八十路の旅

平成20年8月3日、満八十才、傘寿になり、八十路の旅を、徒然なるままに記してみよう。

秋涼の候

2016-10-11 09:32:22 | Weblog

<秋涼の候>

  いっきに秋に入り涼しくなった。

  10月10日の晩から11日の朝にかけて、急に気温が下がった。夜中に、あわてて毛布を出し、あんかを足元にしのばせる始末。こういう季節の変わり目には、年寄りにはぐっと体にこたえる。ともかく、風邪をひかないように、気候の変化に対応していこうと気を配るのは人情であろう。

  佐藤愛子さんは、最近出版された「人間の煩悩」で、生きるのも大変だが、死ぬのも大変と書いている。ちょっと抜粋すると次の通りだ。
{・・全く、生きるのも大変だが、死ぬのも大変という事態になってきた。これというのも医学の目ざましい進歩のおかげである。その力で人は長寿になり、長寿は認知症を招き、認知症は病ではなく老い衰えたための脳細胞の欠落による症状であるから治療法というものがなく、死とは関係ない。それでも身内はほうっておくわけにいかないから、看護に心身をすり減らす。長寿はめでたくはなくなったのである。・・}

  今年92才を歩む作家佐藤愛子さんは、年齢を感じさせない明解で要領の良い文章で、何事もズバリと一刀両断である。次に、人間は「物」ではないと続ける。
{・・病院へは行ったが最後、どんな目に遭うかわからない、と私は思う。医師が関心を持つのは病人ではなく「病巣」だ。当たり前じゃないか、それが病院だ、と人はいう。その通りにちがいない。だが私はその「当たり前」さがいやなのだ。「病巣相手」ではなく「人間相手」にしてもらいたい。「物」として私は死にたくない。たとえ病巣の発見が遅れようとも。・・}

  病、死の話になると、今年104才の日野原重明さんの著書「生き方上手」のなかの、悔いのない死をつくるを抜粋したい。
{・・リンゴに芯があるように、私たちは生まれながらに「死の種」を宿しています。詩人リルケ(1875~1926)はそう言いました。
  遺伝子に老化のプログラムは刻まれ、死ぬ日が予告されているのです。死は生の一部であり、必然であり、どうにも逃れることはできません。この世に生まれた瞬間が、私たちの死への第一歩なのです。
  にもかかわらず、私たちはこのかぎりあるいのちを顧みるどころか気にも留めません。死は私にかぎっては無縁だと、たかをくくっている人が多いものです。やがて老い、一つ二つと病が増えるころになってようやく、人はいのちに限りがあることを自覚します。「病を得る」とはよく言ったもので、健康を失って初めて、生と死を深く考えるときを得ます。
  その意味においては、老いもまたありがたいといえそうですが、老いてからでは遅いのです。青年、壮年、老年の、いついかなるときも、私たちは死に備えていなければなりません。
  死に備えるとは、つねにまず死を想い、死からさかのぼって、今日一日をこれでいいかと問いながら生きることです。死は足音をしのばせて突然訪れるかもしれないのです。・・}

  まあ、秋は読書の季節だが、食欲の季節でもある。また実りの季節だ。


<手づくりの鯖寿司をいただく>

  10月9日、午前9時ごろ、わが家の女性軍(家内と倅の嫁)が鯖寿司を手づくり。毎年、お祭りの恒例行事。鯖は前もってスーパーで注文。いつものことながら、男性軍は食べる人。
  鯖寿司はなんといっても酢加減が肝要。・・どの家庭もそれぞれ特有の酢加減の様子。いろいろな家庭の鯖寿司を味見したが、わが家の酢加減が一番うまい。家内が先代から引き継いできた伝統なんだろう。 

 

☆ご飯の上に鯖をのせたところ。上から押し込んで、締め上げる。それを竹の皮で包む。9日、9:30写。

 

☆竹の皮で包んだ鯖寿司を、重しをかけて締め上げる。少なくとも半日。(昼に少しいただく)9日、9:40写。
 右の写真は私の夕食。鯖寿司3切れ、シャケの燻製は一切れ。牛肉とみそ汁。・・実はこれだけでなく、もう少し食べた。完全に食べ過ぎ。なんぼ食欲の秋とは言え、少しつつしむ必要がある。体重増える。9日、18:30写。

 
<サツマイモ収穫>

  10月10日、朝、急にみなで1号田のサツマイモほりをやった。学校休みの孫(男)が手伝った。つるなどの後始末は孫がやった。私は見物。でも、カメラを撮ろうとすると、孫が急にカメラを取り上げて、私のサツマイモをひく姿を撮った。・・ほとんどの仕事は倅の嫁が中心だった様子。
  秋は実りの時期、収穫の時期なんだ。でも、私は裏庭5号田の焼却場で、蔓などを燃やす作業に専念。

 

☆上述の通り、サツマイモほりを私がかまうところを、孫が撮った。10:34分写。実は私の仕事はこの時だけだった。午前9時30分ごろから開始して、午前11時ごろには収穫終了。予定通り、1輪車いっぱいの収穫。11:30写。

  毎年、サツマイモほりはしているが、次のブログを参照。
{・・参照:2014,10,26「秋日和」、<サツマイモ>・・2015,10,25「10月下旬」<なんとかサツマイモを収穫した>・・}

 
<6号田の次郎柿>

  10月10日、裏の山裾、6号田の次郎柿がたわわに色づいていた。5号田でサツマイモのつる草などを燃やしながら、山猿もねらっていると思った。すでに、隣のゴショ柿が、かじられたのが落ちていた。もぐ時期が難しい。いまひとつ青い。熟していない。ここは、山猿との知恵比べとなる。さて、どうするか?・・・

 

☆今年は小粒だが、ぎっしりなっている。網をかぶせるかどうか、思案投げ首の状況。

  次郎柿については、次のブログを参照。わかった分のみ。
{・・参照:2012,10,2「一日ひとつ野良仕事」<次郎柿を網で囲みました>・・2014,10,19「四苦八苦」<いつもの山猿が次郎柿をもぎに来た>・・}

<3号田・猿除け網に巻き付いた蔓のけ>

  10月11日、いっきに涼しく、というより寒くなった朝である。チョッキを羽織って起きると、「今からタカナとミズナをまきます」と家内の言葉。「いや、まてよ、あの巻き付いた蔓はどうするんや?」

  結局、先に蔓とりをしようということになった。どこからやってきた蔓かわからないが、わが家だけにはびこる蔓は、どんどん成長する。どこまでも伸びる。この蔓は、裏庭に石垣を築いた時の土木作業で、どこからか持ち運ばれた種が落ちたもののようで外来種だとの話。

  猿除け網に巻き付いている蔓は、7月、8月と、気になっていたが、いつの間にか10月の11日になって、やっと重い腰を上げたというわけだ。大変な仕事である。とても夏の暑い時期にはやれない。

  10時ごろから始めて12時過ぎには、何とか8割がた取り除くことができた。同時に家内がタカナとミズナとホーレンソーの種まきをした。マルチの穴あけは、もちろん私の仕事。ちょっと、疲れた。

 

☆(左)猿除け網に巻き付いた蔓。上の防鳥網にまで伸びていたのを、網の目をくぐって取り除くのに一苦労。写真は11日、午前10時ごろ撮った。

☆なんとか12時ごろには、8割がた取り除くことができた。つる草は1m四方の草入れ袋に、いっぱいになった。内側を取り除き、早速、私がマルチに穴あけ、家内が種まきをした。もみ殻をまいて終了。11日、12:30写。


<3号田のカブラなどの成長状況>

  10月11日、午後2時、3号田・カブラ、チンゲンサイ、ホーレンソーの成長状況。

  ・・9月7日に私が畝づくりをし、家内が種をまいた。9月27日には追肥をした。その模様は前のブログに記している。{・・参照:2016,9,9「苦海浄土」<3号田・カブラ、チンゲンサイ、ホーレンソーの種をまく>・・2016,9,24「台風一過・続」<3号田、カブラなどの成長>・・}  

☆種をまいてから、約1か月で、何とかここまで成長した。まあ、家内の世話のたまものだ。葉っぱを害虫が少しかじっているようだが、これくらいなら竹酢液でしのげるはずだ。


<サツマイモの収穫後の畝づくり>

  10月12日、朝から1号田のサツマイモ収穫した畑のあと、畝づくりにとりかかった。
   話の筋は次の通り。11日サツマイモ掘りの畑の土がよく肥えている。畝づくりをしてイチゴの苗を定植しようと話がまとまったわけだ。

  11日、12日と、ちょっとご老体には働き過ぎだが、できるだけ無理をしないように、休み休みしながら、1日かけての作業と相成った。

 

☆左、イチゴの苗(栃乙女)、収穫後ポットにとり、木の陰で真夏を過ごした。水やりが大変。毎年10月になれば、定植をしている。さて、今年は、10月12日に畝づくりができたので、まあ、2,3日のうちに定植予定。

☆右、サツマイモ収穫後(上述)の畑を整理し、何とか耕せる畝にした。作業は午前11時ごろから始めて、正午に終わった。肥料、スコップなどの道具運びに、時間がかかった。12日、12:00写。

 

☆左、畝に元肥を入れ、スコップで天地返しをした。元肥はいつもの通り、牛糞、灰、ヌカぼかしを2,2,1の割合でいれた。今回はその上にヌカを10ℓバケツに2杯入れた。管理機を使えば一発で済むんだが、スコップと備中で耕した。休み休みで2時から3時ごろまでかかった。写真は午後2時40分に、家内がシャッターを切った。

☆右、天地返しの後、鍬で畝づくりを始める。ここまで来れば、畝づくりも先が見えてきた。写真は午後3時35分に、家内がシャッターを切った。

 

☆左、12日、午後3時50分、やっと畝づくりができた。

☆右、マルチ(幅150mx0.02mm)を張り、畔敷きを敷いて完了。16:34写。

 

 

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