知命日記

歯科医、現在 休養中、「木偶庵」庵主、メインサイト http://www.jiro-taniguchi-fan.com/

口腔外科  永井巌先生

2017-01-09 02:35:11 | ☆歯科医物語
彼は 口腔外科の神様的存在である

私が Ⅿ歯科大学を卒業し ア大学歯学部に入ったとき

彼に会えるのが 1つの楽しみだった



Ⅿ歯科大学 口腔外科 お世話になった Ⅿ教授の 師匠であった。

口唇口蓋裂の手術の 大家であった。



更新と口蓋(口の中の上顎)が 裂けている(亀裂が入っている)

生まれながらの奇形である



ふつう

口唇裂は 見た目の問題で 生後3か月

口蓋裂は 発音の問題で 1歳ぐらいに行われる



今は たぶん 形成外科で行われるが

昔は 口腔外科で 行われた



その口蓋裂の手術法を 編み出した方で

当時 教科書に 「永井氏法」という 方法が載っていた



口蓋裂は 「プッシュバック」という方法で行われる

上顎(公害)の 裂けたところを塞ぐため

不足した粘膜を 口蓋の 後方部を 切開し

前にずらし 縫合するのである



永井先生のスゴイところは

第2次大戦中 欧米では 主流であったこの方法を

戦争で 情報の全く入らない日本で

同じ この方法で 手術されていたことである



私が 入局した時には もう全部役職を離れられていた

70歳ぐらいであったが まだ 現役で手術をされていた

アシスタントで 同じ手術に 入ったが

血液を吸引していた 私が 余程違ったところを

吸引していたらしい。



大声で「次 縫合するところは どこだ!」

と言われた 吸引管で そこを示したが

また 見当はずれなところを 示していたらしく

怒られるかなと思ったが

呆れた顔をされていた・・・・・



昔は 怖い先生だったろうと 思った



彼のモットーは 

「鬼手佛心」で

この言葉を 思い出しながら 臨床をしていたころ

臨床に携わっておられた。



弟子が多く 私が入局したころ 教授クラスの先生が

10人以上はみえた

良い勉強になった・・・・・



永井先生 今どうしてみえるだろうか

失礼だが 御存命だろうか

御存命なら 90歳以上にはなる



ネットで調べたが出ていない







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