このマンガを詠め!サブカルエンタな道

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いまさらですが「20世紀少年」論評~序章

2007年02月25日 01時41分53秒 | 浦沢直樹
これまで他のブログでアップしたものを以下に再アップした上で、
一時の、なんちゃって連載終了、そして半年間の休載、連載再開したもタイトル変更と、
なにやら意味不明な展開とそれに伴う熱狂的な読者の当惑や失望、怒り、罵倒など、
多くの話題をさらいながら、最終章が連載中ですが、
ぼくなりの「20世紀少年」論を展開したいと思います。

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20世紀少年
2003.09.05-16:19:20
浦沢直樹の作品と言えば、「MONSTER」が定番化しているころに
スピリッツの別冊でこの「20世紀少年」の特集の雑誌を購入したのがきっかけだった。
それ以来、はまりまくってしまっているのだが、
この作品のモチーフとしているロックやヒーローや世紀末といった感覚は、
もろぼくの少年期とダブっていしまう。
そして、オウムやテロ、ウイルスといった現代病理がリアリティを与える。
「MONSTER」に通じる謎的なもの(ちゃんと読んだことないからあまりあたってないかも)
を受け継ぎながら、さらに独自の世界観を作ってしまっている。
ネット上では、首謀者のともだちが誰なのか、ケンヂは生きているのか、
といった議論が飛び交っているが、この漫画のすごいところは勧善懲悪が逆転に逆転していく、
らせん状のストーリー展開。
じつはともだちはケンヂなのだ、みたいな書き込みが出てくるのも頷けなくもない。
ただストーリーは徐々にどうにもおさめようのない展開になってきている。

どうやって完結させるつもりなんだ、浦沢先生。

というぼくも含めての愛読者の感想ではないのかなあ。
ただこれさえも、浦沢直樹の手の内のようで、なんだか浦沢先生がお釈迦様に見えてきたよ。

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ケンヂ復活!
2005.03.15-08:50:57
コミック派の方たち、ネタバレでごめんなさい。
でもでも、いてもたってもいられなくて書き込みしました。
今朝一日遅くコンビニでスピリッツを立ち読み。
最近は掲載してるかどうか、すでにドキドキなのだが、
今週もあっさり掲載。
プルートウをとりあえず書き上げたからかなあ。
と思いつつ読み進める。ストーリーについては割愛します。

が、最後のひとコマ
「俺はケンヂだ」
とサングラスを取った矢吹丈と名乗る男の目はまさしくケンヂ!

ばんざ~い、おもわず両手を挙げそうになりましたが、
とりあえず「おうっ」という意味不明の嗚咽のような奇声を出してしまいました。
2000年の血の大晦日で死んだことになって以来、
当然のごとく回想でしか登場しなかったケンヂ(ほとんど子供時代)が
ようやく姿を現したのです。
これまで矢吹丈として出てていたものの、
それがケンヂであることをにわかに信じられなかったのだが、
結果的にはやっぱりというオチでした。
でも、それ以上にケンヂの復活はファンがずっとずっと待ち望んでいたことで、
涙が出るぐらいに単純に嬉しいです。
そして、あの大晦日の夜に忽然と姿を消して、
いまこうして姿を現したケンヂのストーリーがこれから語られるわけで、
またしても浦沢先生にやられました。

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週刊ビッグコミックスピリッツで、1999年の連載開始からすでに8年が経ち、
コミックスは22巻まで刊行。

小学館漫画賞、文化庁メディア芸術祭優秀賞、
海外ではアングレーム国際漫画祭の最優秀長編賞を受賞しているらしい。(知らなかった・・・)

2006年3月に突然最終話が掲載され、「完」の文字が一頁に大きく描かれていた。
そして、「2007年新春、最終章登場!!(※早口言葉です。3回言ってみましょう!)」
と、熱狂的な読者を馬鹿にしたような連載中断とも取れる状況に
ネット上では多くの物議を呼ぶこととなった。

その後、NHKの「プロフェッショナル」に登場した浦沢直樹は、
そのときのことを“体調不良により連載を継続できなくなった”と弁明した。

そして、最終章が「21世紀少年」と意味深なタイトル変更により
(20世紀少年は完結したので・・・ということなのだろうか?)、
予定通り新春号の2006年12月25日発売号より連載を再開している。
さらには、実写映画化が決定し、2008年に第一部公開予定、ということは
当然第二部以降もあるってことですよね。

浦沢直樹は、同窓会でまったく覚えていない友人が自分を覚えていることの違和感や喪失感から
この作品は生まれた、と何かのインタビューで語ってたような気がするが、
同様のことを作中でもマルオに語らせている。
「案外子ども時代の記憶なってあいまいなものだ」
しかし、この作品はその曖昧模糊な子ども時代の記憶を辿ってストーリーは展開される。
そこに、辻褄の合わない難解さが生まれて、謎を深めさせているように思う。

次回は、再度22巻及び最終章6話(明後日には7話になるけど)を読み直し、
具体的な論評ができたら、と思いますが、そんなことができるほど
自分に余裕がないんで、与力があればアップさせていただきます。
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