ぢろーらものおもちゃ箱:引っ越し後

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小学校の卒業式 & 中学での答辞

2010-10-02 00:09:55 | 受験・学校

ええと、日本では卒業シーズンでもなんでもありませんが、急に昔のことを思い出したのでネタにしてみます「(^^;)。

ぢろーらもは小学校は地元大田区の区立小学校に通ってました。小学校のころの卒業式ですが、こちらはご多分に漏れず(?)学校であらかじめ用意されている言葉を暗記して、式の日にそれをみんなで言いましょう、というやつです。「ぼくたちは(男子)」「わたしたちは(女子)」「今日、この学校を卒業します(みんなで)」みたいな感じです。必ずしもそれが悪いとは思いませんが、正直いって味もそっけもないかなぁ・・・と個人的には思ってしまいます。

特にぢろーらもは、当時の友達ともちょっと問題があったこともあり、地元の公立中学には行かず、三鷹にある私立の明星学園という学校に通うことが決まっていました(その割には彼らとは中学3年間も彼らとは縁がありましたが)。さらに、それ以上に当時5,6年のときの担任の先生とうまくいってませんでした。なので、正直なところ、先生への感謝の気持ちとかは全然ありませんでしたし、どーでもいいから早くおさらばしたい、という気持ちでした。

だからそのときの卒業式も、台本に書かれたことを「言わされる」卒業式でした。

中学に進んでからのぢろーらもは、どちらかというと、「おとなしい(イケてない?)」ほうのグループで過ごしてきたわけです。ただし、担任の先生をはじめ先生方には恵まれていて、割と多くの先生方によくしていただきました。友達ともそれなりに仲良くはしていたので、3年間、割と楽しかったな・・・と記憶してます。

そして中学も卒業式を迎えるわけですが、その3日前、ぢろーらもの自宅に担任の先生から電話がありました。ん?なんだろう・・・?そして先生がおっしゃったこと、それは・・・

「卒業生代表の言葉をやってみないか?」

でした。

・・・・

・・・・

まじっすかー(ノ`Д´)ノ

ええと、いわゆる「答辞」ってやつですよねぇ・・・なんでぢろーらもなんでしょう・・・一応、「3年間まじめに過ごしてた」くらいで、成績もずばぬけてよかったわけではなく、スポーツができて女の子にモテていたわけでもないです。そして、部活なんかも所属はしていたものの、ほぼ「帰宅部」同然でした。他に適任はいくらでもいるはず・・・それなのに・・・。

しいてよく言えば、ある意味で「バランスがとれていた」ということなのでしょうか・・・超むりやりいいようにいえば「文武両道」ってことで・・・(やっぱり無理があるが・・・)。授業などでも積極的に発言はしてましたし、体育でも小学校のころは超軟弱児で授業が憂鬱で仕方なかったぢろーらもですが、中学にあがって体力がついたおかげか、(だいぶ偏りはありますが)いろんなことを人並みに、一部人並み以上にこなせるようになりました。音楽の授業は割と熱心で、へたくそですけど何曲か伴奏なんぞやらせてもらったこともあります。でも、そんなもんだよな・・・。

卒業式のリハーサルの日、その日はまだ準備も何もしてなかったのでぢろーらもはしゃべりませんでしたが、当日「卒業生代表の言葉。○年×組。ぢろーらも」と発表があったときには、「えー」っとみんなざわついてました。そりゃそうっすよね・・・。「何でこいつ??」・・・はい、気持ちはよーくわかりますよ、みなさま・・・。

で、肝心の「しゃべる内容」ですが、なんと「100%ぢろーらもにおまかせ」でした・・・それにもびっくりですよ・・・。さらに、かなりジョークを交えて作った内容にも関わらず、まさかの「先生チェックなし」です・・・いいのかほんとに・・・どうなっても知らんぞ・・・(滝汗)。改めて思うけど、それが許される学校ってすばらしい・・・いや、お世辞抜きで、ですよ・・・

で、式の当日「在校生代表の言葉(送辞)」のあと、ぢろーらもの出番です。壇上にあがります。

この話の中で一番言いたかったこと、それは「小学校の頃は”言わされる”卒業式だった。でも、今日のこの場は自分の言いたいことをいう、自分の意思、自分の言葉でみなさんに感謝の気持ちを伝える」ことです。その部分を最後に持っていきました。確かに中学の先生方には感謝してます。それに、当時どちらかというと「やんちゃ」だった友人も「あのとき先生が厳しく勉強の指導をしてくれたから内部進学落ちずにすんだ。本当に感謝してる」と、ぼそっと話してくれたのをたまたま聞いてたこともあり、「みんなももしかしたら同じ気持ちかもね」なんてちょっとでも思えた、というのはあります。だからその部分は決して嘘ではないんです。

ただまぁ、あとの部分は「おふざけ」や「暴露ネタ」もありました。当然、オカタイ学校だったら全部作り直し、というような内容でしょうね・・・。

話はとびますが、ぢろーらもが当時好きだったアイドルの伊藤美紀さんがリリースしたCD「Over the rainbow」で、最初、3曲目の前、5曲目(最後)の前で伊藤美紀さんのMCがはいるのですが、その中で「美紀は恋人募集中です。どしどしご応募ください・・・っていうのは冗談なんですけど・・・」というようなくだりがありました。

何を血迷ったか、ぢろーらもはどうしても「・・・っていうのは冗談なんですけど・・・」の部分を卒業生代表の言葉で使いたい、という衝動にかられました(笑)。で、結局卒業式当日は「この学校はすごくまじめで堅苦しい学校かと思ってましたが、入学してみてイメージと違う割と気楽な学校でした。本当に堅苦しい学校だったら、あまりの苦しさに窒息死していたでしょう・・・」とつなげ、そのあとで「・・・というのは冗談ですが・・・」のフレーズをいれることに成功しました(笑)。このときは「窒息死していたでしょう」の部分で笑いがおき、さらに「というのは冗談」の部分で、さらに笑いがおきました。一応、成功のようです(笑)。

あとは「修学旅行とかは、先生には”早く寝ろ!”と言われましたが、本当はすごく遅い時間まで起きてましたよー」なんてことも暴露してみました。ぢろーらもは飲酒、喫煙してたわけではないですし、この程度はセーフかな、と勝手に判断・・・「(^^;)

で、しめの前に言いたかったこと、それは当時の友人がふざけて言っていたことを、どうしても盛り込みたかったのです。

彼は2つの部活の部長を掛け持ち、運動会でも応援団長を務めるなど、ぢろーらもよりははるかに活躍した存在でした。彼もけっこう授業なんかはまじめでしたし、先生の印象もよかったはずです。ちなみに、そのまま内部進学した高校では、入学生代表の言葉は彼でした。そんな友人なので、「中学のときの卒業生代表の言葉誰だろう?もしかしたら俺にまわってくるかな・・・。」ということも言ってました。

その友人がいったこと、それは「俺が卒業生代表の言葉をやるとしたら”明星学園は永遠に仏滅です!”っていうよ。」でした(笑)。ええと、巨人ファン、長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督のファンなのはよく存じておりますが、それってどうなのよ・・・まあ、冗談だとは思いますけどねぇ・・・(笑)。じゃあ、ぢろーらもがそれを使ってやろう・・・。

そして、ぢろーらもが実際に言ったのはこんな感じです。

「友達の1人はこんなことを言えばいい、と言っていましたが、卒業式に演技の悪いものを残しては迷惑なので、こういうあいさつは避けさせていただきます。それに、仏滅は明日ですし、次の日は大安です。」

今考えるとどうしようもない内容ですけど、こちらも当日は意外にもうけました(笑)。

そして、最後の感謝の気持ちにつながるわけです。いかがでしょう・・・?というか、絶対ありえないですよね・・・こんなあいさつ・・・先生ごめんね・・・。

んでもって、気になるのはみなさんの反応です。オカタイ学校だったら非難が集中しても無理はないかもしれませんね・・・・。

ところが、意外にも総じて「よかった」というありがたいお言葉をいただきました。校長先生含め諸先生方、友人、親御さん方・・・。もちろんお世辞半分以上でしょうけど、卒業式を観に行って、先生とPTAの集まりに参加したぢろーらも母からも「先生もお母さんたちも、みんな”よかったよ”って言ってくれた」と教えてもらえました。

まあ、一応は成功だったのかな・・・素直に喜ぼう・・・

ちなみに、なんだかんだで一番うけたのは、「ぢろーらもが前に乗り出し過ぎて、壇上から落ちてしまったときだった」というのは内緒です(苦笑)。これはさすがに意図してない・・・。


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