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ガス攻撃で民間人58人死亡、治療に当たる病院にも爆撃 シリア

2017-04-05 00:39:13 | 戦争・内戦・紛争・クーデター・軍事介入・衝突・暴動・デモ

ガス攻撃で民間人58人死亡、治療に当たる病院にも爆撃 シリア

2017年04月04日 20:46   AFP

シリア・イドリブ県のハーン・シャイフーンで、毒ガスによるとみられる攻撃の後、病院に搬送されてきた、意識を失った子ども(2017年4月4日撮影)

【4月4日 AFP】(更新、写真追加)シリア北西部に位置する反体制派支配地域の町で4日、化学兵器によるとみられる攻撃で、複数の子どもたちを含む少なくとも58人の民間人が死亡した。在英のNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が発表した。

 

 同監視団によると、北西部イドリブ(Idlib)県の町ハーン・シャイフーン(Khan Sheikhun)を見舞った攻撃により、数十人が失神、嘔吐(おうと)の他、口から泡を吹くといった症状や呼吸器系の問題を引き起こしたという。

 

 一方、AFP特派員の話によると、今回の攻撃で負傷した人々に医師たちが手当てを施していた病院が爆撃を受けた。特派員の話では、まず軍用機が、病院の付近を爆撃。その後旋回して戻ってくるような音が聞こえた後、今度は病院の施設が2度攻撃を受けたという。

 

 また、シリア人権監視団によれば、今回の攻撃は4日の午前、ハーン・シャイフーンの住宅地区で発生。軍用機1機が攻撃を行い、「毒ガス」を放ったとしている。

 

 さらに、死者の中には子ども11人が含まれ、さらに少なくとも160人が負傷。多くの人々が医療施設に到着した後に亡くなっているという。

 

 同監視団は、死に至らしめた物質の特定はできておらず、さらに空爆に関与した飛行機がシリア軍、もしくは同盟関係にあるロシアのものかも分かっていないとしている。

2016年12月の停戦後の勢力図


シリア・イドリブ県のハーン・シャイフーンで、毒ガスによるとみられる攻撃の後、手当てを受ける子どもたち(2017年4月4日撮影)

政府軍かロシア軍の爆撃としている報道もあります。Channel NewsAsiaより。アサド政権は否定。