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トランプ氏のF35計画見直し、有言実行は困難

2016-12-13 23:27:28 | 米国大統領

トランプ氏のF35計画見直し、有言実行は困難

2016 年 12 月 13 日 17:42 JST   THE WALL STREET JOURNAL

 ドナルド・トランプ次期米大統領が最新鋭主力戦闘機「F35」購入計画に批判の矛先を向けたことは、膨らむ防衛費や計画の遅れに焦点を当てたものの、専門家は新大統領が果たす役割には限界があると指摘する。


 トランプ氏は12日、ステルス機F35の調達コストが「制御不能に陥っている」とし、「防衛関連の購入費用は数十億ドルの削減が可能であり、削減していく」と述べた。


 米国防総省は老朽化した戦闘機の後継として2400機以上の購入を計画するが、巨額の費用について専門家や議員らはかねて、目に余るコスト超過の最たる例と見なしてきた。


 ロッキード・マーチンからのF35購入費用は約4000億ドル(約46兆円)と、当初見積額のほぼ2倍に達し、計画は数年遅れとなっている。


国防総省や発注先企業は最先端の武器の費用を正確に見積もり、予定通りに予算内で実行するのは困難だと感じている

F35以外にも、議員や予算監視団体が問題視する開発計画のリストは、陸・海・空軍および宇宙のさまざまな分野に及ぶ。ロッキードなどが建造する沿海域戦闘艦の場合、故障を繰り返し、攻撃への脆弱(ぜいじゃく)性が判明。それにもかかわらず計画を進めた20年間にコストは210億ドルまで膨らんだ。


 コストや予算問題に切り込むと意欲を示したトランプ氏だが、すでに運用が始まっている計画で実際に打てる手は限られている。クリス・マーフィー上院議員(民主、コネチカット州選出)は「F35開発の途中でさまざまな曲折があったのは間違いないが、船はすでに出航した」と語った。


 もっと精査すれば、トランプ氏が狙い撃ちできそうな初期段階の計画もある。例えば、上院軍事委員会のジョン・マケイン委員長(共和、アリゾナ州選出)は、ノースロップ・グラマンが開発中の最新ステルス爆撃機「B21(レイダー)」に関して、空軍の発注総額を公表するよう強く求めている。


 トランプ氏は米軍に必要不可欠な装備を見極め、議会の予算手続きが難航しても対処する必要がある。国防総省の計画資料によると、同省の調達・研究費用の年間予算は過去3年間は平均1600億ドルを上回り、2020年までに予算要求が2000億ドル超となる可能性がある。


 後継機などの防衛計画は多様な理由で必ずと言っていいほど費用が膨らむ。計画を承認し、政府(および数百社の発注先)に予算を提示する国防総省幹部は、先進技術を使った最新の武器の費用を正確に見積もり、スケジュール通りに予算内で実行するのは至難の業だという。最終的には年間防衛予算を承認する議会が、どういう武器を作るかを命じる形となるが、オバマ大統領の在任中に議会がスケジュール通りにやり遂げたことはなかった。

 

 ロッキードのF35計画は依然として、失敗を招く多くの要因をはらんでいるとの見方がもっぱらだ。マケイン議員は「迷走する防衛調達システム」の「典型例」だと断じた。


 国防総省は陸・海・空軍及び海兵隊のどの機種にも代用できる1種類の戦闘機を作るのが望みだった。しかし、滑走路や空母から、またはヘリコプター並みに垂直に離着陸する3パターンを用意する計画はすぐに多くの問題に突き当たった。各国の企業と協力し、内蔵カメラで全方位に視界が開けるパイロット用ヘルメットのような高価な新機能も搭載した。


 ロッキードは12日、F35計画などで次期政権と協力する用意があると表明。同社でF35計画を率いるジェフ・バビオン氏は「これは驚くべき技術だ」と述べた。


 トランプ氏の発言を受け、12日の株式市場でロッキードは2.5%下落。大半の防衛関連株も下げた。軍事支出が増えるとの期待感からトランプ氏当選後に上昇した分の一部または全部が消えた格好だ。

オバマ大統領の時、当選から就任までこんなにうるさかったかな~?

就任への準備で多忙な中、よくいろんなところに目がいくと感心してます。

いつもお読み頂きましてありがとうございます。

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