人材育成社のブログ

 人粒を実らす人材育成の日々
(一粒=ひとつぶ)

無能な研修担当者と馬鹿な研修会社が会社を潰す

2017年08月09日 | コンサルティング

2013年、ゼリア新薬工業の新入社員(男性)が新人研修中に自殺しました。研修で講師に、意に沿わない告白を強要されたことなど、強い心理的負荷が自殺の原因だったとして労災に認定されました。その両親がゼリア社と研修を受託したビジネスグランドワークス社、同社の所属講師を相手取り損害賠償を求める訴訟を起こしました。

さて、この事件に関して私は極めて明快な意見を持っています。

(1)くだらない研修をするビジネスグランドワークス社は潰れて無くなるべきである。
(2)そんな会社に研修を委託したゼリア社の研修担当者は無能である。
(3)無能な人間を研修担当者に配置したゼリア社の管理者・経営者はの無能の極みである。

企業の人事部門の研修担当者の中には次のようなことを平気で言う輩がいます。

「いまの若い奴は全然ダメだ」
「泣くくらい厳しい研修をやって欲しい」

こういう発言をする研修担当者が無能である確率は100%です。そんな無能な人間が、これまたくだらない研修をするビジネスグランドワークス社のような最低最悪の会社に新人研修を丸投げするなど、まったくもっておぞましい光景です。

しかし、こうした無能な研修担当者と馬鹿な研修会社は確実に世の中に存在しています。富士山の麓ででかい声を出させたり、夜中に何十キロも歩かせたり、そういうことを自慢げにうたう会社もいまだに活動を続けています。

そんな会社のホームページに受講者の声として「一体感が生まれた」「これからの厳しい仕事を乗り越える自信がついた」といった賞賛も載せてあったりします。

特にひどいのは「研修の最後は皆で感激のあまり抱き合って泣きました。」といった一文です。肉体的、精神的に追い詰められた後の解放感から感情が大きく動くのは、当たり前のことです。馬鹿馬鹿しいことこの上ありません。

こうしたクズ研修の成果が職場で発揮されることはまずありませんし、心を病んで退職した例もあります。メンタルヘルス不全を起こす人も少なくありません。

「昔はみんなそうやってきた」という人がいますが、昔が間違っていたのです。

「自分の若い頃は苦労は買ってでもしたものだ」という人もいますが、毎年経済が成長し、日々暮らしが良くなって行く時代には志(こころざし)があればなんとかなりました。当時と今が大きく違っていることはわかっているはずです。

昔と違って現代の若者はまじめで優秀です。
昔と違って現代の若者は自分の気持ちを表現するのが苦手です。
昔と違って現代の若者は人の気持ちを大切にします。
昔と違って現代の若者はまず自分責めます。

そして企業が「人」でできていることも、決して忘れないでください。こんな無能な研修担当者や馬鹿な研修会社がいつまでも野放しなっていたら多くのが企業は潰れてしまいます。

さて、今回の事件では、当社が多くの会社の従業員にインタビューし、労務学会や組織学会で国内外の論文を読み漁り、試行錯誤を繰り返して研修カリキュラムを考え、苦労に苦労を重ねて作り上げたものに泥を塗られた気分です。

自殺した男性の父上は「新人研修に警鐘を鳴らしたい」と話しました。

当社もビジネスグランドワークス社と同じ「研修会社」として一緒に扱われてしまうのかと思うと気分が悪くなります。

ゼリア新薬の新入社員、研修中に自殺 

講師紹介|効果の高い“実践型”研修のBGW

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