自治会長のひとり言

自治会長としての自治会活動に関するあれこれを綴ります。

災害時避難行動要支援者対策への対応

2016-10-15 16:13:34 | 日記
自治会長になって、前任の会長から手渡されたものがありました。
それは、平成26年11月に市から自治会長に配布された「災害時要援護者台帳」で、
自治会長が交代した際に引き継ぐものと説明されました。
「個人情報が含まれているので取り扱い注意」という意味の丸秘マーク付きです。

災害時要援護者台帳とは(現在は要支援者と表記しているようです)
内閣府のWebページの説明では、
(以下要旨引用)
平成25年6月の災害対策基本法の一部改正により、地方自治体に対して、災害
発生時の避難等に特に支援を要する方の名簿(前述)の作成を義務付けるこ
と等が規定されました。

また、時期的には逆なのですが、平成18年の検討会でまとめられた「災害時要
援護者の避難支援ガイドライン」によると、『一人の要支援者に対して複数の
支援者を定めて「避難支援プラン」を策定しておくことが必要である』と
されています。

災害時に自力での避難が難しいと思われる人は、市長あての「避難行動要支
援者登録申請書」を提出することになっています。実際は民生委員が該当する
と考えられる人のところへ行って説明し、本人の確認を得て申請書を提出し
ているようです。

平成27年の4月に私が受け取った「災害時要援護者台帳」には、2丁目マン
ション自治会(仮名)内には4人の名前が登録されており、民生委員からは
更に3名が追加される予定だと告げられたのでした。

災害時に自力で避難することが困難な人が7名も存在することを知らされ、
しかもその時点ではその人達を支援する人が一人も決まっていなかったのです。
自治会長と民生委員だけがそのことを知っている状況下で、もし災害が発生
したらと思うと落ち着きませんでした。

要支援者名を公表せずに、支援者を探さなければなりません。

あれこれと思案した挙句、私はまず役員・班長会議と、防災部会の定例会
でこの台帳の存在と支援者登録の意味を説明し、自分が率先して支援者と
して登録することを告げました。
その時、防災部会長を務めていた人も支援者登録に手を挙げてくれました。


支援者登録申請書には、『避難支援は、ボランティアとしてご協力いただ
ける範囲での活動ですので、避難にあたり責任を負っていただくものでは
ありません』と明記されているとはいいながら、まったく責任を感じない
わけにはいかないとか、登録することで自分の住所・氏名・年齢・電話番号
・メールアドレス等の連絡先などの個人情報が、市役所の福祉関係の担当
部課や警察署、消防団、消防署を始めいくつかの避難支援等関係者に情報
共有されることに抵抗を感じる人も多く、支援者として名乗りを挙げる人
はいませんでした。

私は一計を案じ、要支援者の個人名を公表せずに支援者を募る説明会を開催
することを役員・班長会議に提案しました。


これで支援者に名乗りを挙げてくれる人が誰も居なければ、あとは要支援
者の近くの部屋を個人的に説明して回って、お願いするしかないと考えて
いました。

説明会の当日、集会室には4名の住民(内1名は自治会を退会した方)が
集まってくれました。
はじめに、市の当該制度について説明し、懸念されるさまざまな事態や、
登録の意味などについては説明というよりも一緒に考え議論した後、支援者
になる意志のあることを確認し、要支援者の個人情報を漏洩しない旨の
誓約書のようなものにサインをしてもらってから、要支援者台帳を見せて、
それぞれどの方の支援者になるかを決めてもらいました。

後日、民生委員と私が支援候補者とともに要支援者宅を訪問し、紹介して
廻りました。

平成28年度になって更に支援者が増え、現在では要支援者7名のうち、3名
には、それぞれ2名の支援者が登録されています。
残る3名にはそれぞれ1名が登録され、もう1名は現在施設入所中です。

支援者の1名は本人の希望により、自治会長と民生委員は支援者として認識
していますが、市には正式な登録をしていません。
登録をしていなくても、要支援者と支援者相互の認識があれば、それでも
良いのではないかと思っています。
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