🌙日月便り  

京都の季節の行事や生活習慣、旅、たまにグルメの話。

宵山と山鉾巡行

2017年07月17日 | 京都
本日17日は先祭りの山鉾巡行でした。
京都では、小中学校から祇園祭について学習する時間があります。
社会生活に密接な関わりを持つお祭りの一つです。

昨夜の宵山。

函谷鉾のお囃子が響き渡り灯籠が闇を照らす。
函谷鉾は古代中国の孟嘗君が函谷関で危機に合い、鳴き真似上手の家来に鶏の鳴き声で関門を開かせ難を逃れた、という古事にちなむ。

鶏は、食用ではなく早朝の時を告げる時計台替わりでした。
鶏の声を合図に関所の門を開ける決まりになっていたそうです。


函谷鉾は提灯落としが名物。お囃子の最後にぱっと提灯が消えて落ちる。
観衆が沸き立つ瞬間です。


鉾の上からの景色。
四条界隈は群衆で溢れ返りました。

10日に山鉾を建ててから、17日夜中の神幸祭までは前半の山。連日連夜の大忙しです。

巡行
四条烏丸を出発した山鉾は、河原町通りをぐるりと廻って最後の辻回しをして御池通りから新町通りに曲がり、
鉾町へ帰って行きます。

御池新町の長刀鉾の辻回し。
長刀鉾は鉾先に大長刀を付け、疫病をはらいながら巡行の先頭を行く鉾。
お稚児さんは、辻回しをする前に鉾を降ります。


新町通りはごく普通の狭い道。ぎりぎりの幅をぶつからないように引かれていく。
両脇の建物にぎりぎりの近さで、曳き方は慎重に調整しながら進む。上に乗っている人はこの通りが面白いそうです。


函谷鉾の辻回し。車輪の下に竹を敷いて水を撒き、何度かに分けて曳き方向転換します。


大きめの鉾が待機して、小さめの山が先にすれ違う場面もあります。鶏鉾と先に行く蟷螂山(とうろうやま)
蟷螂山はカマキリが特徴の山。
カマキリが車に向かい前足を上げて威嚇するように、南北朝時代に足利軍に立ち向かった四条卿の武勇を讃えています。
カマキリは動きます。唯一’からくり’がある鉾です。


鶏鉾も新町へ。
鶏鉾は、古代中国堯の時代は天下泰平で訴訟の時に使われる太鼓に苔がむし、鶏が巣を作ったという平和な逸話を表す。

ニワトリは何かと象徴的な動物だったのですね。

お祭りのために色んな用事をこなす七月の京都人、暑さを忘れる祇園祭です。
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