歯科医物語

まじめな歯科医の話
(今まで、他のブログに書いてきたことを、まとめました。)

審美歯科(特に歯のホワイトニングについて)

2017-06-02 02:10:46 | 歯科医療知識
歯のホワイトニング(歯を白くすること)

には 2種類ある


①歯を削る方法

②歯を削らない方法



①歯を削る方法は 歯の歯冠(歯の歯茎より出ている部分)

を 表面だけを削り 白いセラミックのシェルを貼り付ける方法 

または 歯冠のほとんどを 削り 白いセラミック(メタルボンド)を

被せる方法




若い芸能人はほとんどこの方法を用いる

テレビを 見ていても よくわかる

上の前歯と 下の前歯が 妙に色が違うのである



昔 よく話題になったのが 中森明菜さん

前歯が セラミックらしいのだが あまりにも汚い

横浜のある歯科医院でやったらしいのだが

結構歯科医仲間では 話題になった



ところが 原因は忘れたが 一時休養したことがある


それを境に 前歯がとてもきれいになった





歯を削らない方法には 歯の表面に 過酸化物質を塗り

歯の表面の 有機物を溶かし 白くする



これが 普及したのが 本の10年チョット

今では「歯科衛生士」だけで 歯科医がいなくても

開業できるまでになった





私は 30年ほど前 今のように 

こういう方法が全然普及していないころ

ある若い女性が 歯を白くしてほしいと言って来院

そのころは 無髄歯(神経のない歯)を

白くする方法は 普及していたが

神経のある歯の表面をきれいにする方法は

ほとんど 知られていなかった



私は 歯の内部から白くできるのなら

歯の表面(エナメル質)からも きれいになるはずと思い

100%に近い 過酸化水素水を 買い

上の歯前歯に ラバーダム(歯冠だけ出すため)

綿(ワッテ)に その過酸化水素水を浸し

歯冠の上に置く

それを何回か繰り返した

すると 少しだけだが 歯が白くなった

患者さんも満足してくれた



こんなことを思い出したので 記す
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