人材育成社のブログ

 人粒を実らす人材育成の日々
(一粒=ひとつぶ)

中小企業の強みとは

2017年06月18日 | コンサルティング

 「価格や納期の短さでは大企業にはかないません。ですから、無形のサービスの質を高めたい。そのためには社員に頑張ってもらわなければなりません。そこで、今日はこのセミナーに参加しました。」

これは、先週担当した「『ほめる』『叱る』で上司力アップ」セミナーの参加者の一人の言葉です。この方は社員数30名ほどの製造業の取締役部長で、課長と一緒にセミナーに参加されたとのことでした。冒頭の言葉を伺う前から、丁寧にメモを録り熱心にロールプレイングに参加していた姿が印象に残っていたのですが、この言葉を聞いて合点がいったような気がしました。

一般的に中小企業は大企業に比べ、「ヒト・モノ・カネ」をはじめとした経営資源が少ないと言われています。実際にこれまでにもセミナーの中で「いかに経営資源が少ないか」を一生懸命に訴えられる方に何度となくお会いしてきました。

しかし、それでは本当に中小企業はすべての経営資源が少ないのでしょうか。そして、大企業の方がすべての点で優れているのでしょうか。

これまで弊社がコンサルティングを担当させていただいた中小企業の中には、SWOT分析や損益分岐点などを確認してみると、独自の技術やノウハウなどの強みを持っているところが多数ありました。

つまり、こうした企業ではきちんと自社の分析をしたことがなかったが故に、自社の強みが何であるのかをきちんと把握できていなかっただけのことなのです。

こう考えると、一概に中小企業より大企業の方が優れているとは言えないと思うのです。

実際に、「先進性のある技術の導入」や「企画・提案の能力」、「販売の仕組み」などは大企業の方が優れているようですが、一方で「顧客対応の速さ、小口受注などに対する柔軟さ」、「アフターサービスの充実」については、大企業よりも中小企業の方が優れている割合が高いです。(中小企業のホームページより)

中小企業が得意とする顧客対応や柔軟な対応、アフターサービスの充実というのは、まさに冒頭で紹介した部長がおっしゃっていた無形のサービスの提供ということです。そして、この無形のサービスを提供するのは、まさに「ヒト」=社員です。

社員のやる気を引き出す。そのためには、社員を観察してほめるべきところは評価したり、反対に改善すべき点はきちんと叱ったりする。これが大切なことなのです。

適切にほめること、叱ること。これをやり続けることによって「ヒト」を育てること。中小企業の強みを明確にするためには、ここがポイントなのではないでしょうか。

 人材育成のホームページ

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