしなくてはいけないものではない」としています。
 

 

連盟は「心身の鍛錬と礼節を学ぶことが目的」

全日本銃剣道連盟の鈴木副会長は、学習指導要領に加わったことについて、「非常にありがたい。銃剣道は心身の鍛錬や礼節を学ぶことなどを目的とした近代武道であり、剣道や柔道と変わりはない。防具もしっかりしているので、見た目で感じるより、事故やけがは少ない」として、中学で学ぶ武道に適していると話しています。
そして批判的な意見に対しては、「銃剣道への認識が不十分なところもあるので、実際に競技をしているところを見てもらえれば、理念を理解してもらえるのではないか」と述べています。

新しい学習指導要領は、中学校では平成33年から実施されます。

 

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4/8(土) 17:27 Yahooニュース:楊井人文  | 日本報道検証機構代表・弁護士  

中学武道に銃剣道「追加」ではなく「明記」 朝日新聞、ミスリード指摘に紙面で回答

 

朝日新聞は新小中学校の新学習指導要領に関し「中学武道、銃剣道も選択可」などと報じた記事について、4月7日付朝刊の「Re: お

答えします」コーナーで、学習指導要領の改訂に関する補足説明を行い、社会部次長名で「今後ともわかりやすい記事を心がけます」

と表明した。明確な訂正はしなかったが、「誤解を与える報道内容になっている」との日本報道検証機構の指摘に応答する形で、「追

加」ではなく「明記」との表現に事実上修正した。

朝日新聞の記事は一時、Yahoo!ニュースのトピックスにも取り上げられていた

問題となったのは、朝日新聞が3月31日付朝刊の「聖徳太子復活、数千の意見/中学武道、銃剣道も選択可」と見出しをつけた

記事。本文では「『学校や地域の実態に応じて種目が選択できるよう』として、中学の武道に新たに『銃剣道』を加え、武道9種

目を示した」と報じていた。

朝日新聞2017年3月31日付朝刊第2社会面に掲載された見出し


デジタル版にも「中学武道に銃剣道を追加」との見出しで掲載され、Yahoo!ニュースにも配信されたほか(現在、トピックスは削除)、朝

日と提携関係にあるハフィントンポストも銃剣道が新たに追加されたとの誤解を前提にした反響記事を出していた。(*1)

 

新指導要領で銃剣道が例示として「明記」されたこと自体は事実だが、従来から銃剣道も武道の種目として選択可能だった。8

年前に改訂された現行の指導要領では、必修化された武道の種目として柔道、剣道、相撲のほか「なぎなたなどのその他武道」と記載

され、指導要領解説編の記載から「その他武道」に弓道、空手道、合気道、少林寺拳法、銃剣道も含まれると解釈されていた。今回の

改訂では、武道9種目すべてが列挙されたにすぎず、銃剣道などが新たに選択できるよう改訂されたわけではない。

 

「武道」の種目に関する学習指導要領の記述の変遷

【現行学習指導要領(2008年3月公示)】

 「F武道」の(1)の運動については,アからウまでの中から一を選択して履修できるようにすること。なお,地域や学校の実態に応じて,なぎなたなどのその他の武道についても履修させることができること。

出典:中学校学習指導要領「保健体育」。「アからウまで」とは柔道、剣道、相撲の3種目のこと。学習指導要領の解説編「保健体育」参考資料は「日本武道協議会加盟団体実施種目」として「柔道、剣道、弓道、相撲、空手道、合気道、少林寺拳法、なぎなた、銃剣道」と列記。


【学習指導要領改訂案(2017年2月14日公表)】

 「F武道」については,柔道,剣道,相撲,空手道,なぎなた,弓道,合気道,少林寺拳法などを通して,我が国固有の伝統と文化により一層触れることができるようにすること。また,(1)の運動については,アからウまでの中から一を選択して履修できるようにすること。なお,学校や地域の実態に応じて,空手道やなぎなたなどについても履修させることができること。

出典:中学校学習指導要領案


【新学習指導要領(2017年3月31日公示)】

「F武道」については,柔道,剣道,相撲,空手道,なぎなた,弓道,合気道,少林寺拳法,銃剣道などを通して,我が国固有の伝統と文化により一層触れることができるようにすること。また,(1)の運動については,アからウまでの中から一を選択して履修できるようにすること。なお,学校や地域の実態に応じて,空手道,なぎなた,弓道,合気道,少林寺拳法,銃剣道などについても履修させることができること。

出典:学習指導要領


 

しかし、朝日新聞はこうした経緯を説明せずに「銃剣道も選択可」あるいは「銃剣道を追加」との見出しで報じていた。翌日、「中学武道

に追加の「銃剣道」とは?」と題した解説記事を掲載したが、誤解を払拭するような説明はなく、文末で「銃剣道を授業で実施している

公立中学は全国で1校」と触れただけだった。

 

朝日新聞は「Re: お答えします」で、今回の記事の趣旨について「旧日本軍の戦闘訓練に使われていた銃剣術の流れをくむ『銃剣道』

が、新中学校学習指導要領に新たに明記された点に着目して報じたものです」と説明した。その上で、文科省が当初公表した改訂案

(2月14日公表)で明記されていたのは銃剣道を除く武道8種目だったが、銃剣道の明記を求める全日本銃剣道連盟の要望や自民党

内の呼びかけがあったと指摘。パブリックコメントを経て正式に決まった新指導要領で銃剣道も明記されるに至った経緯を説明した。

 

一方、読売新聞も3月31日付で「中学武道 銃剣道を追加」との見出しで記事化していた。ただ、文中では「必修の武道の例として

『銃剣道』を加えた。すでに指導要領の解説書には記載があり、『銃剣道も加えるべきだ』との意見が数百件あった。現在、授

業に取り入れている学校は全国で神奈川県内の中学校1校」と説明していたため、例示として明記されたことが分かり、誤解を与え

る報道ではないと判断した。

 

 

(*1) ほかにも誤解に基づく記事がいくつか確認される。

 

日本の中学で「銃剣道」を教える? 軍国主義の復活だ!=中国メディア(サーチナ 2017/4/5)

 

銃剣道を指導要領に追加した文科省の大失態(JPRESS 2017/4/7)


日本の中学校で銃剣道、軍国主義の魂を呼び戻す (新華網2017-04-08 15:39:38 )

 

(*2) 今回の報道を受け、AbemaTIMESに 鈴木健・全日本銃剣道連盟副会長のインタビュー記事が掲載されている。

 

(*3) 学習指導要領の記述の変遷表を追記しました。(2017/4/8 18:00)