クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

永井明生さんが語る丸木スマさんの人物像、作品力

2017年07月29日 19時45分34秒 | 美術展
正方形の画面、そして色を分けて描かれた背景。
70歳から描き始めたというおばあちゃん画家。
丸木位里さんの実母であり、俊さんの義母である丸木スマさん。
スマさんにとって絵を描くということは家族との絆を深めることであり、目の前の動物や植物と語り合った成果であったのです。

動物が子供の頃から大好きで、野山を駆け回っていたというスマさん。
息子の位里さんとは、親子共通の造形感覚を持ってます。
スマさんが描く絵に踊り出す色合い。
『色が張り合う。』、調和、緊張関係があるといいます。

スマさんは、ゴーヤの種を持って息子夫婦の家に泊りこみ、その庭に蒔いた種から成長したゴーヤがうれる姿を描いたといいます。
ゴーヤのうれる姿(再生産)の逞しさを、じっと見つめ続けたことでしょう。

夕暮れの畑の地中に潜って見た断面。
ダイコン、カブラ、ニンジンらが、にぎやかに成長した姿をみせています。

8月13日(日)まで一宮市三岸節子記念美術館で開催されている「丸木スマ展 おばあちゃん画家の夢」。
今日は、スマさんの故郷の広島県からおみえになった永井明生さん(奥田元宋・小由女美術館学芸員)の講演「生命讃歌 ― 丸木スマの宇宙」を聴き、スマさんの人物像、作品力に触れてきました。

生きるという心根をしっかりと大地におろしたスマさんが描き出した世界に登場する人間、動物、植物は、リズミカルに楽し気に観る者を誘ってくれます。
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