月想記

戯言日記

蛇腹夫人とタイツの下人

2016-06-21 | 音楽
6月20日(月)西荻窪音や金時の「蛇腹夫人とタイツの下人~屋根裏部屋の憂鬱~」へ。

蛇腹姉妹とあみ太さんによる魅惑の宴。
1月の共演から半年ぶりだったけれど、サーカスやら犬神家やら、あみ太さんの血みどろの
詞が冴え渡る新曲も盛り沢山♪
犬神家の一族のメインテーマには実は歌詞があったのだね!あみ太さんの妖艶な歌声で
ミステリアス感が倍増。







お馴染みミザルーは拡張版で、畳み掛けるあみ太さんの歌声に蛇腹姉妹お二人のアコーディオン
の力強くリズミカルな音色が絡んで、いつものミザルーとはまた違ったゾクゾクする展開に。
お二人のアコーディオンは予定調和でない予想外の広がりがあるというか、意外な方向に音が
進んで行くのだけどまとまりがあって、それがとっても気持ちが良い。

今回蛇腹夫人はあみ太さんで、下人は姉妹のお二人でメイド姿という意外な設定w
女装に見えないあみ太さんのパワフルな夫人姿に反し、蛇腹姉妹のメイド姿のなんと可愛い事!









もう見られないかもしれないあみ太さんの夫人姿。いや、きっとまた出逢えるはず。
蛇腹姉妹とあみ太さんの共演は、ぜひぜひシリーズ化してやっていただきたい〜!







私はアコーディオンは最も郷愁をそそる楽器だと思うのだけれど、今日も蛇腹姉妹の演奏を聴いて
いて子供の頃に見た夢の風景とか遠い記憶を思い出していた。
少し輪郭がぼやけているけれど、でも美しい色と匂いでこちらの胸を締め付けてくる・・そんな音色。
蛇腹姉妹のお二人は自分にとって今回2回目のライブだったけれど、巧みな手さばきと迸る熱情が
とても素敵。何より漂うオーラが良い。
あみ太さんの新しい面をまた引き出してくれてるとも思うので、ファンとしてはその広がりが嬉しい限り。
また幻惑の素晴らしい夜が再び訪れますように。。。。




↑この夫人の衣装は、以前うたかたマァケットで寫眞館ゼラチンさんが出品されていたのを購入した
ものとの事。あみ太さんの女装初めて見たけど、女装らしくなさすぎて何とも・・・ww

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犬神

2016-06-19 | 芝居
6月18日(土)座・高円寺にて万有引力の犬神を観た。

月が禍々しく残酷な光で照らす中、静々と語られていく悲劇の物語。
余りにも切なくて美しい。
呪術音楽劇とある通りシーザーの生演奏も迫力で臨場感に溢れていて、ラストの衝撃まで
舞台に魅入られて金縛りにあっていた。

犬加微(シロ)の存在がこの舞台の鍵になると思うのだけれど、以前青蛾館の犬神を観た
時に点滅さんが演じていたのが自分の中で大きく印象に残っていたものの、今回の曽田明宏
さん演じる犬加微も圧倒的な存在感だった。
姑の井内俊一さん、裁判官の森祐介さん等の巧みさ。
そして何と言っても月雄の愛おしさ。幼少期の前田文香さんも青年期の森ようこさんも、
どちらも透き通るような孤独と悲哀が滲み出ていてすごく良かった。
永遠のかくれんぼに終わりが来るかと思いきや、訪れる惨劇。
鬼の役は一生終わる事はないのか。ああ。

今回物販で万有の缶バッチを購入。目玉は舞台の衣装・小道具で登場したもの。
ライブで愛用してる帽子につけたい。


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双眼鏡の女

2016-06-13 | 芝居
6月5日(日)高円寺明石スタジオにて、劇団APB-Tokyoの「双眼鏡の女」を観劇。

初めて生で観るAPBのオリジナル作品。寺山作品は内容が予めわかってる事が多いけど、
今回は先の読めない面白さもあり意味やその後の展開をあれこれ想像しつつ、いつもとは
違った感じで非常に楽しめた。

今回写真家の横木安良夫さん撮影の写真集がコラボしていて、デジタル版は舞台より前に
ネットで、紙媒体は舞台会場にて販売。そこから作品の内容を想像しイメージを膨らませ
ながら舞台を観たのだけれど、写真と舞台では異なる世界を持ちながら絶妙にクロスして
相乗効果でどちらもより面白くなった。これは斬新な試み。

精神病院が舞台の老女の純愛物語。邪悪の象徴のような鴉はずっと彼女を見守っている。
戦時中の1日だけの恋。帰らぬ人をいつまでも待つ、その切なさと愛しさ。
変わるのは希望だけ。希望を胸に彼女は生き続ける。
じーんと心に余韻の残る良いお話だった。
出来るなら二人が再び出逢えるシーンが観たかった・・というような事を終演後に高野さん
に伝えたら「戦死してるしそれはない。」と思いっきり言われてしまったけれど、戦死
してるのは自分もわかっていて、だからこそ概念というか想念というか、そういう非現実の
中だけでも再び出逢えたらならな・・と思っただけなんだ。

高野さんの雪子は少女の可愛らしさを残していて、でも若い頃を演じている時とガラッと
感じが変わりその老女ぶりは見事。
健一役の前田さんが今回高野さんにひけを取らない熱演で、とても印象に残った。
彼は初めて観た頃よりどんどん素敵になって、輝きが増してきたように思う。
辻さんの振り切れ方はいつもすごいのだけれど、今回更に鬼気迫るというか圧倒される
すごいパワーがあった。
飯塚さんの遊女は色っぽく狂気に満ちていて、彼女の襦袢姿は艶がある。

脚本を書いた柴田優作さんは主宰の浅野伸幸さんであり、11年ぶりの上演との事。
多少今に合わせて変更されている部分はあるんだろうけれど、マッチに懐中電灯、歌と
踊りといったいつものAPBらしいアングラ感もあり、でもしっとり優しくて。
イベントで観た「少女コレクション」もどこか少女浪漫を感じるような内容だったけれど、
これらを浅野さんが書いたのかと思うと少し不思議な感じ。
オリジナル作品すごく良かったので、またぜひやって欲しい!

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エデンのもうちょい東

2016-06-12 | 音楽
6月10日(金)HEAVEN青山の『エデンのもうちょい東』へ。

柴草玲×NolenNiu-de-Ossi×ミーワムーラの素晴らしい三組の共演。
こんな清々しいライブは久しぶりだ。浄化された。いや天国へ昇華されたのか。

NolenNiu-de-Ossiは去年あみ太さんとの共演で観てからすごく好きになって、また東京へ
来たら絶対観に行きたいと思っていたので大感激。
喜多さんの伸びやかな声が本当に美しくて、ギターと三味線の胸に染みる音色、とる子さんの
優しくて暖かいピアノとアコーディオンにすっかり魅了された。
演奏する喜多さんの手元をガン見してきちゃったよw

デ・オッシの曲を聴いていると、いつもそよぐ風とか木漏れ日とか自然の風景が頭に浮かぶ。
あとこれは自分だけだと思うんだけど、曲によってはなぜか寺山さんの映画の世界を感じる。
舞台じゃなくて映画。心の奥深くのいつか見た夢の中の出来事。
後で知ったんだけど喜多さんは寺山と三島がお好きなんだそうで、無意識に何か共通する
ものを感じ取って惹かれていたのかな・・と、何かすごい感激した。

新CD「Pot-pourri」がこの日から発売との事で早速購入~。
サインもいただいて嬉しい限り。ヘビロテしております。



柴草玲さんは初めて生でライブを観たのだけれど、色々屈折しているものが乱反射して美しく
キラキラと輝いている・・そんなイメージ。とても素敵で愛おしい人。
鋭利だけど儚くもある、永遠の不思議乙女。

ミーワムーラも今回初めてだったのだけれど、少年のような佇まいのミワさんと燻し銀の
ムラシゲさん。親子のようにも夫婦のようにも見えるけど師弟関係のデュオ。
ミワさんの声がとにかくこれまでに聴いた事がないような声で、ザワザワと胸騒ぎがしたまま
心ごと持って行かれる。なになに、これは?
柴草さんがMCで「今日は天使が集まった。」というような事を言っていたのだけれど、ミワ
さんは正に天使の歌声だと思った。天使には性別がないから。
中性的で美しい、他の誰にも持ち得ないものすごい声の持ち主。

ラストは三組のセッションで、南国の歌(タイトルがわからない~。)とエデンの東の日本語訳を!
これがまた2曲共余りにも素晴らしくて、めっちゃ感動した。
普段アクの強い暗黒面を好んでいる自分だけれど、邪気のない美しい世界というのも素晴らしい
ものだと改めて感じたり。
心洗われた、天国に迷い込んだ、そんなひと時だった。

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ロックの翌日

2016-06-06 | 音楽
6月5日(日)自由が丘マルディグラにて、プラスマイナスクリーム×蜂鳥あみ太with
大和田千弘2マン「ロックの翌日」を観てきた。

自由が丘は自分には合わない街だなぁと行く度思うのだけれど、あみ太さんがいると
そこはいつもの空間に。この夜も素敵に振り切れておられた。
マルディグラは周りの小洒落たお店に比べると、そういう意味ではかなり自由が丘
っぽくない場所。ソファのシートはボロボロでテープで貼ってあるし、トイレの鍵が
壊れててノックが必須だったりw
MCであみ太さんが「自由が丘を歩いてる人の半数は小脇に犬を抱えている。」と言って
いたのが非常にツボでしたww







今回は新曲のお披露目もあり、死刑台行進曲、需要と供給、影のワルツ、ロンピ・ロンピ
、イエッサー、二度と、アラバマソング等を演奏。
この2週間怒涛のライブ祭りだったあみ太さんなのですが(私はほとんど行けてないけど)、
疲れを感じさせないいつもならではの全力パフォーマンスと見事な歌声。
ほんとに彼はエンターテイナー!!







約1年使用してきた新生姜ペンライトも、実は放り投げたり舐めたりと酷使した結果
壊れかけている事が判明。それでもあみ太さんは振り続けるのです~!w







今回大和田さんの後ろ姿しか見えなくて、ピアノを弾く手元は見えたもののお顔は
演奏中は拝見できず。最後の挨拶の時に写真撮ったものの見事なピンボケ(泣)
彼女の鍵盤を弾いている時の哲学的な表情とリズミカルで激な動きの対比がすごく
好きだ。生ピアノの音には酔わされる。
お話しする時にはずっと笑顔で、大きな瞳がキラキラしていてとても良い香りの
する素敵な女性。ほんと女神さまだ~。
大和田さんのピアノ大好きなので、8月のエロチカで蜂鳥姉妹と彼女の演奏が聴ける
のが今からとっても楽しみなのである。





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