八十路の旅

平成20年8月3日、満八十才、傘寿になり、八十路の旅を、徒然なるままに記してみよう。

初夏の詩

2017-06-14 12:00:14 | Weblog

<初夏の詩(うた)>

  6月中旬です。初夏とはいえ、もう夏です。わが家を取り巻く山々も、すっかり濃い緑色に変わりました。道端や土手や畔の草も、伸び放題に茂ってきました。草刈りの季節です。
  わが家の周りの畑には、自給自足の夏野菜が、ドンドン成長して、次々にわが家の食卓をうるおします。少し離れた稲田も、見違えるほど大きくなってきました。
すべてのものが、目覚め生き生きとしている季節、それが初夏です。

  すべてのものが活気に満ち溢れています。ですが、ただ一人、それほど元気でもなく、かといって、寝込んだりすることもなく、体調もそれほど悪いわけでもなく、かといって、ちょっとした仕事をすると、万年床に身を横たえる人がいます。89才になろうとするジロ爺さんです。

  ジロ爺さんは、目下、猿対策で大わらわです。1号田のエンドウを2回(6月7日、9日)に、5,6個もぎ取られました。6月9日には3号田のタマネギを2個食べられました。
  周囲を高さ約3mの防護網で囲い、上を防鳥網でおおっています。しかし、防鳥網の耐用年数は2年です。3年もすれば支柱のあたりが破けます。猿はいとも簡単に支柱を這い上って、破れた網から侵入し、一瞬の間に、持ち逃げします。危険がなければ、ゆっくりと、その場で食べます。

  丹波篠山地方の山間に住む人々は、殆ど猿の被害をうけています。電気柵を設置して、被害は少なくなったと聞いています。篠山市では、届のある集落から順番に、電気柵の器具を配布中です。2年前に依頼しましたが、わが集落はまだです。

  獣害被害は、もちろんサルだけではありません。イノシシ、タヌキ、シカ、アライグマ、キツネなどなど・・。でも、わが集落では、山の裾野に金網をめぐらしてから、イノシシ、シカの被害は少なくなりました。

  アライグマ、タヌキなどは、サル対策で殆ど被害はなくなりました。サルだけはどうしようもありません。ジロ爺さんは、老体にむち打って、毎日、毎日、防鳥網の破れの補修をやっています。無理、無理と言いながら、コツコツ防獣網(1.5m)を、四方にかぶせています。

  そして、しきりに大声で怒鳴るように歌っています。それは、毎日、サンテレビで放映されている、松平健主役の「暴れん坊将軍吉宗」の、主題歌・北島三郎唄「がまん坂」なんです。・・ジロ爺さんは、いまだに歌詞が覚えられなくて、自分流で歌詞をつけて歌うのです。

{・・俺がやらなきゃ、誰がやる  猿除け網だぜ、風が吹く  膝を痛めながらも、あと振り向かず
   お爺とは言え、辛くとも  今に見ておれ、あーあ、よいしょ、がまん坂・・}

  あゝ、その声が 初夏のわが家の畑から聞こえている間は、生きているということでしょう。
  ああ、そうそう、このところ、俺がやらなきゃ、誰がやる、の歌の合間に、ウグイスとホトトギスが、山の谷間で合唱していました。ホーホケキョ、テッペンカケタカ、がまん坂の大合唱が始まりました。

 

<防鳥網の破れを防獣網(1.5m)で補修>

  6月13日、午前11時10分ごろ、1号田の猿除け網の補修をしました。10m四方を1.5mの防獣網を張りつけます。大変な仕事です。約3mの支柱に登らねばなりません。もちろん脚立を使用し、足元が不安定の時は、家内が脚立を支えてくれます。
  滑ったり、落ちたりすれば大事故を起こします。命がけの仕事なんです。ですが、「俺がやらなきゃ、誰がやる」なんです。脚立を支えながら、家内が撮ってくれました。支柱の先を紐で結んでいるところの姿です。一つ、一つ、ボツボツやっています。
  普通、一日でやれる仕事ですが、10日はかかると思います。今のところ、一応、サルも侵入できないと思っています。
  1号田はキュウリ、ナス、トウモロコシ、ミニトマト、・・・3号田はサツマイモ、トマト、スイカ、キュウリを育てています。1号田と3号田には補修完成中で、何とかサルの被害が防げそうです。
  でも、2号田は、補修不可能です。防護網がはれません。と言って、防鳥網を張るのは大変です。2号田のカボチャ、マクワなどの被害を最小限にとどめる工夫を考慮中です。

 

☆1号田の防獣網(1.5mx30m)張りました。支柱の高さ3mです。ジロ爺さん頑張れ! でも、気をつけろよ、細心の注意を払えよ。自問自答。


<今年のレタスは順調>

  6月13日、午前10時ごろ、2号田のレタスを収穫しました。今年のレタスは秀逸です。大きさ、艶ともに満点。しかも、味は抜群。これがレタスちゅうもんや、少々鼻が高くなります。

 

☆2号田のレタス(午前10:15写)と収穫後のレタス(午前11:30写)です。


<黒豆の苗づくり>

  いよいよ、黒豆のシーズンになりました。今年は2年やって来た直播を止め、苗床に種をまいて、苗を育てて定植する方式をとりました。
  苗床で苗を育てるのは、家内が一枚上です。ですが、今年はわが輩も種まきをしました。
  6月12日、午後5時ごろ二人で120個の種をまきました。へそは下にした方がよいそうです。まき終わった後は新聞紙を被せて、水を上からかけました。
  大雨の時は、ビニールを被せます。風で新聞紙が飛ばないように、マルチ止めで押さえています。

☆6月13日、午前11時ごろ、水やりをして、写真を撮りました。種まきの畝は、1号田の東端の一畝を利用しました。・・(毎年、雨や風で、黒豆づくりも大変なんです。が、今年の天気予報では、あまり雨も降らないようです。)

 

<タマネギを乾燥中です>

  6月13日、午後4時30分ごろ、一輪車に積み並べたタマネギを、お日様に当てて、乾燥しているところです。山猿の集団は、去りましたが、いつもいる離れ猿が2匹ほどおり、隙あれば軒下を横っ跳びにやってきて、2,3個かっさらっていきますねん。
  89才になろうとするジロ爺さんと、80才を越えたキイ婆さんと、二人で、タマネギを監視している姿を、交互に写真を撮りました。(笑)

  今年のタマネギは収穫前からよく乾燥していたので、結局14日と、15日の半日の乾燥ですみました。

 


<タマネギを軒下に吊るして保存完了です>

  6月15日、午前11時30分、家内がタマネギをくくりつけ(家内の仕事)、私が納屋の軒下に吊るしました。今年のタマネギの保存完了です。何とか来年まで持ち越すことを祈るばかりです。

  このタマネギ吊るしも、10年前は、家の外の軒下に吊るしていましたが、どんなに網で防護しても、サルに盗られました。家の中の軒下に吊るしてから、被害はゼロです。しかし、乾燥は外気に当てた方がいいのですが、仕方ありません。昼間は小窓を開けて、風を入れるように工夫しています。

 

 


<感想2題・維摩経(ゆいまきょう)と朝ドラ「ひよっこ」から>

*維摩経*

  6月の100分de名著は「維摩経」です。恥ずかしながら、始めて聞く言葉でした。(知らぬことがおおいわ)毎週月曜日、午後10時25分から午後10時50分、NHK・Eテレで放映されている番組です。
  6月12日(月)は第2回目で「得意分野こそ疑え」という内容でした。維摩経は維摩居士が唱えた宗教です。さて、その維摩居士がいま一つ分かりずらいです。西暦紀元前後の生まれだそうですが、生没など不明です。
  (ネット調べ)・・{日本では聖徳太子が初めて開設された仏典のひとつで、興福寺にある「維摩居士」の座像は、今も多くの人に親しまれています。かの文豪・武者小路実篤も「維摩経を読んで偉大な知己にあったような気がした」と述べるなど、日本人に親しまれてきた経典です。しかし、現代人には、意外にその内容は知られていません。・・}

  テレビの放映は、第3回、第4回と続きますが、この先、観るかどうかは、その時の体調次第です。まあ、ちょっと理解しがたい向きもあります。ただ、維摩居士が病(仮病?)になったとき、維摩を見舞うようすすめる釈迦だが、誰一人それにこたえる弟子がいない。それもそのはず、維摩は、かって釈迦の十大弟子全員を、その鋭い舌鋒で、ことごとく論破していたのである。・・そこで、菩薩さんの登場になるのですが、最後に文殊菩薩が見舞うという話で、一応ケリがついたようでした。

  いま一つ、御釈迦さんの説く、空、無は、あまりにも抽象過ぎるのではないか、もっと具体的に自由でのびのびした考え、実践が大切ではないのか、と説く維摩居士には、うなずけるんですが、理解出来ない面も多いです。まあ、しかし宗教というのは、信じることから始まるので、わが輩にはちょっとムリなのかなぁ?・・

*朝ドラ・「ひよっこ」から*

  毎朝、8時から15分、朝ドラ「ひよっこ」を観ています。今回は、それほどおもしろい筋書きではありませんが、時代背景が昭和40年ごろということで、私が生きてきた38才ごろを思い出しています。
  話しの中で、主人公のとね子が、必ず「お父さん」と呼びます。大体、15分のドラマで、3回から5回ほど、話の進行中に呼びかけます。「お父さん!」・・東京に働きに出たまま、行方不明の父に話しかけるのです。その言葉が、妙に私の脳裏を揺さぶります。

  朝ドラ・「ひよっこ」のテーマソングの歌詞が、まったく覚えられません。ネットで調べて、歌詞を見て、何とかメロディーについていける感じです。もしYouTubeがなければ、おそらく、ちんぷんかんぷんで終わったと思います。まあ、お父さんの行方不明に因んで、はっきりしないほうがよいのかもしれません。でも、桑田佳祐の「若い広場」は、ゆっくり聞けばいい歌なんですがねぇ。

<今年もトマト成長は順調です>

  6月16日、午前8時15分、朝ドラ「ひよっこ」が終わり、食堂に行くや否や、「お父さん、お父さん」と、婆さんが呼びかけました。「トマトが伸びて結わってください」

  実は、14日、15日、体調いとあやしく、半日は寝込んでいたんです。(原因は、猿除け網の補修に精出し過ぎたせいかなぁ?)特に夕方から夜にかけて、胸苦しい寝込んでいたんです。でも、夜遅く風呂には入りました。風呂に入ると、なんとなく苦しさが和らぎ眠れるんです。(眠れるだけマシやで)と呟き、16日の朝となったのです。

  「よしや、分かった。今からやる」と、16日、午前9時30分ごろから、3号田のトマトハウスに入りました。トマトの枝結びは、木綿の布切れを使用します。約15分で15本の蔓枝を、支柱に結わえ付けました。

  このハウスでのトマトづくりは、もうかれこれ15年は連作です。今年も、今のところ例年と変わらず成長しています。   

 

☆6月16日、午前9時30分ごろ、トマトハウスで、伸びた蔓枝を、支柱に結わえ付けているところです。もう一つは仕事を終わった後の、トマトハウスの状況です。

 

イチゴの苗とり(ポット)の土づくり・ポットに苗受け>

  6月16日、午前10時ごろ、3号田のトマトハウスから引き上げてくると、「あのね、お父さん!」と、またもやお婆さんが申しました。「イチゴの苗をとる土がいるんです」・・「今スグにはようせんわ」と言いながら、午前11時ごろには、裏山で腐葉土をとり、裏庭に運び、土づくりをしました。
  6月17日、午後2時ごろ、お爺さんとお婆さん小の二人で、ポット(60個)に土を入れ、1号田のイチゴ畑に運び込みました。
  6月18日、午前中に、お婆さんが一人で、60個のポットに苗受け(孫蔓とり)をしました。これで、イチゴ・栃乙女は、20年近く、続いたことになります。

 

☆裏山の腐葉土を裏庭に運んでいます。葉や枝などを取り除くます。6月16日、11:00写。

 

 

☆土を篩にかけて、さらに選別し、きれいな腐葉土を取り出しました。その腐葉土を、市販の肥料入りの「土と野菜の土」と混ぜます。それをポット(60個)に押し込みます。6月16日、11:30写。・・ポット入れ、6月17日、14:00写。

 

☆6月18日、午前9時30分~午後5時、家内が一人で、コツコツと孫蔓をポットに受ける作業をこなしました。ここは、「お母さん!」と言いたいところですが、「お婆さん、えらい!」と感謝しておきましょう。

 

 

 

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4 コメント

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豊作 (まみ)
2017-06-14 19:53:44
お近くならそちらへ買い物へ行きたいですわ
 (jiro )
2017-06-15 15:19:19
まみ様
遠いようですね。
でも、電波ってすごいですね。
近く感じます。
コメント、ありがとうございます。
玉葱の見張り (matsnao)
2017-06-16 09:40:41
Jiroさま
こんにちは。
梅雨に入りましたが雨が少ないです。
10日ほど前に山梨県の長野県よりの場所に築100年を越えると思われる古民家を見つけました。
違う物件を見に行ったついでに案内されたところで、大きすぎる家だし敷地も広すぎ、おまけに蔵まであります。
初めは物見遊山のつもりでしたが、見ているうちに何故か心が決まってしまいました。
草木が生い茂り廃屋同然の家なので、大規模修繕が必要です。
修繕に数年かかると思うので移住はまだ先ですが、私も近い将来、夫と交代で玉葱の見張りをしている姿が目に浮かびます。
自然豊かな地域は野生動物との共生を考えていかなければなりませんね!
近況報告でした。Naomi
共生 (jiro)
2017-06-16 20:04:28
matsnao様
コメントありがとうございます。
何でも、着々と実行されるところに感心しています。
まだ、先の話とは言え、天地の理を体して、土に生き、野生動物と共生する考えは、素敵です。
ブログで拝見した野菜づくりも、素人とは思えません。
きっと、新天地で生かされると確信しています。
今後とも、よろしくお願いいたします。

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