八十路の旅

平成20年8月3日、満八十才、傘寿になり、八十路の旅を、徒然なるままに記してみよう。

老いがい

2017-07-29 09:48:15 | Weblog

<老いがいの時代>

  天野正子著・「老いがいの時代」が宅配されてきた。ブログ・「忘れ人のひとりごと」で紹介されていた本である。「老いがい」とは、はじめて聞く言葉だった。興味があり、早速ネットで取りよせた。今回は定価842円(税込み)+割引手数料324円、計1.166円で手に入れた。

  本を手にしてから、7月29日、1週間経つが、全部を読み終わっていない。例によって、パラパラ頁をめくりながら、興味のあるところに目を通すという状態である。最近、どうも本を読むのが難儀、ともかく目がかすむ。老眼鏡を掛けているので、読めることは読めるが、目に疲れを感じる。(トシだなぁ)と心で思う。そんなときは、読書を止め、田んぼに出て、手足を動かすに限るのだが、こう暑くては、何もできない。家でゴロゴロしているしか方法はない。
  一日があっという間に終わる。それにしても、もうあと3日で89才になるこの夏は、極めてきびしい暑さである。そして、登場してきた言葉が「老いがい」である。

  天野正子さんは、1938年(昭和13年)生まれ、千葉大学、お茶の水女子大学の教授を経て、東京家政学院大学学長の経歴の持ち主。2015年、77才で亡くなっている。(ネット調べ)

  「老いがいの時代」は、日本映画に描かれた、家族のなかの「老い」を通して、いろいろな問題を投げかけている。なつかしい映画(テレビ)、監督、俳優などが登場して興味を感じた。

  有吉佐和子の「恍惚の人」を演じる森繁久弥などを思い出した。また、最近見たテレビ番組「おくりびと」も書かれていた。その終わりに、次のように結ばれていた。
{・・人はどう老いるか。その問いへの答えは同じではない。それぞれの個人の生活史のなかで、老いは独自な転生を遂げていく。新藤の映画が深く心をとらえるのは、「自分を生ききることができれば、それでよし!」とする。自分自身に正直な精神に貫かれているからである。人の生と老い、そして死をつなぐものは、何をしたかという成果や業績ではなく、ただ、自分を生ききるという行為なのである。・・}

  まあ、大学の教授らしい文章で、じっくりと時間をかけて読む予定である。


<生涯学習論>

  「老いがい」という言葉で、「生きがい」という言葉を思いうかべ、同時に生涯学習という言葉を口にした。
  実は、平成4年から平成12年まで、西紀町(平成12年度4月合併して篠山市)で、生涯学習専任指導主事として、生涯学習に取り組んだ経験があった。

  今少し、詳しく事情を説明すると、私が平成元年に定年退職して、私立のM女子高校・短大の非常勤講師として勤務していた時、西紀町の町長・議長・総務課長さんが、しきりに私に話しかけられた。
  「M学校で、先生されるのもよいけど、何とか、故郷の西紀で錦を飾ってもらえないか?」「実は、近く(平成5年より)、西紀町が国と県から「生涯学習まちづくり」の指定を受けました」「生涯学習の指導してほしい」

  この話には伏線があった。私が昭和35年~38年、西紀町で、社会教育主事として勤務したとき、一緒に勤務していた人たちが、30年後には、町長・議長・総務課長となって西紀町をしきっていた。・・・(私の社会教育時代の話は、八十路の旅・ブログ、2015,4,2、「家庭バレーボール」<家庭バレーボールに嫁をとられた>に詳述している。・・従って割愛)

  世の中は変化して、社会教育が、生涯教育となり、生涯学習時代と変遷していた。 昭和35年頃の社会教育は、「公民館を中心とする町づくり」が定番だった。昭和40年ごろに生涯教育が唱え始められたが、定着しなかった。時代が変わり、平成時代になり、急に「生涯学習」が叫ばれた。「生涯学習町づくり」が、国、都道府県の指定事業となり、各市町村が取り組むことになった。

  わが西紀町(人口約4000人)も、ご多聞にもれず、国、兵庫県から「生涯学習町づくり」の指定事業を受けたわけだ。そして、その取り組みに白羽の矢が立ったのが私となったのだ。

  生涯学習とは、一言でいうと、「人はみな、生まれてから死ぬまで、一生を通じて勉強する」ということだ。よく引き合いに出されるのは、江戸時代の儒者、佐藤一斉の言葉だ。

 「 少而学、則壮而有為。壮而学、則老而不衰。 老而学、則死而不朽。」
 {少(わか)くして学べば、則ち壮にして為す有り。壮にして学べば、則ち老いて衰えず。老いて学べば、則ち死して朽ちず。}

  佐藤一斉は、晩学の大切さを、江戸時代に唱えていた。老いて学ぶことは、まさに「老いがい」といえる。人の一生を考えると、生まれた時が「生まれがい」、学生時代は「学びがい」、社会に出て「働きがい」、退職して「生きがい」、年寄りになって「老いがい」、そして「死にがい」となる。・・一般的に生涯学習とは、毎日の暮らしの中に「生きがい」を見つけることである。・・私は、この「生きがい論」を柱に、生涯学習担当主事を拝命して、「生涯学習町づくり」に取り組んだ。「生きがい・ふれあい・学びあい」の3つをキーワードを合言葉に、メーンテーマに「暮しに息づく生涯学習」と題した。

  平成5年、6年、7年の「生涯学習町づくり」の指定事業を終え、平成12年度4月、篠山市誕生まで、約10年、西紀町の中央公民館で勤務した。国、県、市町村などから、注目され、四国の土佐まで講演に行ったことが、瞼の中に涙と共に滲む。

  その中でも、「生涯学習まちづくり」カルタを、町ぐるみで作成したことが、特に印象に残っている。また、指定を受けてから、篠山市誕生まで7年間を綴った冊子も発行した。平成11年3月西紀町閉町記念誌が、西紀町の最後となった。 

  社会教育、生涯学習、西紀町閉町記念については、次のブログを参照されたい。
 {・・参照:2012,2,12「ふるさとにしき」<閉町記念誌>・・2015、4、2「家庭バレーボール」<家庭バレーボールに嫁をとられた>・・2015、、6、3「水無月の雨」<OB会・懇親会に参加>・・}

  再度、写真だけを掲載する。

 

☆「生涯学習町づくり」7年間をまとめた冊子。A4,54頁。(いま読むと泪がこみあげてくる)写真は冊子の表紙と生涯学習まちづくりカルタを掲載。

☆生涯学習を次のように記していた。

生・・生まれてから死ぬまで、人は皆、幸せを求めて生きていく。

涯・・涯しなく、
限りなく深い、自ら持っている能力を最大限にひきだすいとなみ、たからもの探しへの出発。

学・・学校だけが、すべての学びの館ではない。世の中すべてが教育の殿堂。私たち一人ひとりが、「いつでも」「どこ
   でも」「だれでも」を合言葉に学習社会を築いていこう。
習・・習うとは、羽を広げて大空へ飛び立つ鳥を象徴している。私たちは今こそ生き方を学び、暮らしの中で、賢く、楽
   しく、善く生きることを身につけたい。

 

 

☆ふるさと西紀・閉町記念誌・西紀への思いを写真入りで語っているわが輩の写真である。その最後に、次のように結んでいた。
・・・「国民に自らを治むることを教えるのが、最もよい政治である」ゲーテ
 

 

***7月31日、7月も今日で終わりです。記しえなかった写真記事などを掲載します。

 

<これが18キロのスイカです>

  7月28日、午後3時ごろ、スイカ農業のUさん持参のスイカです。これほど大きいスイカは見たことがありません。巨大スイカです。18キロはあるとの話でした。(丹波篠山地方では「おおやまスイカ」として有名)
  ともかく、一人では持ち運べません。倅などの手をわずらわせて、やっと、食卓に運び、ともかく2つに切り分けて、倅の台所の冷蔵庫と、わが家の冷蔵庫に、やっとこさ分散して保存。
  包丁はもちろん、わが輩自らの執刀です。ともかく、わが家ではとても食べきれません。倅夫婦が職場に持参することで、意見がまとまりました。

  Uさんの話では170個ほどスイカができ、でも、40個ぐらいはアライグマ、カラスに荒らされたとの話。まあ、大型農家の話は、スケールが違います。もちろん、すべてのスイカは金賞入りのラベルが貼られています。それにしても、大きなスイカでした。Uさんに感謝!

 

☆2ℓのペットボトルより大きなスイカでした。ペットボトルの高さは約30㎝。スイカの直径も30㎝。・・切り分けるのが大変。中身は最高。よく照っていました。すごく甘い。「これがスイカや」と、思わず言いました。 

 

<2号田、ネギの畝周辺の草引き、やっと終わりました>

  7月25日ごろから始めた2号田のネギの畝周辺の草引き作業が、7月30日、午後6時ごろ、何とか完成しました。毎日、午後6時ごろから、約15分、草引きをしました。7月30日、午前10時ごろ、草刈り機〈ナイロン・カッター)を入れました。後片付けはまだですが、ネギの畝は植える状態に整いました。
  あとは、元肥を入れ、マルチを被せます。8月上旬に、九条細ネギ、九条太ネギを植える予定。 

 

☆2号田、草引き中の状態(7月26日、17:00写)と、草刈り機で草刈りをした状態(7月31日、10:30写)


<わが庭の草刈り完了>

  7月30日、午前9時50分から午前10時10分、約20分、わが家前庭の草刈りをしました。この場所の草刈りはまずガラスを完全武装しての草刈りです。そうしないと、カラス窓が、飛ばされた石で割れます。今回は、ビニールシート(青色)を被せました。玄関には段ボールで防護しました。
  真夏の草刈りは大変です。私にとっては10分が限度です。熱中症に罹らないように、早めに切り上げが大切です。いやぁ、このトシで、草刈りをするだけで、大変なエネルギーです。昔は、一気にみな刈れたが、今はムリ。昔はムカシ、今はイマ。今を生きる私にとっては今が大切なんです。昔の話は、昔物語です。

 

 

☆カッター草刈りを使用中です。7月30日、10:00写。・・東部分を残し、何とか草刈りが出来ました。終わった後は、見事なトラ刈りでした。

<オニユリ(鬼百合)が咲き始めました>

  毎年、7月下旬に、庭先の畑にオニユリが咲きます。今年も咲き始めました。写真は7月26日、午前9時30分に撮りました。5年前のブログ:{2012,7,26日「祈りの野菜づくり」<オニユリ咲く>}にも、まさに同じ7月26日に、同じような風景を載せていました。  

 

☆ネットで調べると次のように載っていました。
{・・オニユリは、草丈1~2mと大型で、先端が尖った葉っぱからの間から長い茎を伸ばし、先端に花を下向きに咲かせます。花はオレンジ色で、褐色の斑点が無数にあり、花びらが後ろ向き反り返っているのが特徴です。花の姿が赤鬼を思わせることから、「鬼百合」と名付けられました。種ではなく、葉の付け根に「ムカゴ」と呼ばれる黒い実をつけます。ムカゴは大きくなった芽で、球根のような性質を持っています。そのため、ムカゴから育てることもできます。また、球根は、「ユリ根」とよばれ、料理に使われることもあります。
  オニユリの花言葉は「愉快」「陽気」「華麗」「賢者」です。明るいイメージの花言葉は、大きく成長し、オレンジ色の花を咲かせることにちなんでつけられました。・・}

<7月の締めくくり>

  7月31日、午後5時、篠山市内、S医院からの帰路、Bスーパーに立ち寄りました。偶然、中学校時代の教え子に出会い、シャッターを切ってもらいました。「うまく撮れんけど・・」「いや、うまく撮ってもらわん方が、嬉しい」・・上手に、適当に写してくれました。

☆相変わらず、Vサインで頑張っています。私の好み通りのシャッター。感謝。これで、7月の締めくくりといたします。


 

 

 

  

      

 

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8 コメント

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Unknown (せたしじみ)
2017-07-30 09:06:35
毎日の暑さと湿度の高さ(昨日は80%)でクーラーが好きでない私も涼しくして部屋の中で過ごすことが多くなりました。車の免許証を返してからは、バス停まで出て出かけるのも億劫になりがち。
jiroさまも充分身体に気をつけておられることとは思いますが、昔と比べ暑さの基準がどうも変わってきたこともあるようです。くれぐれも無理をされないように。
 私も本を長時間読むのことが出来ず、テレビなども長く見るとしんどくなってしまいます。

目も良くないので「老いがいの時代」の感想を沢山書きたかったのですが画像のみにしてしましました。。などと言い訳が多くなりました。ブログで知り合った方々の生活などから、いろいろ励まされたりしています。
暑さ厳しい折 ご自愛くださいませ。
老いがい (jiro)
2017-07-30 20:06:25
しじみ様
「老いがいの時代」になりました。あなたのご紹介の本は、殆ど手に入れて読みました。
そのうち、3,4冊は、私のブログにも載せました。生きるよすがとして活用させていただいています。
・・「大丈夫、もう2か月で、秋がくる」・・お互いに暑さをのり越えましょう。
今後ともよろしくお願いいたします。
お誕生日おめでとうございます♪ (佐野真弓)
2017-08-03 09:24:26
おめでとうございます♪

いつもイキイキとしたブログ
楽しみにしています!
先日のお野菜も、早速おいしく戴いて
ビタミンカラーパワーをいただいてます(^^)

母からも
「お誕生日おめでとうございます!
万年青年で、ますます青春して下さい!」
とメッセージです♪

今後もますます、充実の毎日を☆
皆様によろしくお伝えください!
お誕生日お祝いします! (野歩)
2017-08-03 09:31:15
お誕生日お祝いします。
お健やかにお年を重ねられますように。
いつもブログを拝見して、
生きるとはこういうことだということを教えてくださっていると思います。
穏やかな奥さまやご家族の方々、いつも素敵だなぁと思います。
暑い日々です。この時期、黒豆の館での勉強会を思い出します。
くれぐれもお身体おいといくださいますように。
お誕生日 (としひこ)
2017-08-03 11:56:09
おめでとうございます🎉
お元気ですか。
お礼 (jiro)
2017-08-03 18:28:49
真弓さま
お祝いの言葉・お菓子など、ありがとうございます。
母上、タミーノにも、よろしくお伝えください。井本さんの話は、懐かしかったです。
こちら、もうトシです。ムリは出来ませんが・・こころは負けず嫌いで、ムリしてます。
まあ、今後ともよろしくお願いいたします。
 (jiro )
2017-08-03 18:58:14
野歩さま
お祝いありがとうございます。
いつも、同郷の誼を感じています。黒豆の館では、大変お世話になりました。なつかしいです。
お互いに「元気しとってけケ?」と、また言葉をかけましょう。今後ともよろしくお願いいたします。
元気 (jiro )
2017-08-03 19:07:26
稔彦さま(だと思っています)
お祝いメッセージ、ありがとうございます。
何とか元気です。同窓会・行けるかな?
今後ともよろしくお願いいたします。

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