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「あなたはアナログ派ですか?デジタル派ですか?」

2015年10月21日 | コンサルティング

毎年10月の声を聞くと、途端に次の年のカレンダーや手帳がところ狭しとお店に並ぶようになります。ましてや10月も下旬になると、ものによっては売り切れてしまっている場合もあるようで、毎年こうした光景を見ると改めて「今年も残りわずか」と思う方も多いのではないでしょうか。

デジタル化が叫ばれて久しいですが、ある意味アナログの極みとも思える紙のカレンダーや紙の手帳は、人気が衰えるどころかますます種類が増えているように感じます。

さて、ここで皆さんに質問です。

手帳はアナログ派ですか?それともデジタル派ですか?

「段取り術」のセミナーで受講者にこの質問をすると、アナログ派とデジタル派の割合はだいたい半々程度に落ち着くのですが、今年の4月の朝日新聞の記事では「アナログ派は71%、デジタル派は9%、どっちも派は20%」と紹介されていました。

アナログ派は、「メモをとりやすい」、「見たいところをすぐに見られる」、「すぐに取り出せる」が3大理由で、反対にデジタル派は「入力や修正が簡単」、「検索しやすい」、「アナログの手帳を持ち歩くのは大変」を理由として挙げています。

以前、「段取り術」のセミナーで受講者からアナログとデジタルのどちらで仕事の管理をすると良いでしょうか?という質問を受けたことがあります。

それぞれ一長一短がありますから、一概にどちらが良いとは言えないのですが、段取りを立てる場合や仕事が予定通りに進んでいないという人には、私はアナログでの管理をお勧めしています。

スケジュール管理だけをするのであれば、自分の使い勝手の良い方でよいと思いますが、「仕事の段取り」をするためにはアナログで行う方が断然お勧めです。

なぜなら、デジタルはピンポイントの「点」で管理するのと比べて、アナログではある拡がりを持った「面」で管理することができるからだと思っています。

例えば、デジタルでは個々のスケジュールについてはピンポイントで検索でき、詳細に記録できるメリットがある一方で、その前後も含めた流れを一目でつかむことには必ずしも向いていないように思えます。

一方、手帳などのアナログの場合には、例えば「納期までにあとどれだけの時間があるのか」といった時間軸を視覚的にとらえやすいように感じています。

例えばスケジュールが遅れ気味の時などに、デジタルではそのことがピンポイントで突きつけられるような感じがするのに対して、アナログではもう少し時間的な広がりを持って前後を俯瞰して見ることができ、対応ができるといった印象があるのです。

つまり、手帳を開けることで納期までのスケジュールに余裕がなくなってきていることが一目瞭然にわかり、納期に向けてスピードアップすることもできるのです。

その他にも、紙の手帳であればパソコンやスマートフォンの電池残量を気にすることなく、いつでもどこでも記入することができますし、時間がない時には殴り書きや暗号書き(自分だけが理解できる書き方)もできるわけです。

このように、私は断然アナログ派なのですが、もちろん自分はデジタルの方がいいという方も多いと思います。

 いずれにしても、今年もはやくも残り2月少々です。自分に合ったやり方で2015年をよりよく締めくくれるように、もう一度スケジュールやタスクをチェックしてみませんか。

 (人材育成社)


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