EMERALD WEB ≪拝啓 福沢諭吉さま≫

政治・経済・生活・商品情報などさまざまな話題で情報を発信してます。

世界の科学技術「米中2強」に 中国、論文4分野で首位

2017-06-14 06:42:52 | 資源・開発研究

世界の科学技術「米中2強」に 中国、論文4分野で首位

2017/6/12 23:48   日本経済新聞 

 技術革新の源泉となる科学研究論文で、コンピューター科学や化学など4分野で中国が世界トップにたったことが

文部科学省所管の科学技術振興機構の調査でわかった。主要8分野を米国と分け合った形で、米国1強から「米中2

強」の時代に突入した。科学技術予算の急増のほか、海外在住の中国人研究者の獲得や若手教育などの政策が功を

奏している。


 3年連続のノーベル賞受賞に湧く日本は低迷。技術革新や産業競争力で後れをとりかねない。


 世界の学術論文を収めたデータベースを使い、他の論文に引用された回数でみた影響力を分析。引用回数が上位

10%の論文から、米国、英国、ドイツ、フランス、中国、日本に所属する研究者の顔ぶれを割り出した。

 


 2015年時点で「コンピューター科学・数学」「化学」「材料科学」「工学」で中国が首位。米国は「物理学」「環境・地球科

学」「臨床医学」「基礎生命科学」で1位だった。

 


 中国の躍進ぶりを象徴するのが、スーパーコンピュータや暗号技術など安全保障に関わるコンピューター科学だ。

21%が中国の研究者の成果で、17%の米国を抜いた。2000年時点では3%にすぎず、米国の20分の1以下だった。

スパコンの性能でも2013年から中国製が世界1位。16年は1、2位を独占した。

 


 米国のお家芸といわれる物理学分野でも20%に上昇、26%の米国を猛追する。中国は60億ドル(約6700億円)以

上を投じて世界最大の加速器を建設する。質量の源ヒッグス粒子を発見した欧州の巨大加速器「LHC」の2倍で、最先

端の素粒子物理学でも世界の中心になる可能性がある。

 


 躍進を支えるのが潤沢な資金と人材への投資だ。研究費は00年ごろは官民合わせても5兆円ほどだったが、14年に

は38兆円と急拡大。18兆~19兆円前後で推移する日本の2倍で、米国の46兆円に迫る。先進国で学んだ中国人研

究者を呼び戻しているほか、留学や派遣を通じて海外の研究人脈と太いパイプを築く。

 

 

 分析に関わった同機構の伊藤裕子研究員は「中国が多くの分野で米国を抜くとは予想外だ」と指摘する。当分、米国

優位は続くとみられるが、トランプ大統領は科学予算を大幅に減らす方針を示しており、中国の存在感が一層増しそう

だ。

 


 日本は得意としてきた化学分野で5位と低迷。他の分野も5~6位だ。ノーベル賞受賞者は21世紀に入って17人と米

国に次ぐが、30年以上前の研究がほとんど。世界に取り残されつつある。


ジャンル:
科学
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« <台湾情報17-13>台湾・蔡政... | トップ | 北朝鮮無人機と推定の飛行体... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

資源・開発研究」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事