月想記

戯言日記

露西亜の春~さきがけ!五月病~

2016-04-30 | 音楽
4月29日(金)渋谷ラストワルツのおいたわ姉妹×蜂鳥あみ太とザ・スパンデックス2マン
「露西亜の春~さきがけ!五月病~」へ。





GW初日の夜、ロシアがテーマのカオスなひと時。
オッパイがロシア語だと初めて知ったよ、ライラライw
強者どもによって奏でられた数々のロシア民謡風?なナンバー。ロシア語の単語が入ってる
だけだったり、雰囲気だけで全く関係なかったりw





あみ太さんの書く詞のグランギニョル感が好きだ。昨夜演奏されたスパンデックス版の一週間も、
月曜日にナイフとハンマー買ってきて殺戮の毎日を送る内容。
これテュリャ テュリャテュリャ リャ・・じゃなくてシュラ シュラ シュラ・・と歌っていて、
修羅 修羅 修羅・・って事なのね!?
あみ太さんの血みどろな歌詞の方が原曲より好きだなぁw
殺人ソングのトロイカ、また聴きたい!

スパンデックスの演奏は、ピアノでぶち殺すから始まりロホタンゴ、長い道を、一週間、万事休す
からのロンピロンピ、ボサノバなスピーク・ロウ等々。
いつもお茶目でキュートで素敵な、スパンデックスの皆様。







スパンデックス→おいたわ姉妹→セッションという順番で、おいたわ姉妹は懐かしのタトゥー!
ええ、ロシアですね。間違いないですねw
みとせさん久しぶりのライブなせいか、なかなかエンジンがかからなかった印象。
カタンさんは相変わらずの日比谷劇場。彼の歌はまるで短編映画を観ているよう。そこにあるのは
一つのドラマ。その巧みな表現力に圧倒される。
スパンデックスの時にゲストで登場し、久々にソフトバレエのカヴァーでFINALもやってくれて
嬉しかった~。封印しないで時々やって欲しい♪







ラストのロシアメドレーでのセッションはとっても楽しかった♪二組による怒涛のコラボ。
恐ろしや。おそロシア。









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田島ハルコ×チミドロ×蜂鳥あみ太=4号3マン

2016-04-18 | 音楽
4月17日(日)高円寺ウーハの「田島ハルコ×チミドロ×蜂鳥あみ太=4号3マン」へ。

テクノにあみ太さん達がどう対抗するかと思ったのだけれど、演奏が始まるとそれまでの空気が
一変して皆お二人の奏でる音に魅入られていた。この夜も素晴らしき世界を堪能。







あみ太さんは見た目のインパクトもさる事ながら、歌い出した時の衝撃がまたすごい。
麻矢さんの優しく力強いアコーディオンの調べに乗ってその声が放たれると、初めて
聴いた人は多分度肝を抜かれる。
その圧倒的なまでの世界観。異端児なれど、間違いなき実力者。
最高にいかがわしく、でもお茶目でチャーミングw





この夜もウーハの店内に浮かび上がった、おなじみ新生姜ペンライト。
いつも飲み込む仕草でシャッターチャンスを作ってくれるけど、今日はトイレで落としてしまった
ので絶対に咥えない!・・とあみ太さんwww





今回は影のワルツから始まり、ミザルー、地獄の百合、THIS IS NEW、イエッサーなどなど・・・。
ラストのアラバマ・ソングではジャケットを脱ぎ捨て、いつものお客さんを巻き込んでのあみ太
ワールドが炸裂。






↑全身網タイツは、この日おろし立てのおニューだったそう♪

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マジカル・ガール

2016-04-16 | 映画
カルロス・ベルムト監督の「マジカル・ガール」を観てきた。
観ようと決めていたのでネタバレするような記事やツイートは極力避けていたので、やっと
観られてスッキリ。良かった!w
衝撃のラストってこういう事か・・という、息を飲むような結末。

皆誰かの幸せを願ってそれを守りたいだけなのに、それが悪い方に噛み合ってしまう負の連鎖。
不条理、理不尽?
バッドエンドなのだけれど、なぜか救いのない程のやり切れなさはなかった。
バルバラはただの悪女じゃないし、ダミアンもルイスも愚かなだけの男ではない。完全に罪が
ないのはアリシアだ。
でもその罪のないアリシアから全ては始まっていて、ラストの惨劇へと繋がる。
なんなんだ、この無力感。みんなきっともっと幸せになれたはずなのに。
とりあえず、長山洋子の「春はSA-RA SA-RA」が頭の中をぐるぐるして離れないので、今も
聞きながらこれを書いているw

バルバラの少女時代のダミアンとのやりとりから映画は始まるのだけれど、美しく成長した
彼女には影があり何か大きなものを抱えているのを匂わせる。でも決してそれははっきり
明かされない。
お金の為訪れた障害のある富豪の元で見せた、綺麗な身体に残る無数の傷跡。
精神科医の夫とはカウンセリングで知り合ったのか?患者と医師の恋?

トカゲ部屋での描写とかが一切ないのが余計に恐怖を駆り立てた。終わりにする言葉の合図が
あの部屋に入る時には白紙で、それはバルバラの意思では終わりに出来ない事を意味する。
ダミアンの部屋の近くで見つかった時には顔は全く写らず、病院のシーンでいきなり包帯グルグル
巻きでボコボコに腫れ上がっていたのが、嫌でもこちら側の想像を膨らませた。

私バッドエンドは苦手なのだけれど、この映画はなぜだか好きだ。
ほんの少しずつ歯車が狂っていく悲劇と狂気。どの人物も憎めないからかもしれない。

長山洋子の他にスペインの楽曲「炎の少女」が素晴らしく、アルモドバル作品を初めて観た時に
やはりスペイン語の劇中歌に魅せられた事を思い出した。
フラメンコギターとスペイン語は、こちらに熱情を吹き込んでくる。

バルバラ役のバルバラ・レニーがとにかく美しい。とても引き込まれる作品。
エンディングが「黒蜥蜴」だったりベルムト監督の日本好きが随所に見られて、日本人としては
非常に嬉しい。


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蜜のあわれ

2016-04-14 | 映画
石井岳龍監督の「蜜のあわれ」を観た。

老作家と金魚の少女との現実と虚構が入り混じる幻想感漂う作品。
金魚の赤子の二階堂ふみがとにかくキュート。始めの子供らしくスッピンぽい感じから、後半
どんどん色香が増して女になって行く様がとても綺麗だった。
尾びれを表現したヒラヒラの赤い衣装もすごく可愛い。

老作家は結構な女たらしで、赤子以外にもいろんな女性が出てくる。
ユーレイとなって現れる昔の女ゆり子の奇妙なおかしさと悲哀感。真木よう子はいいなぁ。
死んでも尚ずっと好きな人の事を考えているって切ない・・・。
作家の愛人の教師役の韓英恵の幸薄い感もたまらない。
赤子とゆり子の突然の濡れ場には、想定外だったので少々面食らった。
ゆり子はヘテロだと思うんだけど、あそこで絡みを入れる意図は??



大杉漣演じる老作家は、地位も名誉もあるけれど寂しい男だと思った。
一人で死ぬのは怖いんだよね。赤子は彼にとって救いであり癒し。室生犀星は理想の女性として
赤子を書いたそうだ。原作読んでいないので、今度読んでみようと思う。

金魚売りの永瀬正敏もいい味出してるんだけど、とても印象的なのが芥川龍之介役の高良健吾。
出番は少ないけど、目力と佇まいがものすごい存在感だった。あれはカッコイイ!



赤子が動くとぽやんとした水音みたいなのが鳴って、私は余りこういうの好きではないんだけど
あれで金魚らしさを出しているのだろうね。いきなりのダンスシーンとかコミカルな表現も多し。
赤子役の金魚がすごく綺麗で見事な姿。金魚をしみじみ美しいと思ったのは初めてかも。
あの造形はすごい。自然が造り出すものにはほんと敵わない。


↑美金魚の赤子ちゃん♪
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聖キアーラの予兆

2016-04-12 | 人形
銀座で開催中の、マリアの心臓「聖キアーラの予兆」へ。

久々に沢山のカタンドールと出逢い、渋谷の地下の仄暗い空間で初めて対面した時の
魂の震えを思い出していた。この空間では時の流れが止まってしまう。

仕事帰りに寄ったので夕方だったけれど、まだ外は薄明るい感じだった。
ビルの6Fのカーテンも何もない窓がぐるりと囲んでいる部屋で、昼間はちょっと
まぶしすぎるのではないかと思った。
きっと昼と夜では全く見た感じが違うはず。私は夕暮れに染まっていく中で見る
事が出来たので、二つの狭間の顔が見られたような。

今回天野可淡さんの描く絵画を初めて観た気がする。人形もかなり大きいものから小さい
ものまで様々。会場中に可淡さんの息遣いを感じた。
他に出展されてる方の中では、やはり三浦悦子さんと恋月姫さんの人形がとても印象的で
目を引いた。あと染谷みち子さんの布のタペストリーと人形のコラボが圧巻!
染谷さんのタペストリーは赤や黒を基調とした和のテイストで、立体的で躍動感に溢れていた。
人形たちの魅力も倍増していて、所々に乗っている鴉がまた最高だった!
私はこういったキルトとか布の質感が好きなんだと、改めて実感。
染谷さんの作品はこれからちょっとチェックしたい。

マリアの心臓、大原にもぜひ行かねば・・との思いを強くした夜。

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