さてさて、藤枝音楽祭も後半です。このあと、ビソーさん、北川由紀さん、浅羽由紀さん、Tailaさんと続きます。
ビソーさんです。
ビソーさんは総合美装というお掃除屋さんの社長さんです。仕事でお客さんに「美装屋さん」とか「美装さん」とか呼ばれることもあり、そこから音楽活動をするときには「ビソー」と名乗っているようです。東京などに行くために新幹線で静岡を通過することはあるけど、静岡に降りたことははじめて、とおっしゃっていました。
最初の曲は「カモナ新世界」です。最初のちょっとおとなしめ(?)の雰囲気からぐーっと盛り上げていきます。「ねーちゃん一杯飲もうや」という感じで、大阪の夜の街の雰囲気を歌っています。
続いて「追いかけて大阪」です。お前が好きで大阪まで追いかけてきた、そのときに見た大阪の街ですね。歌の歌詞から大阪の情景も見えてきます。それがまたビソーさんの声と合ってる感じがしますよ(^^)。
おっと、朝から曇ってはいたけど、ぱらぱらと雨が降ってきたぞ・・・しかしそこはビソーさん、「雨ちょっと降ってるけど、気合でやませます」とのこと(笑)。
続いて「コムサデ大阪」です。大阪で最もダークな部分を歌います。若干早口でテンポのよい曲ですね。金さえあれば王様、なんです
次は「カラス」というしっとりした曲です。「パチンコ屋とかでうろうろしてそうな、あまり頭のよくなさそうなカップルを歌った曲」だそうです・・・。確かにしっとりしてますが、間奏ではビソーさんらしいアップテンポなかっこいい演奏をみせてくれます。「若いカップルも歳を重ねることにより、だんだんずるく、あざとくなっていく」と・・・。
そして、まだ時間がけっこう前倒しになっているので、急遽一曲追加しました。ビソーさんは大阪の歌を中心に歌ってますが、「外国のことを書いた歌、スペインのことを書いた歌を歌いたい」と考えました。ただ、実際にスペインには行ったことがなく、「島スペイン村」をイメージして作りました外国風、というかフラメンコに近い感じの演奏かもしれません。イメージはわかるような気がします。
続いて、ビソーさんの自己紹介ソング「ビソーのテーマ」です。「ビルの窓ふきおじさん」なわけです。なぜか、この曲をビルの窓拭きの協会(?)で歌うことになって、ちと恥ずかしかったそうです
そして、ビソーさんの代表曲「ワンダフルイクノライフ」です。今はけっこうきれいになった生野ですが、この曲はどちらかというと昔の風景を歌った曲です。今日も盛り上がってましたやっぱりいい曲ですね。
最後は「My Way」です。原曲は有名ですが、こちらを「インチキスペイン語(?)」で歌います。まあ、ぢろーらもスペイン語はよーわからないので、それっぽくは聞こえます最後まで躍動感のある、パワフルな演奏を聴かせてくれました。
そして、雨も一旦あがりましたね・・・。「雨、やんだでしょ?ほんとにやませたでしょ?」とビソーさんの手柄になってます(笑)。
北川友紀さんです。
最初は「木の葉、雪、あなた色」です。想いを寄せる人に、冬になったら告白したい、、そんな女の子の心が描かれてます。北川友紀さんもすごく透き通るようないい声ですね。以前にお聴きした時よりパワーも感じました。
現在は東京に住んでいるそうですが、出身地の藤枝が大好きで、ライブでも藤枝を強調しすぎてしまうそうです。でも、それだけ藤枝が大好き、そして、地元で歌えることを嬉しく思っています。
次は「秘密の消しゴム」です。自分の好きな人の心から、彼女のことを消しゴムで消してしまいたい、ある意味「わるい娘」かもしれませんが、なんとなくかわいい歌です。
続いて「聞こえない」を歌います。君が近いけど遠い、切ない気持ちを歌います。うわ、すごいな・・・声がまっすぐ突き抜けていような感じでした。まさに全身全霊で 歌っているのがわかります。これは聴きごたえがありますね・・・
MCでは「東京方面の人も藤枝にきてほしいし、藤枝の人も東京でのライブにきてほしい」というメッセージを伝えます。大事なメッセージですね♪
まだスケジュールが前倒し気味なので、こちらも急遽1曲追加です。新曲を披露してくれました。春の恋の歌ですね。
おっと、雨がけっこう降ってきたぞ・・・、T-1さんに「大丈夫かな・・・」と様子をうかがっていましたが、「続けていいよ」との判断だったので続けます。ただ、いつ中止になるかわからないので、この段階で今日一番歌いたい、藤枝のことを思って作った曲「オムレツ、藤枝、愛の歌」をショートバージョンで歌います。大好きな人といつかいっしょに暮らしたい、というような淡い恋の歌ですね。
がんばれ、雨も弱いぞ・・・(^^)。
そのあと、K-MIXでの新番組「北川友紀のふわふわバクダン」や、藤枝の武道館でのコンサートの宣伝がありました。
ねこみみ、似合ってますね(^^)。歌も「ねこのこいうた」です。
「聞こえない」などとはガラリと歌い方もかわり、アイドルっぽい(?)かわいらしい感じの声です。それでいて、C Minor(?)のテンポのよい、思わず手拍子をしたくなるような曲です。いいですねー。
この曲が終わるとすぐにみみをとります。「ここから見た人は”なんだあの猫は?”と思ったことでしょう・・・」とのMC・・・(笑)。
最後は「深海魚」という曲をショートバージョンで歌います。「ひとすじの光が差し込むのを夢見て」という感じで、深海から外へ気持ちが向くような曲ですね。
同じ単語でも、やはり感じ方はひとそれぞれですね。武蔵小杉/新丸子ではおなじみのLovers in rubbersoleさんも「しんかいぎょ」という曲を書いていますが、こっちはどちらかというと「一人こもりたいからほっといてくれ・・・。」という、全く違うイメージの曲ですしね・・・。
北川友紀さんの演奏も全体的に素晴らしかったです
さてさて、次は浅羽由紀さんですよー
のっけから「藤枝の大泉洋になりたい」とか言ってますよ、この人・・・(笑)。ええと、この人の方向性がみえません・・・(滝汗)。やっぱりコメディアン???(笑)
浅羽由紀さんが出てきたとき、まだ北川友紀さんの名前パネルが片付いてませんでした。なぜか浅羽由紀さんは、北川友紀さんの「聞こえない」のワンフレーズを歌ってみせました(笑)。
最初はジョイサウンドでの配信が開始された「鎖」からです。地元藤枝で最初からとばしていきます。特に低音がしっかりでてますね。重たい感じの歌い方があってます。
ああ、雨がまた降ってきたぞ・・・やっぱり雨女???でも、また弱くなりました。今日の天気は本当に変だな・・・。
MCではこの藤枝音楽祭(藤ON)にきてくれたことのお礼の述べ「藤枝を音楽で盛り上げたい」という強いメッセージを伝えてくれました。春の蓮華寺池公園での藤ONもよさそうですね・・・
続いて、こちらも代表曲「ほら、ここにいる」です。先ほどの「鎖」とはガラリとかえて、すごくやさしい歌い方になりました。そして、1つ1つの歌詞を大事に歌います。
浅羽由紀さんも藤枝大好き。藤枝を盛り上げるためならどこにでも(?)行きます。そして、藤枝のことを全国に発信するラジオNIKKEIの番組「藤色の風♪」の宣伝も行ないます。全国の人にもっともっと藤枝を知ってもらいので、番組では藤枝の人、藤枝のイベントを全国に発信しますよ。
そして、番組名と同じ名前の曲「藤色の風」を歌います。こちらもJOYSOUNDでのカラオケ配信が決定してます。
いつも以上にためる演奏でしたね。それだけ想いをこめているということでしょうか。藤枝の地でこの曲が聴けるというのも感慨深いです
浅羽由紀さんは10月、11月、12月に一回ずつくらい藤枝に戻ってライブやるようです。12月はバースデーパーティーです。サブタイトルは「何歳になったの?」だそうです(笑)。もちろん、浅羽由紀さん本人が言っていましたよ、念のため・・・。
最後は「毛布」です。浅羽由紀さんのおじいさま、最後は老衰はあったようですが、晩年は認知症でした。小学生の浅羽由紀さんはそれが理解できず、わけもわからず冷たくしてしまった、そして、亡くなったあとにはじめて後悔しました。今思い返しても、やさしいおじいさまだったそうです。
この曲は藤枝でははじめての演奏のようです。やはり浅羽由紀さんとおじいさまがいっしょに過ごした藤枝で披露する、ということに意味があるのですね
ラストはTailaさんです。藤枝名物のしいたけ嫌い、です(笑)。
藤枝のしいたけはくせがない、といわれて食べて、確かにそうは感じたもののやっぱり苦手なようです・・・
そして、「自称晴れ男(?)」のTailaさんの1曲目は「その気」です。「その気になれば雨なんかやむぜ!」と、今の状況にはぴったりです。
「その気になれば僕は空を飛べる」って、けっこう大きなスケールの曲ですね。今日もはっきりした聴きやすいよい声ですね
Tailaさんは滋賀県出身、滋賀県といえば・・・ごめんなさい、ぢろーらもはほとんど思い浮かびません・・・まあ、ぢろーらもの場合には単なる「無知」なのですが・・・。日本地図ほとんどわからぬ方向音痴でございます・・・
で、滋賀県といえば、ということで琵琶湖、甲賀(忍者?)、ひこにゃんなど、いろんな単語があがるようです。そう考えると、けっこういろんなものがありますね。
Tailaさん、3年前は2人組でユニットだったようですが、1人が関西に帰ってしまいました。その時期、ツアーでおとなりの福井に行き、そこで風呂にはいったときに「実家に帰りたいな・・・」とふと思ってしまったようです。そこで思いついた曲が、これから演奏する「実家へ帰ろう」です。
この曲は特に盛り上がります。みんな手拍子で応援です。そして、最後の部分、一休みして戻ってくるところ、普段は「川崎」の名があがるのですが、今日はもちろん「藤枝!」です
次のMCではTailaさんが「自分はうそつきだ」ということを話していました。牧師さんの息子さんという家庭環境から、マンガ、テレビ、ゲームすべてNG、女性も結婚前提でしか付き合ってはいけない、という厳しさです。やはりそうなると「親にばれないように」とうそをつくようになるのも無理はないかもしれません。うそつきはよくないな・・・高校生のころとか思い出したくないな・・・消してしまいたいな・・・ということで作った曲が次の「消しゴム」です。
嫌なことを消せる消しゴム、明日を描ける鉛筆がほしい・・・わかる気がしますね・・・。
Tailaさん、藤ONは会金賞だそうです。すばらしいね・・・。
続いて代表曲「ナクペンダ」です。Tailaさんが使っているギターは「ギブソン」といって、自分では買えないくらい高価なものだそうです。滋賀や京都でバンド活動をしていたときのグループの仲間がいたそうですが、5年ほど前に天に召されたそうです。そして、その形見としてもらったのがこのギターです。
その仲間に「ありがとう」の気持ちを伝えたい、だけど、「ありがとう」では足りない、もっといい言葉はないか・・・と探したとき、見つけたのがスワヒリ語の「ナクペンダ」という言葉です。
しっとりと歌います。改めて聴くとまたいい曲ですね。なぜこの曲がすごいのか、というのがよくわかりました。これは本当に、Tailaさんにしか伝えられないメッセージそのものですよね。
Tailaさんは二年前に新丸子のRapportへ行き、そこで浅羽由紀さんやT-1さんに会って、Rapportに通うようになった、だから今川崎にいらっしゃるのです。そのおかげでいま、この藤枝で歌えるようになったのです。
次の曲は「It's all right」です。日本語で「そんなもんや」というような訳語も付けられます。
Tailaさん自身2面性があり、人前では明るいけど、1人のときは布団に引きこもり、「あいつ嫌い、こいつ嫌い」となることもあるようです。ただ、それを浅羽由紀さんらに話すと「そんなもんじゃん?」とのこと。そんな意味がこの曲に加わりました。
いつかまた会える、笑顔のままで、というのがいいですね。そして、Tailaさんのギターテクニックも光ります
Tailaさん、なんと「ガムを噛んでいるのを忘れていた」そうです・・・え、そんなことがあるの・・・??
「なんか歌いにくいな・・・」って、そりゃそうでしょうよ・・・(苦笑)。
次のMCですが、最近、かわさきFMのラジオがはじまりました。「Taila ☆lunatic fringe☆」です。そのことを実家に帰った時に親御さんに話すと「頑張れ」と言ってもらえたそうです。
ただ、「子供のころはしたいことをしたかった。他にもたくさん苦しんでいる人がある。だからこれから自分はしたいことをする。」ということで「お前なんかうちの子じゃない!」とけんかになったのだとか・・・。
ただ、その一件で歌への意識がかわった、こうやって歌が聴いてもらえることがすごくありがたいと感じるようになったそうです。人間的にも成長した、ということでしょうか(^^)。
次は「MAP」です。ゴスペル、聖歌をヒントに作ったそうです。そういえばやさしい曲ですね。「ひとあし、ふたあし、ゆっくり行きましょう」なんか、ちょっとほっとします。
この日もTailaさんはCDを持ってきていました。「It's all right」「MAP」「ナクペンダ」の3曲がはいっていますよ♪
最後の曲は「道」です。高校生のころに作った曲で、作った背景としては「消しゴム」に似ています。外で遊んで帰ったけど、週末は牧師の息子に戻る、なんてひどいことをしてるんだろう・・・それを思って作りました。
テーマとしては「神への懺悔」なのでしょうかね・・・、神様のおかげで道がひらけるのかもしれませんね。
以上9組終了です。どのアーティストさんも素晴らしい演奏を聴かせてくれました。ありがとうございます
ぢろーらもはさすがにおなかがすきました。屋台で売っている富士宮やきそばとから揚げを食べます。最後のほうなので半額になっていましたね。
あ、うちの妻が熊頭巾さんの「よし子」を拉致ってるぞ・・・、で、よし子はこんなところに行きました(笑)。
道路の閉鎖も16時まで、急いで後片付けをします。みなさまお疲れさまでした
このあと、浅羽農園でのいも掘り、打ち上げへと続きます。
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