🌙日月便り  

京都の季節の行事や生活習慣、旅、たまにグルメの話。

お精霊さん

2017年08月10日 | 京都
「今日はお精霊さん行っとかなあかん。」

京都のお盆は、7日から10日の間にお寺へご先祖様をお迎えに行くことから始まります。
「六道参り」という行事で「お精霊さん」とも言います。

六道参りは、大まかに二カ所のお寺で行われます。
一つは東山の六道珍皇寺、もう一つは上京の千本えんま堂です。
東に近い人は六道珍皇寺に行き、北に近い人は千本えんま堂に行くようです。

実は京都のご先祖さんの迎え方は、必ずしも7日から10日の六道参りに限りません。
地域や家によっては六道参りの後に川にお迎えに行ったり、12日にお墓参りに行ったり。
だいたい似ていますが、それぞれの家にお精霊さんを迎えるしきたりがあるのです。

六道珍皇寺付近は、平安時代から埋葬地だった鳥野辺への道筋だったため、この世とあの世の境目の、‘六道の辻’と呼ばれました。
六道とは・・・
地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天上道。
最初にどこに転生するかは閻魔さんが決めるとか。
子供達は親から、怖い世界に行かないようにきちんとしなさいと言い聞かせられます。


六道珍皇寺の参拝者は水塔婆にご先祖の戒名を書いてもらい迎え鐘をつきます。


高野槙で水を水塔婆にかけます。高野槙は非常に背が高く腐りにくい木で、霊が宿ると言われています。

地蔵堂に水塔婆を納める。
高野槙は、お寺で供養されますが持ち帰る人もいます。
これを持ったら寄り道せずに真っ直ぐ家に帰らなくてはいけません。

お迎えしたお精霊さんのお供えは、家庭で用意した精進料理や果物。
料理は毎日取り替えます。

お盆の間ゆっくりと帰ったご先祖の霊は、16日の五山の送り火によって冥土に送り返されるのです。
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