人材育成社のブログ

 人粒を実らす人材育成の日々
(一粒=ひとつぶ)

生産性は「おしゃべり」の量に比例する?

2017年07月09日 | コンサルティング

忙しい職場でちょっと一息つきたいと思っていると、同僚の1人が声をかけてくれました。これ幸いと一緒に休憩コーナーに行き、自動販売機のコーヒーを手に向かい合って座りました。仕事の進み具合を聞いてみると、どうやら今日は2時間くらい残業になりそうです。「じゃあ、少し手伝おうか?」と言うと、「ほんと!?助かるよ。」そんなやり取りを10分弱ほどした後、オフィスに戻りました。

工場の生産ラインでは一斉に休憩をとります。従業員は短い休憩の間、他愛の無いおしゃべりをします。昨日のテレビ番組がどうだったとか、ひいきの野球チームが負け続けているとか・・・。休憩が終わると、一斉にラインに戻って作業を続けます。

最近読んだWebの記事で※、MITメディアラボのPentland氏は「銀行、軍隊、ITコンサルタント、その他を調査した結果、いずれの場合も従業員が同じ時間に休憩をとるなど、対面して会話を持つことが、生産性を向上させる」と述べていました。そして、「組織が成功する要因は同僚とのやり取りの量であり、内容は無関係」とのこと。「単なる暇つぶしのおしゃべりでも、話しをすればするほど生産性が向上する」のだそうです。

なんということでしょう!おしゃべりが多いほど仕事がはかどるというのです。

今まで「無駄口をきいていないで、黙って仕事をしろ!」と部下を脅し続けてきた管理職の面目は丸つぶれではありませんか。

さて、この記事を読んで、私の経験に照らし合わせて考えてみたことをまとめてみました。

(1) おしゃべりの量と生産性は正の相関関係にある
(2) ただし、おしゃべりの効用は逓減し、やがてある水準を超えると低下する
(3) 上記(1)(2)が成立するのは従業員の能力にあまりバラツキのない集団に限る

前回のブログにも書いた「収穫逓減の法則」が働くということです。そして、メンバー間に能力の差があまりないことも大変重要な点です。

つまり「おしゃべり生産性」は一般的な原理とはいえないということです。

MITの上を行く(!)当社は、貴社の生産性を最大限にする「最適おしゃべり量」を測定いたします。そして管理者を対象に、最適水準を維持する能力を身につけることができるトレーニングも合わせて実施いたします。

どうそお気軽にお声掛けください。

※ Social Physics - MIT Technology Review

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