人材育成社のブログ

 人粒を実らす人材育成の日々
(一粒=ひとつぶ)

「お・も・て・な・し」はどうすれば、築けるのか

2015年04月29日 | コンサルティング

昨夜、とある居酒屋で知人と食事をした際の、アルバイトと思しき店員とのやりとりです。

知人:「このクーポン券は使えますか?」

お店の人:「えっ?クーポン?う~ん、担当に聞いてきまっす」

続いて

私:「景虎をお銚子で下さい」と注文すると

お店の人:「焼酎ですね」

私:「・・・日本酒ですが」

お店の人:「焼酎じゃないんすか~?」

さらには

お店の人「ノミホー(飲み放題)ですか?」

私「ノミホー???」

料理の注文がなかなか理解されず違うものが出てきたり、注文をとるのに略語を使うなどを繰り返し、入店から会計にいたるまでの約3時間半の間、終始噛み合わないやりとりが続きました。

最近、外食産業の人手不足が深刻化しているとのことです。時給を上げてもなかなか人を獲得できず、閉店に追い込まれてしまう店舗もあるようです。

そういう状態ですから、この居酒屋もようやく店員の頭数をそろえられた状況だったのかもしれませんが、それにしても顧客満足も「おもてなし」の心も見受けられない、ぞんざいな対応でした。

先日、旧東海道を歩いている中で、愛知県豊橋市の旧東海道二川宿の旅籠屋「清明屋」と、そこに併設されている本陣資料館を見学しました。清明屋は江戸時代後期から明治まで二川宿で旅籠屋を営んだ倉橋家の遺構で、改修復原工事により主屋・繋ぎの間・奥座敷等を江戸時代の姿に復原されています。

さて、オリンピックの誘致活動で再認識されるようになった日本の「おもてなし」ですが、既に江戸時代には本陣や旅籠屋で様々な形で行われていたようです。

中でも本陣は大名や公家などが利用しますから、格別に丁寧なものだったようで、例えば、本陣の当主が裃で宿場の入り口まで客人を出迎え、本陣まで案内し、屏風・掛け軸・燭台・行燈などの調度品や、魚介類・菓子など飲上品を用意してもてなしたのだそうです。

資料館には江戸時代後期に本陣を務めた馬場家が用意していた調度品、またもてなしを受けた返礼として利用者から拝領した書面が展示されており、二川本陣のおもてなしの様子が見てとれました。

5年後の2020年に開かれる東京オリンピックでは、日本の「おもてなし」を期待して外国から多数の人が訪れることになると思います。この「おもてなし」は、昨日今日始まったものではなく、歴史の中で大切に受け継がれてきたものだということを二川本陣のおもてなしの様子を垣間見ることで再認識しました。

このように「おもてなし」は、一長一短にできあがるものではないことは言うまでもありません。人手や時間などが足りないからと言い訳にすることのないように、少しずつ築きあげていかなければならないものだと思います。

冒頭の居酒屋の対応に驚いてしまった私ですが、日本を訪れた外国人を同じように驚ろかしたり、がっかりさせてしまうことのないように、きめ細やかな「おもてなし」を提供するためにはどうすればよいのか、今からしっかり考えて準備を始める必要がありそうです。

この日本ならではの「おもてなし」ですが、ヒントは江戸時代のおもてなしにあるのかもしれませんね。

(人材育成社)

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小野小町とリカちゃん

2015年04月26日 | コンサルティング

小野小町(おののこまち)といえば平安時代の絶世の美女にして歌人です。百人一首で有名な「花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせし間に(古今集)」という歌はあまりにも有名です。

ところが、これだけ有名な人物にも関わらず、その生誕から没年に至るまでの生涯はよくわかっていません。なにしろ生誕の地は、秋田県湯沢市雄勝町をはじめ全国に数か所、伝説や伝承に至っては100か所以上あります。

福島県田村郡小野町はその名前のとおり、いくつもある(!)生誕の地のひとつです。そして、もう一人の日本を代表する美少女、リカちゃんの生誕の地でもあります。

小野町のほぼ中心にある「リカちゃんキャッスル」は、あのリカちゃんを生み出している、つまり製造している工場です。工場とはいえ外見は可愛らしいお城になっており、生産ラインもガラス越しに見学できます。もちろん、リカちゃん関連の様々なグッズを売るお店も充実しています。私の娘たちがまだ小さかった頃に連れて行ったことがありますが、とても楽しかったです。

特に興味深かったのは生産ラインです。リカちゃんを作る工程は、2階から見下ろす形になっています。流れ作業のラインに立つ作業員のほとんどは、可愛らしい制服を着た女性でした。常に見られていることを意識しているのか、その動きには全く無駄がありません。何百体もの丸坊主のリカちゃんが、次々と工業用ミシンで頭部に髪の毛をダダダーと縫い込まれる様はいささかホラーですが、見ていて飽きません。

さて、「改善活動とは、仕事を楽(らく)にすることだ」という言葉をよく耳にします。仕事を楽にするとは、作業効率を上げてムダな動作を減らすことです。

もちろん楽(らく)も大事ですが、職場には「たのしい」方の楽がもっとあっても良いのではないでしょうか。リカちゃんキャッスルほどではないにしても、どんな仕事でもちょっとした楽しみ(fun)はあるはずです。

これから始まるゴールデンウィーク、もし何も計画がなければぜひリカちゃんキャッスルに行ってみてください。「楽しい」職場を作るヒントを得ることができるかもしれません。

(人材育成社)

リンク⇒ リカちゃんキャッスル

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写メも検索も不可!スマホ断食ツアー

2015年04月22日 | コンサルティング

「スマホやめますか、信大生やめますか」

信州大学の入学式での学長のあいさつが話題になっています。「(スマホの)スイッチを切って本を読み、友達と話し、自分で考えることを習慣づけましょう」とあいさつで学生に語りかけたとのことです。

大学生の1日のスマホの利用時間は、平均163分(全国大学生活協同組合連合会)とのことですが、電車の中などの光景を見ていると学生のみならず社会人も含めスマホの画面を食い入るように見つめている人が大勢います。

私が担当させていただくコミュニケーション研修においても、途中で10分程度の休憩を数回入れていますが、休憩時間になった途端にスマホを始める人が実に多いのです。

他のテーマならばともかく、コミュニケーションのスキルアップを目的に集まった人たちであるにもかかわらず、休憩時間に周囲とコミュニケーションをとるでもなく、すぐにスマホを手にする光景を見ると、正直なところ少々残念な気持ちになります。

そんなことを度々考えていたところ、先日テレビのある番組で「デジタルデドックス」を目的とした「スマホ断食ツアー」が注目を集めていることが放送されていました。

この「スマホ断食ツアー」、参加者はスマホから離れて、スマホに頼らない時間を味わうというもので、10代から60代の経営者に至るまで幅広い年齢層の人たちが参加しているそうです。

ツアーの参加者からは、普段ならスマホがそばにあるので食事中でもすぐに料理の写真を撮ろうとしたりするけれど、このツアー中はそれができないため、かえって料理をじっくりと味わって食べることができた。また、一人ずつ紙の地図を渡されてスマホのGPSなしに目的地に向かうプログラムでは、道に迷ったら普段はすぐにGPSで確認するけれど、地図を頼りに人に尋ねながら目的地を目指せたので、他者とコミュニケーションをとることができた。スマホによって知らず知らずのうちに、生活をしばられていたことに改めて気づいたなどの感想が寄せられていました。

さらに、番組では岐阜県にある機械部品の会社の例も紹介されていました。この会社では、スマホを止めてガラケーにすると毎月5000円支給されるそうで、多くの社員がスマホを止めたとのことです。

その結果、社員同士の会話が増えた、気持ちを言葉にして表現できるようになった、画面を見ていると目線が下がるが、目線を上げると世界が広がるなどのメリットがもたらされたそうです。

スマホには情報を簡単に収集できるメリットがある反面、対面コミュニケーションなどの時間が阻まれてしまっている現実も無視できないわけです。

このスマホ断食スツアー、今後ますます脚光を浴びていくのかどうか気になるところではあります。一方、自分の生活がスマホに知らず知らずのうちに縛られてしまっていることに気づいて、自分で意識的にスマホから離れる時間を作り出すことが大事なのだと思います。

いかがですか。スマホをお使いの皆さん、明日から思い切ってスマホを遠ざける時間を少しずつ作ってみませんか?きっとそれまでとは違った何かが発見できそうですよ。

(人材育成社)

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内部留保をため込む企業は守銭奴?

2015年04月19日 | コンサルティング

大企業にお勤めの方は、この4月、めでたく昇給されたことと思います(50歳以下という前提ですが)。私もサラリーマン時代、4月に給料が上がるのが楽しみでした。その一方、巷では「昇給があるのは大企業だけで、それも企業の儲けからすればほんの微々たるもの」という声も聞こえてきます。

たしかに、「企業がため込んだ儲け」というイメージのある内部留保は、トヨタが16兆円、三菱UFJフィナンシャル・グループが10兆円、NTTが8兆円、ホンダが7兆円と驚くほどの金額になっています。

今年の1月、麻生副総理は、生命保険業界の集まりで「まだお金をためたいなんて、単なる守銭奴に過ぎない。内部留保は昨年9月までの1年で304兆円から328兆円に増えた。その金を使って、何をするかを考えるのが当たり前だ。」と発言したことがありました。

この「守銭奴」発言に拍手喝采をした人も多くいましたが、内部留保について誤解をしている、あるいは誤解を与える発言だと非難する声もありました。

企業の内部留保とは、当期純利益から配当や役員賞与など社外に流出する分を除いた額を表します。 貸借対照表の純資産の部にある利益剰余金や資本準備金などです。

この剰余金や準備金という名前(勘定科目)がいかにも「お金=キャッシュ」のように聞こえるので、あたかも会社の金庫に札束や金塊がためこまれている印象を与えます。

会計や簿記を少しでも習ったことのある人は、すぐにそれが間違いであることが分かるはずです。利益=キャッシュではないからです。

内部留保は、企業が持つ様々な資産に形を変えて企業に存在しています。資産の中でも建物や機械設備などは、これから利益というタマゴを生むためのニワトリみたいなものです。ニワトリをさばいて現金化すれば、給料を上げたり雇用を増やしたりすることは可能です。しかし、来期以降の利益が無くなってしまう恐れがあります。企業のトップや経済評論家などはこの点を指摘して麻生発言を非難していました。

では、すべての内部留保が生産設備などになっているかというと、そうではありません。現金(キャッシュ)のままで存在している部分もあります。それは貸借対照表の「現金及び預金」または、キャッシュフロー計算書の「現金および同等物の期末残高」に記載されています(キャッシュフロー計算書では、預入期間が3ヶ月を超える定期預金は除外するので、両者は一致しません。)

このキャッシュを(運転資金を確保した後)、昇給や雇用に使えば個人消費にプラスの影響を与え景気回復につながるかもしれません。麻生副総理はそのつもりで先の発言をしたのでしょう。内部留保という言葉を使わなければ良かったのだと思います。

しかし、賃金には不可逆性という性質があります。一度上げたら下げにくいのです。また、保有しているキャッシュは新たな次の一手に使うべきという考え方もあります。余裕のあるときこそ企業買収や思い切った投資など大胆な手を打つ機会だからです。

こうして企業の経営者は、キャッシュという持ち札を使ってどのような手を打つのか、非常に悩ましい決断を迫られるわけです。

そんなときに「守銭奴」と言われてさぞ戸惑ったことでしょう。

あなたが大企業の経営者だったらどうしますか?

(人材育成社)


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“ぼんやり力”?・・・ぼんやりするにもスキル?? が必要?

2015年04月15日 | コンサルティング

女子力、就活力、社会人基礎力・・・など「○○力」が大流行しています。本屋に行くと、「○○力」の名前のついた本が山のように並んでいて、「力」のオンパレードです。

昨年亡くなられた赤瀬川原平さんの「老人力」が出た時は、「何て斬新なタイトルの本が出たのだろう、とても新鮮な響きだな」と思ったものです。最近では何でもかんでも「○○力」という表現をするのがブームになっているようにさえ思えますので、「何にでも「力」をつければいいってものではないでしょ!」と思わず突っ込みを入れたくなる時があります。

それに、この「力」が着いた瞬間に、「○○」の本来の意味が何となく曖昧模糊となってしまうような感すらあると思います。

そんなことを考えていたところ、今朝の新聞のテレビ欄を見てびっくり!何と「ぼんやり力”アップ」(NHKのあさイチ)のタイトルが。ただちに録画予約を入れました。

先ほど帰宅して早速番組を見たところ、一般的には悪いイメージで捉えられがちな“ぼんやり”を「頭を空にして、一定時間何もしていないプラスの状態」としてとらえています。ぼんやりすることには、「ストレス解消」、「仕事の能率アップ」、「記憶力アップ」などのさまざまなメリットがあると紹介されていました。

番組によれば、無意識でぼんやりするのではなく、意識的にぼんやりする時間を取り入れることで、頭が整理されて能率が上がるとのことで、これを取り入れた結果、会議時間が半減したり、仕事の能率が上がったIT企業の成功事例や、授業の開始と終了時間に2~3分間の「ぼんやりタイム」を取り入れることで、記憶力をアップさせている学校の例が紹介されていました。

番組を見終わって思ったことは、これまではあまり意味のないと思っていた「ぼんやり」に、実は沢山のメリットがあるのだということ。そして同時に「ぼんやり」することですら、意識的にしないとならないのかということ。さらに、この“ぼんやり力”は実はスキルの一種であり、身に着けるには相応の努力が必要なのだろうということです。

日頃無意識にぼんやりしていることが多い私にとっては、何だかぼんやりすることを正当化?してもらったようで嬉しい一方、ではこれから一体どうすれば意識的にぼんやりする力を手に入れることができるのか?・・・とぼんやりした頭で考える自分がいました。

(人材育成社)

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管理職よ、新入社員研修に参加せよ!

2015年04月12日 | コンサルティング

4月は新入社員研修の真っ只中です。弊社も例外ではありません。講師として若々しい新人の前に立つたびに、とても新鮮な気分になります。また同時に、社会人としてのスタートを切ったその瞬間に立ち会うことは責任重大であり、非常に緊張します。

一期一会とは茶道に由来した言葉で、「あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。 この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう」という含意があるそうです。

今年はどの会社の新入社員も大変まじめで、研修中も前向きに取り組んでいます。「ゆとり世代」などと揶揄されますが、なかなかどうして大したものです。まさに一期一会の意味を噛みしめる日々です。

さて、先日の新人研修で「社会人としての心構え」についてグループディスカッションをしていたときのことです。ふと、この話し合いの中にある人物を入れたらどうなるだろうと考えてみました。

その人物とは、ある会社の管理職研修に参加していた一人の課長です。彼は研修中、まったく集中することがありませんでした。かと言って急な仕事が入っている様子もなく、なんとなくふて腐れたような態度を取り続けていました。ディスカッションでは「仕切る」と言えば聞こえはいいのですが、他のメンバーの意見を否定したり押さえつけたりしていました。

この課長に「社会人としての心構え」を語る資格があるのだろうか。そんな思いにとらわれました。

「研修は仕事ではない」などと思ったとしても、仕事で成果を上げることができればこうしたネガティブな行動は許されるのでしょうか。

私はそうは思いません。一期一会の心がなくては普段の仕事もいい加減なものになってしまいます。

どんな仕事であってもやる限りは前向きに取り組むこと、それが「社会人としての心構え」の第一条です。すべての管理職こそ、新入社員研修をもう一度受けるべきかもしれません。

人事部門の責任者の方にぜひお願いしたいことがあります。来年の新入社員研修には、社内から1人の管理職をランダムに選び、受講生として強制参加させてください。

え?「それはまずい」ですって? あなたの会社の人材育成、問題ありですね。

(人材育成社)

 

 

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製造業の人事部に理系を配属する意味

2015年04月08日 | コンサルティング

「文系の壁・理系の壁」 

今週号のAERA(アエラ)の特集のタイトルです。

特集では、「文理脳だから生まれる価値がある」、「理系はなぜ経営が苦手なのか」、「リケ女の肖像 希少女子を生かす職場」などの記事が紹介されています。

先週4月1日に入社した新入社員は、今まさに新入社員研修が続いている真っ最中だと思います。研修期間は企業により異なりますが、研修終了後はそれぞれ職場に配属されることになるわけですから、新入社員にとっては自分の配属先がどこになるのか、期待と不安の両方の気持ちで、ドキドキしているのではないでしょうか。

業種業態によって異なるとは思いますが、例えば製造業では理系出身者は多くの場合、専門分野を生かして技術部門や開発部門に配属されるでしょうし、文系出身者は営業を中心とする間接部署に配属されることが一般的だと思います。

また、時には新人の配属先の一つとして、社員の育成を担当する能力開発部や人事部に配属されることもあります。人事部と言えば会社の中心の部署で一般的には花形の部署と言えますから、新人で人事部門への配属先が決まると、とても誇らしく感じるようです。

新人を人事部に配属する理由はいろいろあるとは思いますが、中には配属後半年程度で管理職研修の担当になった新人から、「うちの管理職は○○の点が弱いので、次回の管理職研修ではその点を強化して欲しいと思います」などといった要望を受けると、入社後間もない新人が上司である管理職の研修を語ることに正直なところ、違和感を持つことがあります。同時に「果たしてこの配属は良かったのだろうか?」と首をひねりたくなることもあります。

それでは、新人でなければ、どういう人が人事部に配属されると良いのでしょうか。これもまた、業種業態によっていろいろな考え方ができると思いますが、私は人事部は実は文系のみならず理系出身者の活躍が期待できる部門なのではないかと考えているのです。

昨日と今日、ある製造業の新入社員研修を担当させていただいたのですが、その企業の人事担当者3名の方が3名とも、まさに理系出身者でいらっしゃるのです。

それぞれ専門や経験を生かして学校訪問をしたり配属先を決定したり、さらに理系出身者ならではの統計や分析を駆使して、今後の年齢分布を考慮した採用人数の提案を経営者にするなど、とても活躍していらっしゃいます。

製造業では、技術部門や開発部門は企業の根幹にかかわる大切な部署ですから、技術者の育成をはじめ要員の配置、採用はとても重要な人事戦略の一つと言えます。

それを畑の違う文系出身者でなく、理系の技術職を配置してこれらの職務を担わせるのはとても意味のあることだと、今回3人の担当者の方々とお会いして改めて思いました。

人事の領域は多岐にわたります。採用や育成のみならず、考課、労務管理、福利厚生、さらにメンタルヘルスなども人事の仕事です。

2日間、この企業のご担当者とご一緒させていただき、改めて人事の仕事を文系の仕事と固定的に考えるのではなく、是非、経験を積んだ理系の技術者の方を配属することを人事戦略の一つとして考えてみてはいかがでしょうかと思ったのです。

(人材育成社)

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社長訓示と「お砂糖ひと匙で」

2015年04月05日 | コンサルティング

4月1日、日本のあちこちでたくさんの会社が一斉に入社式を開きました。この春の新入社員は約75万人だそうです(厚労省調べ)。この画像は、たまたま私が近くの会社の前を通りかかったときのものです。新人たちと会社の経営陣が仲良く、楽しそうに記念写真を撮っていました。

入社式といえば社長訓示です。新聞記事からいくつか拾ってみました。

社会人・企業人としてどうあるべきか、或いはどうなってもらいたいかということを、3つ申し上げる。
(1) 目の前の仕事を大切にして欲しい
(2) 信頼される人間になって欲しい
(3) 企業文化を継承して欲しい (三菱商事)

自らの能力や限界を絶えず広げ伸ばす努力をしながら、困難な状況にも挑戦して下さい。仕事に前向きに取り組めば、自分の仕事、専門分野に関する能力はどんどん身についていきます。(IHI)

若いうちは、ハンディキャップを前向きに捉えると、挑戦自体が楽しいものになり、乗り越えたときの喜び、自らにつく実力は、平々凡々とした状況と比較すると、はるかに実力をつけられるようになると思います。(ソフトバンク)

他にも、大企業の社長訓示には「非常に大きな期待」を新人に寄せているものが多いようです。困難や挑戦、企業文化といった重い言葉も目立ちます。もちろん、そうした期待に応えるだけの力があるからこそ、厳しい競争を勝ち抜いて入社してき人たちなのでしょう。

さて、今年の新入社員に私から一言声をかけるとすれば・・・「どんな仕事にも楽しい要素はあるので、それを見つけてください。」といったところでしょうか。これは、メリーポピンズの中の「A Spoonful of Sugar(お砂糖ひと匙で)」という歌の一節です。

In every job that must be done. There is an element of fun you find the fun and snap! ・・・

この先困難な仕事もたくさん待っていると思います。それでも、仕事の中にちょっとした楽しみのかけらを見つけることができる人は、きっと伸びる人だと思います。

(人材育成社)

 Spoon Full of sugar - Mary poppins - YouTube

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なぜ寒冷地の人の背は高いのか

2015年04月01日 | コンサルティング

「オランダの選手って本当に背が高い」「どうすれば北欧の選手のように大きくなれるんだろう」

オリンピックやサッカーのワールドカップを観戦するたびにこう感じるのですが、日本人選手との身長差は歴然としています。

では、具体的にどれくらい違うのだろうと思い改めて調べてみると、オランダ人の平均身長は男性181.7㎝、女性166.8㎝で、世界第1位の高さです。以下、2位デンマーク、3位アイスランド、スウェーデン、ノルウェーと続くのですが、この5か国はいずれも平均身長が180㎝を越えています。(OECDのSociety at a Glanceの身長の国際比較より)

では我々日本人の平均は何㎝かというと、答は男性171.6㎝、女性158.5㎝です。男性で比較すると、最も平均身長の高いオランダ人より10㎝低いことになります。

一方で、日本人より平均身長が低い国はヨーロッパではポルトガル、アメリカ大陸ではメキシコ、アジア・太平洋では韓国、モンゴル、中国などの東アジア諸国、及びマレーシア、フィリピンなど東南アジア諸国、そしてインドとなっています。

こうしてみると、どちらかというと全体的に寒い国の方が背が高い傾向があるように感じます。

それでは同じ国の中ではどうなのかと思って日本を調べみると、ある調査では県別の5年間の平均身長の1位は秋田、2位青森  3位富山、以下、北海道、新潟、福井と続きます。逆に低い方は九州地方が多いとの結果になり、平均身長は東北北陸地方の県が高く、九州、四国、中国地方の県が低い傾向があるようです。

このように世界と日本の調査の双方の結果からは、どうやら地域の寒暖の差と身長の間には何らかの相関があるように思えます。

そう考えて調べてみたところ、「べルクマンの法則」というものがあることを知りました。これによれば、温暖地域では熱を発散させるため体重あたりの体表面積を大きくしなければならないので体長は小さくなり、逆に寒冷地域では体長は大きくなるのだそうです。確かに調査結果は、この法則のとおりのようにも思えます。

さて、話は変わりますが、本日4月1日は新年度のスタート。多くの企業で入社式が行われました。新入社員のそれぞれが夢と期待を持って、新しいスタートを切ったことでしょう。

かくいう私も、数十年前?の今日、晴れて社会人になりました。思い返せば私の新人時代、女性に圧倒的に人気があったのが、今でいうキャビンアテンダント(当時のスチュワーデス)で、私の友人の中にも実際にキャビンアテンダントになった人が数人います。

残念ながら、私自身はもともと身長と視力で応募条件に満たないことがわかっていたため、キャビンアテンダントに憧れることすらかなわなかったわけですが、視力はともかく身長は寒冷地に行けば、もしかしたら何とかすることができたのかもしれない・・・と今になって冗談半分で思うことがあります。

さて、現在キャビンアテンダントに以外に身長制限がある職業にはどのようなものがあるかご存知ですか?

例えば、SP(セキュリティポリス)は女性で170㎝以上が制限となっており、かなり厳しい条件になっています。仕事柄当然と言えば当然なのでしょうが、職業選択に身長がネックになっている人は「べルクマンの法則」にしたがって寒冷地に行けば、きっと問題は解決するのかも・・・。実際のところどうかはわかりませんが、今日4月1日はエイプリルフールですから、ついついそんなことを考えたくなってしまいます。

 (人材育成社)

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