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Break-time::朽ちていく「夢の国」、廃虚の遊園地を撮影 仏写真家に聞く

2017-08-05 17:38:57 | Break-time

朽ちていく「夢の国」、廃虚の遊園地を撮影 仏写真家に聞く

2017.07.31 Mon posted at 18:01 JST    CNN

(CNN) 「我々はみな滅亡後の世界の光景に魅了されている」と語るフランスの写真家、ロマン・ベイロン氏。同氏の作品を振り返る

と、その理由は簡単に推測できる。ベイロン氏は世界中を旅し、打ち捨てられた建物や記念碑を探しては、魅惑的な画像に収めてき

た。人間がいなくなったあとに残る、忘れられた世界のイメージがそこに写し出される。


中でも異彩を放っているのが、経営破綻した日本の遊園地「奈良ドリームランド」の光景を収めた一連の作品だ。奈良ドリームランドは

10年間にわたり放置された後、2016年に最終的に解体された。


作品は一見したところ、子ども時代の夢が実現したかのようだ。色鮮やかなローラーコースターや幻想的な城であふれた遊園地全体を

独り占めした気分になれるのだから。


だがベイロン氏の写真の中に見られるのは、遊園地の乗り物や建築物が次第に朽ち果てていく様子、ツタや植物に覆い尽くされ自然

に屈していく光景だ。


CNNスタイルはこのほどベイロン氏にインタビューし、奈良ドリームランドを撮影した経験などについて話を聞いた。

――奈良ドリームランドを知った経緯は。

「私は人間が残した廃虚を撮影することに情熱を傾けている。城や住宅、教会、工場、映画館、病院など、一時は人間の存在があった

ものの放棄された場所ならどこでもだ。廃園になった日本のこの有名な遊園地については、いくつか記事を見たことがあった。前から

日本に行きたいと思っており、ついに訪日が実現した際は真っ先に奈良ドリームランドを訪れる計画を立てた」


――遊園地に入るのは難しかったのでは。

「実は非常に簡単で、人々が以前にやっていたように正門から入った。一帯の立ち入りは制限されているはずだが、10年あまり放置さ

れていたため、警備員らはいなかった」


――初めて同園に足を踏み入れたときの印象は。

「驚きだった。事前に同園のかつての様子を捉えた写真を見ていたが、私が訪れたときには植物が乗り物や建物を覆い尽くしており、

雰囲気は一変していた。遊園地内を歩いている間は、営業中に観光客が抱いた良い思い出の全てに思いをはせた。ほとんどノスタル

ジックな気分になる。子どもたちが叫んでいたり、家族が楽しい時間を過ごしていたりする声を耳にすることができれば、という思いにな

る。信じられないような不思議な感覚があった」


――個人的にお気に入りの写真とその理由は。

「大きな輪を描くローラーコースターの写真を断然気に入っている。植物が少しずつローラーコースターを飲み込み、ほとんど食べてい

るような光景を見ることができるからだ。写真に現れる円形の形状も気に入っている。見る人を写真の中心に据え、実際にローラー

コースターに乗っているような感覚にさせる」


――遊園地を撮影している際に一番大変だった点は。

「打ち捨てられたローラーコースターに乗るのは簡単なことではない。少し怖い思いをするのは確実だ。ローラーコースターがどれだけ

の期間、放置されていたのか、実際にどれほど頑丈なのかは分からない。全てがツタに覆われており、一部の場所は入っていくのが特

に大変だ。ただ写真家として最大の難点は、撮るべきものがあり過ぎるということだ。撮りたいものすべてを撮影するのは不可能だか

ら」


――これまでに世界で撮影した廃虚の数は。

「数えたことはないが、200~250カ所ほどだと思う。何カ所を訪れたかはあまり気にしていない。1日に複数の場所を急いで回るより

は、1軒の古い邸宅をじっくり撮影したい。時間がないと、思うように楽しめない」


――あなたの考える廃虚写真の魅力とは。

「そうした場所に出会った場合は、過去をめぐる旅に出て、写真を見る人に途中で好きなように物語を紡いでもらうことを目標にしてい

る。どうしてこの場所は放棄されたのか、持ち主には何が起きたのか、この部屋では過去に何が起きていたのかといった点について、

見る人は自由に想像力を解き放つことができる」


――他の撮影地と比較して、奈良ドリームランドはどうだったか。

「廃園になった遊園地を探検できる経験はそうあるものではない。私が訪れる廃虚の中には非常に物悲しく陰鬱(いんうつ)な場所もあ

るが、今回はとても楽しく魔法のような体験だった」


――写真を見る人にはどのような反応を期待するか。

「私は最近、植物を撮ること、自然がどのようして支配を取り戻すのかを捉えることに集中するようになった。今回の作品舞台の背後に

は、自然がいかに強力か、人間がいなくなったときに自然がどれほど美しくなれるかを思い起こさせる力強いテーマが確実に存在す

る。我々はみな滅亡後の世界の光景に魅了されている。私の写真のどれを見ても、人間が地上から姿を消した後の世界の様子を垣

間見ることができる。自分たちが今持っているものや目の前の時間を楽しむためには、そうした光景を少しだけ目撃することが必要な

のかもしれない」

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