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「新時代の中国」は世界の人権を踏みにじる

2017-10-20 10:12:44 | 中国

「新時代の中国」は世界の人権を踏みにじる

China Is Getting Better at Undermining Global Human Rights

2017年10月19日(木)16時30分    Newsweek    トーマス・ケロッグ
 

習近平が強調した「新時代の中国」は世界を支配する中国になりかねない 


<中国が「友好国」を使って国連の人権監視機関を骨抜きにしている現状を見れば、将来にも悲観的にならざるをえない>

10月18日に開幕した第19回共産党大会で習近平(シー・チンピン)総書記(国家主席)は「新時代の中国」を強調し、

2050年までに「世界の先頭に立つ国家になる」と宣言した。中国をトップに頂く世界秩序はどんなものか、それを覗かせてくれる

報告書がある。


米国際人権擁護団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは先月、中国に関する96ページの報告書を発表した。自国と友好国が人権問題で

批判されないよう、中国当局が巧妙に国連人権機関の活動を妨害してきた実態を明らかにした内容だ。


「国際的な人権擁護活動が受けた痛手――国連人権メカニズムへの中国の干渉」と題した報告書は鋭い警鐘を鳴らしているが、

メディアはろくに取り上げていない。

 

習近平「1強」と言われる今日の体制を築く過程で、習は言論統制を強化し、人権状況は悪化の一途をたどっているが、

中国当局は様々なツールを駆使して批判を封じ込めてきた。なかでも悪質なのは、中国人活動家が国連職員に協力したり

接触したりできなくする措置だ。国連の会合に出席させないために活動家の身柄を拘束した事例が複数確認されており、

たとえ出席できても帰国後の処罰は免れられない。そのため多くの活動家が国連や国際NGOとの協力に及び腰になり、

中国国内での弾圧状況を彼らから直接を聞くことが困難になっているという。


変容する国連人権理事会

さらに中国は自国に批判的な国際NGOが国連の会合にオブザーバーとして参加できないよう圧力をかけたり、参加資格の

認定手続きを妨害している。NGO設立の背景などについて無意味な質問をいくつも送り付け、認定をずるずる先延ばしにする

やり方だ。ジャーナリストの保護と言論弾圧の監視活動を行う「ジャーナリスト保護委員会」(本部ニューヨーク)は中国などの妨害に

遭い、申請から認定まで4年も待たされたという。

 

中国はまた、国連人権理事会など国連の主要な人権機関の議論に影響を与えようとしている。人権理事会で中国の人権状況が

議題に上がると、中国は毎回、友好国に自国の弁護をさせる。中国に協力すれば経済的な見返りが得られるから、友好国は

労を惜しまない。


2013年の人権理事会では反体制派に対する中国当局の弾圧をキューバの代表が抜け抜けと賞賛。「犯罪的な活動を取り締まり、

中国の主権を守る、称賛されるべき措置」だとした。中国は「人権分野での業績で賞賛されるキューバ」に賛辞を返した。

国連の人権機関は政治的に中立な立場で、事実に基づき各国の人権状況を評価する役割を担うが、中国が友好国と手を組んで

煙幕を張るため、本来の役割を果たしにくくなっている。

 

中国主導の世界秩序がどんなものになるかを垣間見せてくれるという点で、この報告書は必読だ。

人権の擁護など国際的なルールと価値は、大国となった中国の利益のために踏みにじられ、弱小国家ばかりが「人権抑圧国家」の

レッテルを張られるいびつな構造が生まれるだろう。民主国家でも、人権抑圧的な政権が誕生すればフルに中国のサポートを

得ることになる。


中国の人権問題隠しは、今に始まったことではない。1989年の天安門事件以降、中国当局は批判をかわすことに精力を傾け、

おおむね成功してきた。自国の状況を隠すばかりか、北朝鮮や民主化前のミャンマーなどの甚だしい人権抑圧の隠蔽にも加担した。


いま問題なのは、中国の影響力が10~20年前とは比べものにならないほど大きくなっていることだ。自国の策謀や脅しに

唯々諾々と従う国々が増えたおかげで、中国は国際的な評判をさほど落とさずに煙幕を張り続けられる。


残念ながら、アメリカのドナルド・トランプ政権は国連の場で中国の人権状況を厳しく問うどころか、国連つぶしに熱心で、

事実上中国と同じ穴のムジナになっている。

アフリカ諸国(ソマリア、南スーダン、他)中東(イエメン)、アジア(ロヒンギャ族)については国連が民族浄化と人権問題でよく取り上げてます

が、中国のチベット、ウィグルなどへの弾圧、中国の民主化活動家への弾圧は近年取り上げてないですね。

日本の在日韓国、朝鮮人へのヘイトスピーチを人権問題だと取り上げている。

こんなの言葉だけの問題で、中国の民族弾圧と比べ物にならない象とノミのような問題だ。

 

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